大きいとか小さいとか、古いとか新しいとか。 | HARUのブログ

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ラッパの事、普段の事、色々。

色々と書きたいな、と思う事が有るのだけど、なかなか誤解の無い文章て難しくてちょっとブログを書く事から離れてしまってる。

今日は自分の練習の中で感じた事。

自分の練習だけって日がこの数日続き、試したい事が有り、大きなバロックマウスピースで孔無しの状態の楽器をメインにさらっていた。

それも今日までだったので、バッハのロ短調ミサを、エッガーの新しい MZ2 (これは以前からある同じサイズのモデルより格段に進化してると思う~ここを感じられるかが 大きい=マッチョ 的な考えから抜けられる肝かも知れない)と言うリムの内径が19mmえる大きなマウスピースを使い孔無しの状態で一時間かけて通してみた。

自然倍音しか無いし、孔を使ったセーフティなトリックも使えないので、当然ミスは出易いし、音程も難しい。が、ハイトーンとか耐久力は小さかろうが大きかろうが、楽器が変わろうが、その楽器のサウンドをちゃんと求めてバランスを保てば問題無い事が判った。余裕を持って通せる。
ここで大きいからギブアップしちゃうって時は吹き方の問題。(少なくても僕のコンディションの中では)

先週辺りにモダンでクラークをさらい直して感じた事がそのまま大きなサイズでも生きるし、此処に芯が有るんだなとじっくりと観察出来た。
音の高低を何処でどうコントロールするか。

大きいから鍛えなきゃってのは違うって芯から実感出来た瞬間、もちろん必要な力は使うが、大きなマウスピースでもマウスピース、楽器、吹き手のバランスがそれぞれ取れていて、コントロールを感じ取っていれば上までリラックスして行ける。

そうなると要はどれを好むかになる。どれを使った時にその人がその人らしい自然な音楽が出来るか。(周りとの兼ね合いも)

バロック音楽をやる上ではモダン楽器のピッコロを使うのがトータルな技術面では楽になるし、孔の有るバロック~無いナチュラルとなる程トータルの技術は大変になる。

でも、それぞれの色合いが有って、その高さの音を出し保つって意味では、マウスピースの大きさや楽器の違いで奏法の違いは少しも生まれない。

これは、例えばリムの形や音を含めたそれぞれにアジャストする過程を否定するものでは無くて、あくまでも芯の部分の話。

どちらかは良いけどどちらかが駄目ってのは慣れを除けば(この慣れか根本かの判断が出来るかは大切)やはり何処かに問題が有るって考えるのが良いと思う。結果的に早く良い状態に辿り着ける。

もちろん、普段大きなマウスピースを吹かない人が慣れるには時間が要るし逆も同じ。でも、突き詰めていくと関係無くなると言うのが理屈で無くて具体的に見えてきた感じ。

最終的にはどれを選ぶかであってどれが正しいかでは無い。吹き方も表明的には多少のアジャストは必要だけど根本は全く同じ。

という所まで辿り着けたので、明日からは来週に向けてモダンに戻そう。
まだ、細部までコントロールする為にはこの行き来に時間がかかる。

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