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HARUのブログ

ラッパの事、普段の事、色々。

ちょっと前にこの三ヶ月位のスランプから脱出。といっても、バロックトランペットやピッコロトランペットでは問題が全く出ず、普通のベー管が一番問題な感じであった。(周りには分からないと思う)

ある日、夜中に湯船に浸かりながらふと思い付いた事を、翌日に身体の上で試したら一発解決。ある事への意識が過剰になっていたのを気が付かず。でも、音やコントロールからはマズイと感じてる状態が続いていた。

その意識の部分は低音へのアプローチ。

もう何年も改善出来ないか?と思っている低音でのアンブシュアのバランスだが、手を加えると必ず全体がうまく機能しなくなる為に、戻したりを繰り返していた。

バロックトランペットや大きなマウスピースで吹くナチュラルトランペットでは、上から降りてくるアンブシュアと全く同じバランスで自然に音が並ぶのに普通のトランペットでは少し手を加えていた。

音程やコントロールに少し限界を感じていた部分でもある。もちろん、現場では色々な手を使ってそれらをカバーするのだが気になっていた所。


そこを、スランプから抜けたヒントを基に改善出来ないかと、この二週間ゆっくりと取り組む。

大抵、アンブシュアや低音を特別に取り組むと上が駄目になったり全体の筋肉が強張ってしまい上手く結果に繋がらない(ハズィングも同様に筋肉に負荷がかかり過ぎてしまいコントロールを失うので、僕は勧めないし自分でもやらない。)

さて、取り組みつつ、意識が強過ぎたり、どうしても表面的な部分に意識が集まったりして紆余曲折、前進後退しながらある所に収まってきた。予想通りのバランス。

ここに来るには先ずは今までのサウンドやイントネーションに慣れた耳を先にチューニングしないと上手くいかない。こういう時は鍵盤やチューナーが便利。音が曇らない様に音程を正確に捉えて行く状態を丁寧に追うと、アンブシュアは中音域からのバランスをしっかり保ったまま下に降りて来られる。今までよりもっと変化の少ない精度。

この練習、今までは低音をさらうと、どうしてもコントロールや音色が大味になりがちで不調になっていた~イメージから外れる。

今回はそうで無くて、より自分のコントロールの精度が上がるのを感じている。コンディションも良くなる。低音域のサウンドの繊細な柔らかさも感じ取れる。

サウンド、イントネーション、アンブシュア、喉の歌う感覚、身体の支え がピッタリとバランスしないとはまらない。

この、はまった所を追い求めると最低音(今回の場合はベー管のファの♯)やその上のソの♯、シ、辺りが特に上の音をバランスよく吹くためのアンブシュアやその他のバランスをシェイプアップするのにとても有効な事を発見。それらの音の前にラ、シ♭ は助けになる。下のドからシに移る時にどれだけ同じ響き表情、アンブシュア、正確な音程でしなやかに動けるか?が手掛かりとして自分には良い。最低音でも唇は自然に閉じている。沢山の息も必要無い。喉はオープン~リラックスして歌っている。クールダウンの確認にも有効。(緩めるためで無く、ハイトーンへ繋がる良いバランスを確認する為に)
ペダルはこの延長上なんだと確信はしたがまだこれから時間がかかるかな。

プレスも最小限で済むし全てのバランスを感じ取れる。低音でオーというシラブルを使うのも余り勧めない。全体が開き過ぎて行きもオーバーブロウとなる~自分がなっていた状態はこれに近い。

最小限で適度な軽いプレス、下から上まで一定のバランスを保ったアンブシュア、自然な呼吸を生む身体の支え、どの音域でも自然に TA と話せる舌の自由さは(これが出来ればニュアンスとして様々なシラブルが使える)、ある時期には意識的に無視する~少し逸れていても許容をする方が良くても、最終的には全て必要な物だと思う。そこを判ってないと、癖は癖で終わってしまう。自分は器用で無く、素材としてもあまりラッパに向いているとは言えないが、一つづつ紐解いていくと枝葉が取り除かれて幹の部分が見えて来る。

今回は、その中でも一番大きくて見ないふりをして来た、出来ないかも?と諦めていた部分に手を出した。

そのおかげでこの先に進む方向が大きく広がって行く。これは楽しい。

因みに低音が自然なアプローチでスムーズに鳴らないマウスピースはモダンでもバロックでも真っ先にNGかな。(リードを吹き続ける、クラリーノを吹き続けるなど特殊用途を除く)低い音がスムーズにならないと「小細工が要る」と、高い音が楽でも何処かに変な抵抗を生む要素が有る事が多い。大抵そう言う個体はセンターを捉えられないので サウンドそのものの反応も遅い。でも、ヒトと言うのは何十分の一秒の違和感からもそれを察知して、強く吹いたり、舌の力を使ったりするから逆に音の頭がハッキリすると感じたりもする。
そこの違いが聴き取れないとマウスピース(楽器も)も選べない。

今のマウスピースはその辺りの不具合をマウスピースが教えてくれるというか、不具合が有るとコンディションが落ちるので逆に楽。

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中学生さん、1年前の状態よりほんの少しづつアンブシュアの大きな不具合が良い方向に修正され始めてる。出来ればこのままアンブシュアに触れないまま良いバランスの範囲まで持って行けないだろうか?これは完全に僕の力量次第。

耳が良い。低音は安定した良い音をしてる。中音の上辺りから極端に唇で音を掴み、プレスして息のスピードを上げる事が身体に染み付いている。それでも、音に対する意識が保てる範囲内では上の音も綺麗になってきたし、唇で音をつかむ動作も軽くなってる。気が強くて弱みを見せたくないタイプかな?(笑)自分がそうだからよく分かる(笑)
でも、端的にやるべき事ポイントを伝えて吹いてみせると一発で意味を理解する。
今は最初のとても難しい山を登ってるところだね。
今日の状態はいつものペースから悪くは無かったのだが、最近調子が良くないと… きっとこれは良い兆候。何かに気が付き始めたかも知れない。

その後は大人の方。
音の感じ方の壁を一つ確実に越えた。
1年ほど前にシラブルとバジングを止めてもらい、ビックバンドで使う楽器を軽い物を提案して息も軽くしてもらってから、ビックバンドで周りから注意を受けなくなったらしい。今日は声を出しながらどう耳を使うかって話をしてから、低音で唇を緩めないで喉で歌うアプローチを説明。舌は下げない。(オーにすると音程が下がり響きが拡散してしまう)楽に吹ける中音域から上も下も大きくバランスを変えない~シラブルはNG、息のスピードも大きくは変わらない。全ては「歌う」という事で決まる。リップスラーは唇の筋肉や舌を鍛える練習で無くて、喉を起点とした音の響き方の変化を見つけて定着させる覚える訓練。

何故かって話でナチュラルを大きなバロックマウスピースで吹いて聴かせて、低音でオーって口の中を広くした時のサウンドと音程を聴かせて、その後同じ様にモダンでも吹き、全く同じだと言う話をした。また、先日のメサイアを聞きに来て下さってたので、表現の上でのシラブルを説明しながらモダンとバロック両方で聴かせて、息のスピードや舌の位置で音域を変えていたら音楽上でのお喋りが自由に出来ない事を説明。意識的にタンギングをどの音域もTAと喋ってもらい全音域を整えて終了。レッスンを終えてからビックバンドにそのまま行くと楽なのだそう。

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色々と書きたいな、と思う事が有るのだけど、なかなか誤解の無い文章て難しくてちょっとブログを書く事から離れてしまってる。

今日は自分の練習の中で感じた事。

自分の練習だけって日がこの数日続き、試したい事が有り、大きなバロックマウスピースで孔無しの状態の楽器をメインにさらっていた。

それも今日までだったので、バッハのロ短調ミサを、エッガーの新しい MZ2 (これは以前からある同じサイズのモデルより格段に進化してると思う~ここを感じられるかが 大きい=マッチョ 的な考えから抜けられる肝かも知れない)と言うリムの内径が19mmえる大きなマウスピースを使い孔無しの状態で一時間かけて通してみた。

自然倍音しか無いし、孔を使ったセーフティなトリックも使えないので、当然ミスは出易いし、音程も難しい。が、ハイトーンとか耐久力は小さかろうが大きかろうが、楽器が変わろうが、その楽器のサウンドをちゃんと求めてバランスを保てば問題無い事が判った。余裕を持って通せる。
ここで大きいからギブアップしちゃうって時は吹き方の問題。(少なくても僕のコンディションの中では)

先週辺りにモダンでクラークをさらい直して感じた事がそのまま大きなサイズでも生きるし、此処に芯が有るんだなとじっくりと観察出来た。
音の高低を何処でどうコントロールするか。

大きいから鍛えなきゃってのは違うって芯から実感出来た瞬間、もちろん必要な力は使うが、大きなマウスピースでもマウスピース、楽器、吹き手のバランスがそれぞれ取れていて、コントロールを感じ取っていれば上までリラックスして行ける。

そうなると要はどれを好むかになる。どれを使った時にその人がその人らしい自然な音楽が出来るか。(周りとの兼ね合いも)

バロック音楽をやる上ではモダン楽器のピッコロを使うのがトータルな技術面では楽になるし、孔の有るバロック~無いナチュラルとなる程トータルの技術は大変になる。

でも、それぞれの色合いが有って、その高さの音を出し保つって意味では、マウスピースの大きさや楽器の違いで奏法の違いは少しも生まれない。

これは、例えばリムの形や音を含めたそれぞれにアジャストする過程を否定するものでは無くて、あくまでも芯の部分の話。

どちらかは良いけどどちらかが駄目ってのは慣れを除けば(この慣れか根本かの判断が出来るかは大切)やはり何処かに問題が有るって考えるのが良いと思う。結果的に早く良い状態に辿り着ける。

もちろん、普段大きなマウスピースを吹かない人が慣れるには時間が要るし逆も同じ。でも、突き詰めていくと関係無くなると言うのが理屈で無くて具体的に見えてきた感じ。

最終的にはどれを選ぶかであってどれが正しいかでは無い。吹き方も表明的には多少のアジャストは必要だけど根本は全く同じ。

という所まで辿り着けたので、明日からは来週に向けてモダンに戻そう。
まだ、細部までコントロールする為にはこの行き来に時間がかかる。

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半年ぶりにある学校のラッパパートのレッスンに行って来ました。まあ、基礎練習のパターンとか、その意味を意識する事はあまり残っては無いだろうと思いつつ(笑)

はい、基礎のパターンの楽譜自体を既に各自が携帯してませんでした(笑)
半年位開くって事は大抵そうなんです。
自然に減衰する音も何処かに飛んで行ってました。

ごく簡単なエチュードの楽譜の用意を伝えてあったのでそちらは用意されてました。
 

先ず、上級生も含めて皆一緒に、なぜ基礎をやるのかとラッパの倍音の仕組みを話して、簡単なスラーを一緒に吹きながら音を聴くことを意識する事を優先し、少しだけ身体と呼吸の事をやりました。そして、吹く前の準備の大切さを少し丁寧に説明。

残りの一時間はそれぞれの子に自らの問題を上げてもらって答える事に~これは与えられる事を待つので無くて、自分で求める事が大切なので。

最初の1年生、昨年の4月に初心者だった子から。昨年はコンクールへ関わった事、タイミングが合わなかった事で殆ど見てあげられなかった。

音階を吹いてもらったのだけど、上手く吹けない、音が綺麗じゃ無いって思いから我慢出来ずに泣き出してしまいました。

厳しくして無いですよ(笑)

でも、その子の思いは良く分かった。
いつの間にか、椅子に座っているその子の目線に合わせしゃがみ込み、自分の娘や息子に話す口調になってました。

「音を外したりかすったり失敗する事や上手く吹けない事を怖がったり、悪い事だと思わないで。そして、失敗した時に周りがどう感じるかなんて気にしなくて良いよ。失敗するから上手くなるんだよ。」


実は今日は最初から奏法の話は極力減らそうと思ってました。
それより、少し位癖があっても、力が入っていても、その人自身が出せる音の中でメロディを吹いて、それを自らのイメージに近づける事をやってもらおうと。

これ、音楽をしたいと思いそれに向かう時の最初の歩みでしょ?

奏法とか、システムとか、そんな事はひょっとしたら本当に先に進むまでは必要無いんじゃ無いのかな~?
ちょっと極端な言い方かも知れないけど、今までいろんな事を考えて来た中で最近強く思う事なんです。

例えば、頭の中に、「音を真っ直ぐ=息を真っ直ぐ」って回路が出来たらもうそこから自然では無くなる。ましてや筋肉の使い方なんてもっとずーーーーーっと後の事。

大きく道を外れなければ、その子が自然に成長するのを邪魔しないで見守り、きっかけを与えてあげるのが大人の役目では無いのか?と。

それじゃ、専門家で無い?
いえいえ、手本(本当に自らが手本になるかは常に自問自答しながら~真似て貰える対象になる事)を見せ聴かせて、タイミングを見逃さずに出来るだけシンプルなキーワードを与えてあげられるのがプロフェッショナルで、そのタイミングには手を抜かず伝え切る事が大事。でも、それ以外は変に口を出さない。少し位癖が有っても観察はするが見守る。
音を外すなとか、かするなとか、アドバイスとしては最悪。
ノイズがある場合も自然にノイズが消えて行くような方向へ。大体、ノイズって唇の何処かが上手く振動が起きてないから起こるので、消そうとすればする程余計にその部分は自然な振動を起こさなくなるから逆効果だと考えます。

じゃあ、たまにのレッスンで良いとはならず、短いスパンでレッスンを組むのは、大きく方向を誤ってない事を確認する事(もちろんずれてたら修正はします)=見守る事と次のステップへの声をかけるタイミングを逃さない為に必要。
子供が真似をする対象と出会う機会を減らさない意味でも大切。


今まで、基礎的な事を簡単なパターンを中心にレッスンする事が多かったのですが、大人の様に明確な意識を持って通われる方で無くて、学校などでは方法を教えるより先ずメロディを吹いてもらおうと。
いきなり、合奏の下のパートなんて上手くならない様にしてる様なものだし、大体つまらないし(笑)

殆どの子達はメロディを吹くって経験が少な過ぎる。鍛える為のロングトーンをするより簡単な音楽を自らの楽器を通して奏でる事の方がずっと大切。マウスピースだけの練習なんて儀式にしか過ぎない。
極論と思われるかも知れないが、感覚が育てば奏法は後から付いてくる。
(もちろん大きく方向をずれない様な気配りは大切)

赤ちゃんが歩く時に方法を教えますか?って話です。

先ず歩こうとする。歩きたいと思う。歩いてる大人や自分より大きな子を見る。

そこから立ち上がろうとして歩こうとしてフラフラしながらでも歩く事を覚える。

その間に言葉は必要か?
言葉が判らないからでは無くて、きっと必要無いんです。

ラッパ持ってメロディを吹いてみる。
楽に吹けない。でも、自分でイメージを膨らませて、誰かの真似をして、何度も何度も吹いてみる。

そのうち自らの不得意なところに気がつく。(気がつく様に声をかける事も必要かも知れない)
先に息がどうの舌がどうの、タンギングはこうでなんて… 話は要らない。
タンギングなんて「タ」て喋ってねで十分。リップスラーは一年位やらなくても問題無し~力がついて来て、ちゃんとしたコツを伝えれば簡単に出来ます。オクターブが自然に吹けてれば絶対に出来る。得意不得意なんて関係無い。出来なかったら説明する側の問題。

簡単なメロディが吹ける様になって、より難しい事をする時に出てくる問題に最小限の言葉がけを出来るのが一番良い。

今はそう感じてます。

30曲位、題材を置いてきたのだけど、さて一ヶ月後にどう変化してるか?
出来る範囲でドンドン読んでねと~絶対にやってね、とは言ってません。

上の話は本当に最初の段階の事です。先に進んで色々な意味で理解が進み、感覚が開いてくれば今まで書いてきた事を少しづつ話す事も出来る。

彼女が泣きたくなる様な思いを感じずに音を出し音楽出来ることを願って。

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ホント、誤字脱字の多い事… 汗
気が向いたら直そう。。

12/29 座席の指定も取ったし、駅までのバスの時間も調べて暗い内に出発。乗継が良過ぎて昼食が買えないので、駅でサンドイッチを買って万全。しかし、各駅停車の列車が5分ほど遅れてる。この程度のアナウンスが聴こえるようにはなっているのが面白かったが、ちょっと嫌な予感。でも、今までも少しの遅れは次の乗継も待って… それはICEと呼ばれる都市間の高速の列車同士の事で、、、あと1分待ってくれれば乗れたのに座席指定が"無"になる。流石ドイツ鉄道。この程度は当たり前の誤差だし、払い戻しなんて自己責任なので無い事は分かって居たが、コンサートが終わった事で気が緩み少し甘く見ていた。日本の様に列車の時間が正確な国は無いと思ってないとやって行けない。

違う列車で、違う駅で乗継。駅で調べてもらったのだが、その乗継が悪くてフランクフルトで1時間待ち。
しかし、駅でエスプレッソショットをダブルにした頼んだアメリカーノが美味しくてのんびりした昼食時間となる。


ところで、乗って来た列車の通路を挟んだ席に少しオドオドしたアフリカ系の若いカップルが居た。車内の検札が来る。チケットが無い、お金も… 女の子の方が英語で必死に言い訳をするが筋は通って無くて、女性の車掌は落ち着きながら決して事を荒立てない様にしつつ、しかし、ノーとハッキリ告げて去る。たまに銃を所持した警官が普通に席に座り乗っていて(職務中なのかどうなのかがハッキリしない…)車掌が呼びに来るのを目にしていたので、今回も… と思っていたが車掌はチェックする様に通り過ぎるが何も起こらず。男の子の方と目で挨拶をして、駅を降りた所でポリスが出迎えた。
当たり前だけど、現実を見た感じ。

ちなみに、挨拶を知らない者同士が交わすのは割と普通で、お店に入る時も入る側から「こんにちは」と声をかける。スーパーのレジでも「こんにちは」から「じゃーね」って感じで最後まで。日本と違うところは時間がかかっても細かいコインを渡した方が良いし、周りも何も言わないので焦らない。お年寄りがコインを探すのに困ってると、店員が手を出して勝手にコインを選んだり(笑)
昨年、東京で見たレジの深く帽子をかぶりマスクをして無言で作業をする店員、しかも何人も皆同じに見える状況とは対照的。あの時はちょっと寒気がした。。

話を戻して(笑)、当初の予定では14時にバド ゼッキンゲンと云う田舎町に着く予定だった。でも、1分の誤差で2時間遅れに。ところが、バーゼルの駅で少し急いだら30分早い列車に乗れた。

宿に到着。

実はこの宿に泊まって、宿のレストランで食事する事が自分へのプレゼント。でも、特別贅沢では無くて、スイスに泊まるより安価で食事を少し贅沢にしてもリーズナブル。お金をかけるという意味で無くて、心持ちがゆったり出来る意味での贅沢。
きっと自分が住むには田舎過ぎる。

実は訪れるのは二回目で前回と同じ宿。(あなたの事覚えてるって言った女性の言葉は本当か?)
季節は前回は9月。今回は12月の終わり。

散歩に出たら狙った通りとても素敵な空気と景色。

30kg超えの荷物を持って待たされたり急いだりして、宿に到着して小一時間程は動かなかったので少し暗くなりかかっていたが、それがまた雰囲気を醸し出していた。

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宿の目の前の教会。朝7時から鐘が、、と前回の事を記憶していたら、冬は6時だった。。サマータイムとウィンタータイムで調整されて無い… 見事に起こされた。

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ドイツとスイスを歩いて渡る為にライン川に渡された橋。

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橋から教会が絵の様に見える。

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スイス側の此処にベンチが有って暫く座って眺めていた。今回の旅で一番印象に残った風景。山の上から降りてくる車の明かりが見えたり。いつも、旅の終わりに少しだけ自分の為に何も考えないで街を歩く時間を持つ。その瞬間にそれまでの数週間が現実だったのか?一瞬分からなくなる。不思議な時間。

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この鍵の意味は分からない。前回は気が付かなかったか、忘れてしまっているのか。

散歩後にレストランでコーヒー飲み部屋でゴロゴロ。約束の19時にいつも旅の最後にバーゼルで会うSさんと食事。

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このスペアリブを求めて!

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この豚肉の料理も美味しかった。この付け合わせのポテト(ドイツの主食)も好物。
2人でシェアしてガッツリ食事。

12/30 上に書いた通り6時に起こされるがゴロゴロしながら、7過ぎに散歩に出かける。ドイツ側の川沿いを歩く。一番上の写真は朝にドイツからスイスを見た写真。昨日ボーッと眺めてた所からちょうど反対側。

少し寒いのと空気が澄んでいて心地良かった。

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昨日渡った橋。

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ずっと続く川沿いの路。

素敵な朝食後はまた荷物を引きずりバーゼルへ向かう。

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バド ゼッキンゲンの駅


バーゼルのドイツ駅でSさんに車でピックアップしてもらい、使っている楽器のエッガーの工房へ向かう。これも旅の恒例となって居る。
今回はマウスピースを二本選ぶ予定だった。孔無しのナチュラル用の新しいモデルから一本と、孔を使うバロックトランペット用に一本。日本で選ぶのは難しい。

なんとか選ぶ~新しいモデルを選ぶのに少し時間がかかった。帰国してからさらっているが、前モデルよりずっと進化してる様に感じる。オリジナルのコピーから発展して、しかも音色はより深く、コントロールも自由かつ安定してる。吹き比べて1つ大きく(0.5mmだけ… モダンマウスピースだと0.5mmは大きな違い)大きくした。個人的に一番バランスが良く感じた大きさだった。

バロック用も予想立てて選び少し手を入れてもらって、また少し国内で手を入れてもらってる~内側のメッキを剥がすだけ。
色々意見は有るだろうが僕には大きな部分。メッキ無しの物と銀メッキを吹き比べて色々考えて判断した。このモデルを選ぼうと思った事は、今回の旅のドレスデンでのセクションでもやはり必要だと感じた。イギリス人のDさん(あれ?名前を出していたかも…笑)がアドバイスや楽器の話をしてくれた事が一気に視野を拡げてくれた。

楽器の調整もお願いして、その後少しSさんと2月の為の合わせをしてバーゼルのスイス駅へ送ってもらう。いつも本当に感謝。

その晩はチューリッヒの空港近くのホテルへ。スイスは大丈夫だと思うが、フライト当日に寝坊や列車の遅れを心配するのは身体に良く無いので。

空港で夕食をとったが、ホント!物価が高い!!!
フードコートのカレーとお茶(水は硬水の様だったので緑茶を頼んだら砂糖入り… 迂闊だった。)で¥2800位って。。
美味しかったので、まあ良かったけど。

トラムでホテルへ。
安さを売りにしたホテル。
小綺麗(笑)
部屋の中にそのままシャワーブースが有りちょっとビックリ。でも、フロントも丁寧だし広さ日本のビジネスからは十分~お姉さんがやたら愛想の良いちょっとキャピッとした人でちょっと引いた。。

12/31 暗い内に起きて、、8時までは暗いので当たり前。一組しか居ない食堂で朝食。僕は朝食付きのプラン。スイスのホテルって普通に朝食3千円位するので他のホテルと価格が変わらず、WiFiや朝食が付いて空港からトラム二駅はリーズナブル。

その後空港へ。
チューリッヒからヘルシンキまで3時間。
フィンエアはヨーロッパ内は機内食が無くなったので、特別食をポイント(マイル)で注文しておいた。フィンエアの系列に乗る事は年に一回で他に使い道が無い。フィンエアは行きと帰りの空港がバラバラでも料金は変わらず、直線距離だとヨーロッパで一番最短距離、組み合わせも多彩なので使い易い。ヘルシンキの空港がとても使い易いのも好感度アップ~フランクフルト空港は広過ぎるし、厳しくて。。何故か、歩いてるだけでパスポートを見せろと捕まるし、要するに好きで無い(笑)



ヘルシンキ空港では、残った€10の使い道を考えて、クリスピータイプのパンとクラッカーを買う。しかし、またお腹が空き
我慢出来なくてホットドッグとコーヒーをカード払いで…フライトが1時間遅れだったので良かった。(笑)

後はひたすら食べてウトウトして帰国。

旅の前半からは比べ物にならない程緩んだ旅の最後。。




12/24 クリスマスイブ。この日は町は昼から殆ど全ての店が閉まる。街は静けさのみ。
少し前の、昭和の頃の日本のお正月を想像すれば判りやすいかも知れない。閉まる前に昼に何人かの日本人のラッパ吹きとピザを食べるが、Sサイズが30cm有ったのと、かなり疲れの蓄積が大きくて食べきれず、お持ち帰り(夜は一人寂しく残り物のピザと出来合いのレトルトで済ませる(笑))その後はmちゃんとラッパを吹く。夕方は週末のコソ練。この後の2つの演目が一番厄介。


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野菜のピザにアンチョビをトッピング。


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ワイマールの日の出も綺麗

12/25 二番を吹くFさんの車でハーメルンまで向かう。タイムスケジュールが段々と詳しく送られて来たりして、待ち合わせを電話で打ち合わせしたのだが、相手方が時間を勘違いしていてなかなか通じず。これはなかなか難しい。。メールを転送して解決。ハーメルンは一昨年に家族と共に行った教会で泊めていただいたホストも同じ方。とにかく曲が大変で滞在時間も短く慌ただしさだけが印象に残ってしまった。
18:00に着き21:00には教会を後にして食事して談笑して寝る~WiFiを借りて翌日の夜からの事の打ち合わせもする。

12/26 朝9:30からリハ。11時からミサの中で数曲の素敵なハイトーンが書かれたコラールとマニフィカト/バッハ のEs durの方。
昼食をティンパニ奏者のRさんの実家~前回の指揮で定年を迎えたカントライの方の家で頂いてから、バルト海のフェーマルン島へ途中ラッパの若い2人をピックアップしつつ向かう。ハンガリー人のT君とロシア人のAさん。
着いて1時間ほどでリハ。ラッパのある曲だけを抜き出して、WO1,2,3,6。流石にキツイので最後から~大変な曲からやってもらい事無きを得る(笑)
練習後はホテルでラッパ、太鼓隊で食事。

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ハーメルンはこれ一枚。。

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フェーマルンの多分メインストリート

12/27 朝は部屋からバルト海をら眺めてゆっくり。少しお土産も見る。
昼から
ソロ合わせと少し合唱でコンサート。
若い2人との演奏は本当に楽しかった。
彼等は共感してくれてコンサートはノッテたのが伝わって来たのが本当に嬉しかった。年齢的にはアプローチする側。しかし、彼等の方が彼の地での経験は多い。でも、そんな事は関係無いんだな~と。ちゃんと音楽を感じて、語法を学び、向き合った事はお互いに共感出来る。アンサンブルは成り立つ。同じシステムの楽器が揃った事もありとても心地良かった。彼等と是非また会いたい。一緒に演りたい。
少しだけ出たパーティーの先に出る時にコアのテーブルから「来年もね~」とドイツ語で言われ、指揮者からも来年もと言われ、誘ってくれたティンパニのRさんからも来年もドイツに来るのか?と聞かれ…
素直に友人に相談(笑)
あちらに行き沢山の演奏家と出会う事、たった4週間だが異国でその中に入り演奏して普通に音楽家として暮らす事は自分を大きく前進させる。確かに身体もメンタルもキツくタフな旅で有るが何物にも代え難い。友人の助けがなければ実現しないし外の世界を知らずに生涯を終えていただろう。友人、そして、これまで出会い再会を喜んでくれる方々、長い期間留守にしても見逃してくれる(笑)家族に感謝。
また、今年末にフェーマルンに来たい。

パーティーの後はファゴットのAさんの車で600kmを5時間弱で帰還。

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部屋からの眺め。

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12/28 午前中はお土産の大人買い。(笑)
その後友人を訪ねてライプツィヒへ。
来年(今年)の相談や、この先のお互いの計画を話して数時間でワイマールへ。
夜はケムニッツで一緒になりこんなに話した事無い、、日本では話した事無いよな~と思いつつ沢山の話したり、助けてももらったK君と晩餐。

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お土産

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ライプツィヒ中央駅


ここまでが本筋の旅。
かなり端折っていますが本当に移動はキツかった。。良く身体が保ったな~と。これは毎年思うのだけど今回は一番ハードで初めて旅行中に風邪をひいた。

翌日からは旅の最後の工房の訪問。
今回は最後まで頑張れたらと1つだけ自分へのプレゼントを組んでいた。
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12/18 朝は少しゆっくりしたと思う~既に記憶が… ワイマールでは友人とアパートをシェアしてるトロンボーン吹きと一緒に食事をしたりしていた。ナイスガイで料理も上手い。ハーブの使い方が上手かったな~ グリューワインもマルクトより美味しくて帰国してからレシピを教えてもらい家で再現。
夕方に列車に乗りハンブルグへ。初めて会うビオラ奏者の家に泊めて貰う約束。しかし、リアルタイムで話せないまま、とにかくハンブルグへ。インターネットが使えないのがこの頃から支障をきたし始めて、ドイツテレコムのホットスポットを購入しICEの列車の中でチェックと返信。この先の予定や打ち合わせが全てメールで来るので今後は1ヶ月プランを購入かな~
駅で無事に会えてホッとする。

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美味しそうでしょ?

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家で再現したグリューワイン。

12/19 昨夜泊めてもらったDさんの車で北の町レックへ。後10km程でデンマーク。
古い小さな教会でコンサート。
夜はその日の指揮者の家に~翌日のフーズムの教会の直ぐ側。

12/20 この日の教会は歩いて向かう。もう一泊させて頂くので衣装を着て楽器だけを持って。この教会は以前も来ていて2回目。教会前の小さなクリスマスマーケットが賑わっている。少し歩くと小さな港が有る。静かな北の街。この日はスライドトランペットで少しと、トレルリのトランペット協奏曲。
終演後に食事をご馳走になるがとても質素。パンとチーズにオリーブ、ティー。
冬の寒い時に教会で冷えた身体の日本人には少し辛いと感じた。(でも、ご両親も80位で凄く元気に健在されてるのを見ると少し考えるところが有った)食後は酷く倦怠感が有ったがカードに誘われたりして、、、その日のうちには休む。(この後に風邪をひいてしまう… 暖まらなかった。お風呂に浸かるという習慣も基本的には無く、バスタブが無い所が多い。)

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12/21 朝食後にベルリン日本人に向かう。日本人のMちゃんにベルリンへも是非来て下さいと誘われて誘われていた。実は彼女に会ったのは一昨年のベルリンの駅が最初。ちょっとしたきっかけで話してでは会おうかと。ベルリンでフリーでラッパをガンガン吹いてる逞しい子。渡航して会う向こうで頑張ってる人達は皆さんが本当に逞しい。この出会いも自分への刺激となる。
なんか怠くて鼻がおかしい中ベルリンに到着して、彼女の家の近くに撮ってもらった宿へ荷物を置き、その後、彼女の彼氏と彼女が合わせをする教会に向かい僕は練習。
いや、ベルリン都会。街が大きい。移動のバスの中から見所を説明してもらう(笑)練習後はお似合いなカップルと共にインド料理。
これが身体をかなり元気付けてくれた。
海外に出て日本料理が食べたくなる事は一ヶ月程度では無いのだけど、冬は温かな食事が無いと(冷たいものが続くと)胃が動かなくなる事を渡航するようになり発見した。中華、その他のアジアン~コリアン、ベトナム、インディアンをチェックしておいて見つけた時は入るようにしている。

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北の町~フーズムの駅。


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インド料理~大好物のバスマティライスが食べ放題なのにこの日は量が食べれなかった。。



12/22 朝はゆっくり。しかし、昨夜、店主のサービスで出してもらった食後酒の強いお酒が酷く残り(一口にしたのに)頭痛が酷くて動けない。。フロントに部屋に有ったマグカップを持って行き、「これにいっぱいコーヒーを入れてくれない?」て聞いたら、堅物そうなマネジャーがOK。水のボトルとコーヒーで€3。ホテルにしては安価。
この人、英語で良いかって聞いたら「I hope」帰り際には日本語で「ありがとう。」?「スッゲー、日本語じゃん」と英語で返したら、ニヤリ、、無愛想な雰囲気で実はお茶目な人だった。
水分補給とコーヒー、シャワーで何とか昼のチェックアウトまでに動ける様になりMちゃんの家に向かう。そこでもひたすら水分を補給。その後に中央駅でその日初めて食事する頃には身体の中がが動き始めて、ドームを観光する頃には復活。ドームだけの観光になったが良い滞在だった。夕方にワイマールへ向かう。



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12/23 この日はワイマールでKくんと食事をして少しお土産などを見る。お土産って気がついた時や気になった時に買わないとなかなか見つからない。
今回は最初から少しづつ。
翌日の24~26まではスーパーなどが閉まるので買い出しも。夕方は練習。
続きから。

12/14 朝は暗いうち~8時過ぎに明るくなるので大抵は暗い、、、ワインガルテンはスイス近くの南ドイツで、この後に行ったレック、フーズムは北ドイツ。30分位は日の登りに差が有った印象でした。~7時過ぎに朝食を取りタクシーで最寄駅へ。
広い草原の中にある様な駅で少し寒かったのですが、心地も良かった。
そこから3回乗り換えて7時間かけてライプツィヒへ。
一度、友人の家に戻り荷物を置いてからWO(クリスマスオラトリオ)のリハーサルへ出かける。

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12/15 朝からゲネプロ。
その後一度友人宅へ戻り友人の手料理で昼ご飯を食べてから、日本で出来なかった楽器の調整をして貰いに日本人の中川さんの経営する工房へ行く。毎年、一度は訪れて長い時間話し込んでしまう。初めてお仕事をお願いしました。
その後は友人宅に戻り夜は本番。本番後は旅行にいらした知人の宿泊先を探すのをお手伝い~アパートを予約されていたのですが、これは探すのが難易度が高い。。先ずは日本とは住所表記が違う。看板が無い。しかも、夜。大きなアパートの一室でオーナーが出てくれなければ僕もお手上げでした。ただ、部屋は広いし安いし、キッチンも有るので慣れてる方にはお勧めです。

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12/16 渡航して初めてのオフ!
朝は少しゆっくりして11時頃から知人の案内~ドイツの街の仕組みやライプツィヒの知ってる範囲内の案内をしがてらライプツィヒの街へ。クリスマスマーケット、トーマス教会、ヘルダー教会辺りを散策して夕方に友人宅へ。さらってから夜は日本から持って行った食材と現地で仕入れたもので簡単なラーメンを作る(笑)
お子さんも含めて好評で良かった。
ただ、日本通の友人だが器が少し小さくて盛り付けが…

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12/17 朝から友人の運転でワイマールへ移動。午前中は歌劇場で子供のためのオペラを観劇して、昼からまた知人を少し案内して夕方はさらう。夜はこちらに来ている日本人の大学生とワイマールの音楽院の学生との合同のコンサートを聴きに出かけて、打ち上げにも出て友人のもう一つの家に帰宅。T教授に「すごく疲れてるけど大丈夫?」と… 実際ノンストップの10日間はかなり堪えて居たのは確か。。

ここで、写真が貼れなくなったので続く…


2012年より続いている渡航を今年も12月に行いました。2010年頃に知り合ったドイツ人のラッパ吹きと友人となり、お互いの演奏を聴き、一緒に吹き、そこから始まった交流です。日本からのツアーに乗るのでは無く、向こうから招聘(これは僕みたいな人間には先ず無いですね…)されるので無く、向こうの人達の演奏の中に突然入りコンサートに参加する。最初はそれぞれの団体とのやり取りも色々な方に助けて頂いてましたが、今年はかなり自らやり取りも行いました。

何時もは家から向かうのですが、今年は善通寺で毎年出演させていただいている四国学院のメサイアのコンサート後に列車に飛び乗り新大阪泊で、翌日関西空港よりヘルシンキ経由でライプツィヒに到着しました。 
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12/4 家を出発。昼過ぎに善通寺に到着~夜までリハーサル。 バロックトランペットを使う事もありソロの場所決めを少し慎重に。夜まで続きました。

12/5 リハーサルとコンサート。モダンオケの中でバロックトランペットの演奏は難しさを感じるけどなんとかなったと思います。終演後タクシーで最寄り駅に。全ての乗り継ぎに急いで0時頃に新大阪駅前のホテルへチェックイン。

12/6 朝8時過ぎにホテルを出て12時前の飛行機でヘルシンキへ。ヘルシンキで乗換えてベルリンに降りました。空港からバスで中央駅へ、そこからライプツィヒまではドイツ鉄道。ホテルから約24時間の移動。

12/7 友人宅で一晩寝て朝からドレスデンに向かう。最初のリハーサル。場所は地図に在るのに敷地に入る道がが見つからなくて、、汗だくでギリギリに到着。今回のセクションのイギリス人のボス、デビッド スタッフ氏に「走ったのか?俺はラッパに良く無いから遅れても走らない」って言われる(笑)
彼の演奏はとても美しくて音程やリズムも的確。他のリハーサルとの行き来も有り少しアジャストするのに苦労しましたが、何とか本番までには間に合った(と思う)。楽器についても思いも今迄考えていた事をアドバイスをもらって感謝。その日の夜はケムニッツでモダンオーケストラのリハーサル。
四国でのコンサート、フライト、時差ぼけのままのリハーサル2つ。渡航2日目でかなりキツイ状態でした。ロータリーは友人のモンケ。良い楽器でした。

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12/8 時差ぼけも有り、少し早めに目が覚めて朝焼けを見てから食事。朝10時からリハーサル。一枠で終わり、同じ様にドレスデンとケムニッツを往復するU氏の車でドレスデンに向かいました。昨日も彼の車でドレスデンからケムニッツへ。昼に大きなピザを食べてリハーサル。夕食を挟み夜9時まで。ケムニッツは ロベルト シューマンオーケストラのコンサートでハチャトリアンのソロラッパを15本ととソロオルガンを使う第3交響曲。そのソロの中の一人にラッキーにも参加させてもらいました。ドレスデンはとてもオーソドックスなバロック様式の演奏スタイル。1日のうちに楽器の違いだけで無くて、その変化に対応するのが結構大変。
リハーサル後はケムニッツまで各駅列車で1時間強。疲れてるのだけどアナウンスもはっきりと聞き取れないので寝過ごす心配も有り頑張って起きていて、ホテルに0時前に到着~時差も疲れもとれずにバテバテでした。

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12/9 朝からゲネプロ。軽く通して終了。本番は夜なのでここからの時間が大切な休息時間。クリスマスマーケットを散策しながら昼食を取って昼寝。
夜にコンサート。1日目は皆少し安全に?
終わってから劇場のオケでもあるこのオケのラッパの部屋で皆でビール。

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こちらの空の青さは日本とは違いますね。
好きな色です。

12/10 朝から録音セッション。今回のコンサートはラジオでの放送とCDの録音を兼ねてる。1時間程でラッパ隊の部分は録り終えて夜のコンサートまで休憩。
一緒だったK君と昼を食べてマーケットでお土産第一弾を購入。
夜のコンサートは録音用の音が録れてるので皆全開!でも、セクションの中は静かで各パートがクリアに聴こえてとてもエキサイティングな夜でした。

12/11 この日はホテルで、この四日間元気の源となった朝食をゆっくりと取り、車でドレスデンに移動してゲネプロ。
この日もラジオ放送が有り。
何とかイギリス人のボスのスタイルにアジャスト出来た。夜は0時過ぎまで観光名所の旧市街の端のエルベ川沿いのバーで飲む。しかし、ホテルのチェックインは22時まで… さあどうする?
此処で日本では考えられない、映画に出て来そうな展開を起きる…(笑)

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12/12 朝起きるも朝食でホテルのマネージャーに会うまではちょいとドキドキ。ラッパのメンバーがこのプロジェクト中に一度泊まり(僕がケムニッツに鉄道で戻った日)返しそびれた(笑)特別室の鍵を持っていてそこにソロリソロリと忍び込んで寝た(本当に)爆
マネージャーは「おー、来ないから心配してたのに泊まれたのか!それは良かった!!」それはこの国では有りなのか???
その後昼過ぎにチャーターバスで7時間かけてスイス近くのワインガルテンに移動。宿は食事の美味しいガストホフ。

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12/13 朝はゆっくり。昼はレストランの自家製のソーセージを食べて二回目のコンサート。そこでデビッドの作ったマウスピースと楽器の組み合わせを試させてもらうが、とても良かった。うーん、欲しいな~
夜はラッパ二人は夜通しドライブでベルリンへ向かい、僕一人はもう一泊。ドイツ語の案内を聞き逃しパーティーを逃してしまい、独り暗い宿へ。チョコとリンゴを食べて寝る。

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もう少し続けて切りたいのだけど写真が貼れないので続く。。。






少しの校正と《》内は補足です。

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遅くなりました。レッスンの補足です。

実は2点有ります。

先ずは仰られた息を吐く事について。息は吐くと言うより外に流れ出る。そしてそれをコントロールすると考えた方が理解しやすいと思います。上手く吸えれば息は外に出ようとする、外に出す筋肉が自然に働きます。
《最近読んだ記事の中に空気にも重さが有り、体育館いっぱいで象一頭分。その空気の圧力を身体は外に向けて圧力を作り押し潰れない様にしていて、肺も同じだそうです。入って来た息は外に出ようとする》少なくとも私にはその方が吐くことを意識するよりも何倍も楽なのです。呼吸は出来る限り自然なもので有り、しかも小さいと楽器を鳴らすためのエネルギーの循環が起こりませんから、自然の範囲の中で(踏ん張りが起こらない中で)大きな呼吸をします。深呼吸の吐く時にコントロールを効かせる感じが一番近いです。特別に強い音、ハイトーンで大きな音を吹き続ける時以外はサポート以上の力は殆ど必要無いと思います。もちろん力は使われているのですがそれは自然なルーティンワークでなくてはなりません。気持ち良く人に届く声で歌う事と変わりは無いですし、その範囲が拡がればより大きなエネルギーを必要とはしますが一瞬で無くなる程の息のスピードは音楽をするには向かないと思います。

次に唇の振動。
普段は《レッスンにて》意識的に唇の振動には触れません。なぜかと言うと、《そこに触れると》どうしても無理に振動を自らの力で産もうとしてしまうからです。アンブシュアと呼ばれるある程度のフォーム、楽器、ソルフェージュ、自然な呼吸のバランスが合えば唇はきめ細やかな振動を起こしてくれます。その時はあたかも全く力をかけずに勝手に音が鳴るような感じがする筈です。少しでも息が詰まる、苦しい、音を動かし難い時は振動が上手く起こってない。それはアンブシュアの問題というより全ての力のアンバランスやある特定の力の使い過ぎ、行為の負担が唇の振動の不自然さとして現れる言えると考えます。もちらん、それは音に現れる。基本的には音を聴く事で判断出来るのですが、唇の振動が自然にきめ細やかに起こっているかを少し感じてみて下さい。
とても繊細に大事に唇と唇の振動にも気を配ってみて下さい。
ただ、これは1つのアプローチに過ぎません。
上手くいかなかったらアプローチを元に戻して下さい。
マウスピースで出来るだけ小さくバジングをしてみて下さい。練習の初めにほんの2,3分までの長さで。間に休みながらなので実際は1分に満たないでしょう。実際に楽器を吹く時はその状態よりずっと楽な~マウスピースでのバジングができないくらいの力のバランスで適切な良いバランスとなります。
いま、感じて頂きたいのは歌い手が喉をいたわるやうな感覚、ラッパ吹きが唇やその周りの筋肉を労わる感覚です。そこを感じる事で何かが閃くかもしれません。

参考になればと思います。


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