少し前の、昭和の頃の日本のお正月を想像すれば判りやすいかも知れない。閉まる前に昼に何人かの日本人のラッパ吹きとピザを食べるが、Sサイズが30cm有ったのと、かなり疲れの蓄積が大きくて食べきれず、お持ち帰り(夜は一人寂しく残り物のピザと出来合いのレトルトで済ませる(笑))その後はmちゃんとラッパを吹く。夕方は週末のコソ練。この後の2つの演目が一番厄介。
12/25 二番を吹くFさんの車でハーメルンまで向かう。タイムスケジュールが段々と詳しく送られて来たりして、待ち合わせを電話で打ち合わせしたのだが、相手方が時間を勘違いしていてなかなか通じず。これはなかなか難しい。。メールを転送して解決。ハーメルンは一昨年に家族と共に行った教会で泊めていただいたホストも同じ方。とにかく曲が大変で滞在時間も短く慌ただしさだけが印象に残ってしまった。
18:00に着き21:00には教会を後にして食事して談笑して寝る~WiFiを借りて翌日の夜からの事の打ち合わせもする。
12/26 朝9:30からリハ。11時からミサの中で数曲の素敵なハイトーンが書かれたコラールとマニフィカト/バッハ のEs durの方。
昼食をティンパニ奏者のRさんの実家~前回の指揮で定年を迎えたカントライの方の家で頂いてから、バルト海のフェーマルン島へ途中ラッパの若い2人をピックアップしつつ向かう。ハンガリー人のT君とロシア人のAさん。
着いて1時間ほどでリハ。ラッパのある曲だけを抜き出して、WO1,2,3,6。流石にキツイので最後から~大変な曲からやってもらい事無きを得る(笑)
練習後はホテルでラッパ、太鼓隊で食事。
12/27 朝は部屋からバルト海をら眺めてゆっくり。少しお土産も見る。
昼から
ソロ合わせと少し合唱でコンサート。
若い2人との演奏は本当に楽しかった。
彼等は共感してくれてコンサートはノッテたのが伝わって来たのが本当に嬉しかった。年齢的にはアプローチする側。しかし、彼等の方が彼の地での経験は多い。でも、そんな事は関係無いんだな~と。ちゃんと音楽を感じて、語法を学び、向き合った事はお互いに共感出来る。アンサンブルは成り立つ。同じシステムの楽器が揃った事もありとても心地良かった。彼等と是非また会いたい。一緒に演りたい。
少しだけ出たパーティーの先に出る時にコアのテーブルから「来年もね~」とドイツ語で言われ、指揮者からも来年もと言われ、誘ってくれたティンパニのRさんからも来年もドイツに来るのか?と聞かれ…
素直に友人に相談(笑)
あちらに行き沢山の演奏家と出会う事、たった4週間だが異国でその中に入り演奏して普通に音楽家として暮らす事は自分を大きく前進させる。確かに身体もメンタルもキツくタフな旅で有るが何物にも代え難い。友人の助けがなければ実現しないし外の世界を知らずに生涯を終えていただろう。友人、そして、これまで出会い再会を喜んでくれる方々、長い期間留守にしても見逃してくれる(笑)家族に感謝。
また、今年末にフェーマルンに来たい。
パーティーの後はファゴットのAさんの車で600kmを5時間弱で帰還。
その後友人を訪ねてライプツィヒへ。
来年(今年)の相談や、この先のお互いの計画を話して数時間でワイマールへ。
夜はケムニッツで一緒になりこんなに話した事無い、、日本では話した事無いよな~と思いつつ沢山の話したり、助けてももらったK君と晩餐。
かなり端折っていますが本当に移動はキツかった。。良く身体が保ったな~と。これは毎年思うのだけど今回は一番ハードで初めて旅行中に風邪をひいた。
翌日からは旅の最後の工房の訪問。
今回は最後まで頑張れたらと1つだけ自分へのプレゼントを組んでいた。