気が向いたら直そう。。
12/29 座席の指定も取ったし、駅までのバスの時間も調べて暗い内に出発。乗継が良過ぎて昼食が買えないので、駅でサンドイッチを買って万全。しかし、各駅停車の列車が5分ほど遅れてる。この程度のアナウンスが聴こえるようにはなっているのが面白かったが、ちょっと嫌な予感。でも、今までも少しの遅れは次の乗継も待って… それはICEと呼ばれる都市間の高速の列車同士の事で、、、あと1分待ってくれれば乗れたのに座席指定が"無"になる。流石ドイツ鉄道。この程度は当たり前の誤差だし、払い戻しなんて自己責任なので無い事は分かって居たが、コンサートが終わった事で気が緩み少し甘く見ていた。日本の様に列車の時間が正確な国は無いと思ってないとやって行けない。
違う列車で、違う駅で乗継。駅で調べてもらったのだが、その乗継が悪くてフランクフルトで1時間待ち。
しかし、駅でエスプレッソショットをダブルにした頼んだアメリカーノが美味しくてのんびりした昼食時間となる。
ところで、乗って来た列車の通路を挟んだ席に少しオドオドしたアフリカ系の若いカップルが居た。車内の検札が来る。チケットが無い、お金も… 女の子の方が英語で必死に言い訳をするが筋は通って無くて、女性の車掌は落ち着きながら決して事を荒立てない様にしつつ、しかし、ノーとハッキリ告げて去る。たまに銃を所持した警官が普通に席に座り乗っていて(職務中なのかどうなのかがハッキリしない…)車掌が呼びに来るのを目にしていたので、今回も… と思っていたが車掌はチェックする様に通り過ぎるが何も起こらず。男の子の方と目で挨拶をして、駅を降りた所でポリスが出迎えた。
当たり前だけど、現実を見た感じ。
ちなみに、挨拶を知らない者同士が交わすのは割と普通で、お店に入る時も入る側から「こんにちは」と声をかける。スーパーのレジでも「こんにちは」から「じゃーね」って感じで最後まで。日本と違うところは時間がかかっても細かいコインを渡した方が良いし、周りも何も言わないので焦らない。お年寄りがコインを探すのに困ってると、店員が手を出して勝手にコインを選んだり(笑)
昨年、東京で見たレジの深く帽子をかぶりマスクをして無言で作業をする店員、しかも何人も皆同じに見える状況とは対照的。あの時はちょっと寒気がした。。
話を戻して(笑)、当初の予定では14時にバド ゼッキンゲンと云う田舎町に着く予定だった。でも、1分の誤差で2時間遅れに。ところが、バーゼルの駅で少し急いだら30分早い列車に乗れた。
宿に到着。
実はこの宿に泊まって、宿のレストランで食事する事が自分へのプレゼント。でも、特別贅沢では無くて、スイスに泊まるより安価で食事を少し贅沢にしてもリーズナブル。お金をかけるという意味で無くて、心持ちがゆったり出来る意味での贅沢。
きっと自分が住むには田舎過ぎる。
実は訪れるのは二回目で前回と同じ宿。(あなたの事覚えてるって言った女性の言葉は本当か?)
季節は前回は9月。今回は12月の終わり。
散歩に出たら狙った通りとても素敵な空気と景色。
30kg超えの荷物を持って待たされたり急いだりして、宿に到着して小一時間程は動かなかったので少し暗くなりかかっていたが、それがまた雰囲気を醸し出していた。
宿の目の前の教会。朝7時から鐘が、、と前回の事を記憶していたら、冬は6時だった。。サマータイムとウィンタータイムで調整されて無い… 見事に起こされた。
ドイツとスイスを歩いて渡る為にライン川に渡された橋。
橋から教会が絵の様に見える。
スイス側の此処にベンチが有って暫く座って眺めていた。今回の旅で一番印象に残った風景。山の上から降りてくる車の明かりが見えたり。いつも、旅の終わりに少しだけ自分の為に何も考えないで街を歩く時間を持つ。その瞬間にそれまでの数週間が現実だったのか?一瞬分からなくなる。不思議な時間。
この鍵の意味は分からない。前回は気が付かなかったか、忘れてしまっているのか。
散歩後にレストランでコーヒー飲み部屋でゴロゴロ。約束の19時にいつも旅の最後にバーゼルで会うSさんと食事。
2人でシェアしてガッツリ食事。
12/30 上に書いた通り6時に起こされるがゴロゴロしながら、7過ぎに散歩に出かける。ドイツ側の川沿いを歩く。一番上の写真は朝にドイツからスイスを見た写真。昨日ボーッと眺めてた所からちょうど反対側。
少し寒いのと空気が澄んでいて心地良かった。
昨日渡った橋。
ずっと続く川沿いの路。
素敵な朝食後はまた荷物を引きずりバーゼルへ向かう。
バド ゼッキンゲンの駅
バーゼルのドイツ駅でSさんに車でピックアップしてもらい、使っている楽器のエッガーの工房へ向かう。これも旅の恒例となって居る。
今回はマウスピースを二本選ぶ予定だった。孔無しのナチュラル用の新しいモデルから一本と、孔を使うバロックトランペット用に一本。日本で選ぶのは難しい。
なんとか選ぶ~新しいモデルを選ぶのに少し時間がかかった。帰国してからさらっているが、前モデルよりずっと進化してる様に感じる。オリジナルのコピーから発展して、しかも音色はより深く、コントロールも自由かつ安定してる。吹き比べて1つ大きく(0.5mmだけ… モダンマウスピースだと0.5mmは大きな違い)大きくした。個人的に一番バランスが良く感じた大きさだった。
バロック用も予想立てて選び少し手を入れてもらって、また少し国内で手を入れてもらってる~内側のメッキを剥がすだけ。
色々意見は有るだろうが僕には大きな部分。メッキ無しの物と銀メッキを吹き比べて色々考えて判断した。このモデルを選ぼうと思った事は、今回の旅のドレスデンでのセクションでもやはり必要だと感じた。イギリス人のDさん(あれ?名前を出していたかも…笑)がアドバイスや楽器の話をしてくれた事が一気に視野を拡げてくれた。
楽器の調整もお願いして、その後少しSさんと2月の為の合わせをしてバーゼルのスイス駅へ送ってもらう。いつも本当に感謝。
その晩はチューリッヒの空港近くのホテルへ。スイスは大丈夫だと思うが、フライト当日に寝坊や列車の遅れを心配するのは身体に良く無いので。
空港で夕食をとったが、ホント!物価が高い!!!
フードコートのカレーとお茶(水は硬水の様だったので緑茶を頼んだら砂糖入り… 迂闊だった。)で¥2800位って。。
美味しかったので、まあ良かったけど。
トラムでホテルへ。
安さを売りにしたホテル。
小綺麗(笑)
部屋の中にそのままシャワーブースが有りちょっとビックリ。でも、フロントも丁寧だし広さ日本のビジネスからは十分~お姉さんがやたら愛想の良いちょっとキャピッとした人でちょっと引いた。。
12/31 暗い内に起きて、、8時までは暗いので当たり前。一組しか居ない食堂で朝食。僕は朝食付きのプラン。スイスのホテルって普通に朝食3千円位するので他のホテルと価格が変わらず、WiFiや朝食が付いて空港からトラム二駅はリーズナブル。
その後空港へ。
チューリッヒからヘルシンキまで3時間。
フィンエアはヨーロッパ内は機内食が無くなったので、特別食をポイント(マイル)で注文しておいた。フィンエアの系列に乗る事は年に一回で他に使い道が無い。フィンエアは行きと帰りの空港がバラバラでも料金は変わらず、直線距離だとヨーロッパで一番最短距離、組み合わせも多彩なので使い易い。ヘルシンキの空港がとても使い易いのも好感度アップ~フランクフルト空港は広過ぎるし、厳しくて。。何故か、歩いてるだけでパスポートを見せろと捕まるし、要するに好きで無い(笑)
ヘルシンキ空港では、残った€10の使い道を考えて、クリスピータイプのパンとクラッカーを買う。しかし、またお腹が空き
我慢出来なくてホットドッグとコーヒーをカード払いで…フライトが1時間遅れだったので良かった。(笑)
後はひたすら食べてウトウトして帰国。
旅の前半からは比べ物にならない程緩んだ旅の最後。。