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HARUのブログ

ラッパの事、普段の事、色々。

本日の工作~色塗り

簡易メッキを一番左のマウスピースとアダプターと一番右の一部に。
この画像もiPhone上で加工済み・笑

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因みにビフォーアフターの元画像。
モダンマウスピースはかなり磨か無いと上手くメッキが乗らない。メッキしてみたが失敗なので写真無し~~
24年使ってかなりくたびれ状態。資金を何とかして次に長く使える物を手に入れ無いと。

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左のシルバーが一番左のマウスピースに変身。
Macの銀色の本体が金色に光ってるのが分かる(笑)

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マウスピース一本が5000円位って実はとても安価過ぎると云う事を改めて感じている。
この三本は海外から取り寄せてこの状態にするのに調整や再メッキ、送料、税金、全てを含めてその5倍以上はかかる。バロックマウスピースの日本のメーカーは無いし。。
(それだけの時価が付くかと言うとそれは別、特に我が国は…、あくまでオーダーメイドなので他の人に合うとは限ら無い。だからこっそり持って行っても売れませんし、直ぐに出元は判る)

リムとカップはメッキの専門家に任せてそれ以外は家で簡易メッキ。内側はかけ無い。簡易メッキは0.2, 0.3ミクロンで色が付く程度で金メッキの効果は期待出来無い。
自分の手でメッキして居るのは一部に金メッキの効果が欲しいが全てに欲しく無い、口当たりは金の滑らかさが欲しいが吹き心地や音は出来るだけ変えたく無い、でも、見た目を統一したいから~特にメッキ前の状態が気に入って居る時は慎重になる。
工場でかけるメッキは数ミクロンから10, 20ミクロン位。それ位影響無いだろうと思う方もいらっしゃるかもしれないが、しかし、1/100ミリ単位で制御されたコンピュータマシンで製造して型がピッタリでも少なく無い個体差が出る(優れたマイスターはそこから手を入れて調整する。だから開発や調整など本当に手のかかったマウスピースが5000円なんて事は無い。)
1/100ミリは10ミクロン。そう考えるとメッキの影響は数字だけでも小さく無い。

実は短いマウスピースはハイトーン用のメインなのだけど、今回のメッキで思わぬ影響が出てしまった。どの部分に乗ったメッキで影響が出たのかは、工場でのメッキと云う性質上は細かい所が判ら無いのでピンポイントの修正は無理。下手に触るとまったく使え無くなってしまう。
前の印象が消えてもしっくり来なければ、もう一度最初から選び直す事になるかな。。
因みに常に影響が出る訳でもなくて、何ミクロンが影響しない場所と凄く影響する場所も有るし、オーダーメイドで作る時にメッキの影響を考えてあったり、もし変わってもメッキの後にも元のスペックを考えながら調整をすれば全く問題無い。今回は他の方のオーダーメイドの残り物でディスカウントコーナーに有った物で正確な元のデータが無いので修正も難しい。
金と銀でも影響の出方に差がある様に感じている。





2ヶ月半ぶりにモダン楽器で音出しをして5ヶ月位ぶりに高校の吹奏楽ラッパパートのレッスンへ。

先ず1年生。
初心者と経験者。
2人共にマウスピースの位置が低い。。。

唇の赤い部分に(特に上唇)マウスピースのリムの内側がのるセットだけは危険。
後から不具合が出る。アンブシュアに触れる事は少ないのだけどこれだけは避けられない。

楽器を持って最初の1週間が大事。
その後は何かの節目の度に指導者や先輩がちゃんと気にかけて上げた方が良い。

経験の有る子は難しい。本人の意思力次第。
マウスピースの位置を動かすのは根気が要る。
この状態の大抵の場合は体全体が反応出来ない状況になっているので動かした途端に音を出せ無くなる。

ただし、イメージと身体全体、呼吸が機能していればその日のうちにマウスピース位置を動かす事も可能なのも事実。

もう一つ。
無理矢理バジングを作らない事。自然に唇の振動が起きる様に。
マウスピースでの練習は勧めない。

学校を教えるときは先生に先ず1年待って下さい。次は3年と伝える。
ゆっくりとしっかりと積み上げれば良いサウンドになる。
同じ学校を教えていた江戸から来てた演奏家の方に『仕事先のトランペットのサウンドがする』って言ってもらえたり、この県と結びつきの強いオーケストラの講習会で『本当に中学生の音?』て言われる子が居たり、ちゃんと熟成期間をとれば絶対に良い音がするのに。



先日は天使の写真を貼りました。
その写真を探してる時に昨冬の渡独で巡った教会を思い出した。

二週間の間に9箇所の教会を巡った。
(その他の行程を含めて4週間でどれ位陸路で動いたのかと思い計算したら5000kmを超えて居た。)

街の中に有る立派な物。
復興されて新たに施された内装が本当に美しい物。
田舎の牧場の隣に教会、反対側に田舎のレストランが有ったり。

シーズンには本当に色々な教会でバッハのクリスマスオラトリオが歌われる。

ある街ではもう何十年(何百?)も続いてるクリスマスの街の大切なイベント。最初の日は第1~3カンタータを10代であろう迄の子供達だけの合唱で~これが、拙いところも有るのにその声の無垢さ、それ故にハーモニーが共鳴したときの美しさは涙もの。
聴衆も含めて教会が一体となって共鳴し合う。その場に居無いとあの空気は分からない。
二日目は大人の合唱。60代の泊めて下さったホストの方は子供の頃に子供の聖歌隊に居たそう。教会を中心にその町を愛してそこで生きてずっとバッハの音楽を歌い続ける。
そこに一番大切なものが宿って居るのだなと感じる。大人の歌も決して凄く上手では無いが、言葉の響きが綺麗で共鳴し合う。
オーケストラから合宿、ソリスト皆がそこを共有してる。
文化とか伝統ってそう言うものだなと感じた。きっとスタイルとかもそう言う様に何十年、何百年と受け継がれて変化しながら残って来た物。
我々東洋人が頭で理解しようとして出来る物では無い気がする。ただ、幸いヒトには想像力って物が有る。感じ取る、感覚を開く事を忘れなければその"時の流れ"に加われるかも知れ無い。

音楽は楽しむものだけど、全ての音楽って実はもっと魂に近い所に有ると思う。學問とも違う。人が生きて来た中で必然と生まれて受け継がれてきた物。
ジャズもそうだよね。

自分の友の演奏も好きだが、、、

彼のフンメルを生で聴いた事が有る。とても素敵で古楽器の名人でも有る様式美も備えた物だったと思う。彼はフンメルが指揮をして居たオーケストラの首席。正に伝統の中に居る。

彼の他に皆素敵だったが、特にあるお二人の演奏に心を奪われた。決して目立つ役割では無い。しかし、二人の音が手を取り合って空間を舞いながら、さりげなく全体を音楽の中へいざなって行く様が本当に素敵だった。第2カンタータの子守唄が絶品だった。



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友の所属する劇場の前に有るフンメル像。

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この写真はバルト海に有ったイス(笑)

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昨年訪れたドイツのとある町の教会の一番後ろの壁に舞って居た天使のラッパ。

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金のオーラを纏った音が聴こえそう。

いま自分の中に強烈に存在するイメージがそんな音です。

もちろん、様々な音楽で様々な表情の音が必要では有るのですが、何故か物凄く強い内側からのイメージが生まれてます。

と言うことで形から(笑)

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説明が怪しい英語なのは某所に英語で書き込んだのをコピペしたので。

The left long mouthpiece is Egger "SI・7 X" which has a slightly deep cup than SI7, 4,1mm bore, and the new shape backbore. This sound is so sweet and this control is stable. I think the baroque trumpet player who plays this size mouthpiece will like this. But I think if you want all round mouthpiece, the normal depth of the cup is better and a slightly small bore(4,0 or 3,9mm) is better. I will use this middle resister and some high notes. 
The right short mouthpiece is "SI7opt". But that has 3,9mm bore. I will use this normal high resister without like Brandenburg. That slightly big bore make rich high notes sound.



先ず音を聴いて下さい。
聴くと言う感覚を開いて下さい。

失敗しても何しても良いのでまず聴いて下さい。
修正もしないで下さい。

ベルの所の音で無くて空間の空気が共鳴する音を聴いて下さい。

準備だけはちゃんとしましょう。
さっきの良い音の真ん中の一番良く響いていた感覚だけを思い出してその為に全てを準備して下さい。時間を感じながら一瞬も止めないで。(本日の準備の意味はマウスピースの当て方も含めて具体的な物でなくただその感覚に成ろうとする事)

一言も、息、アンブシュア、姿勢、舌、に触れなかったけど全てが段々とバランス良く機能して行きました。修正もされていく。音も響く。
頭で考える事が意外に必要以上に自然な流れを疎外する。

例えば音を終わりを自然に余韻がつく様に息を加減してって考えるより音の終わり、終わった後の空気の余韻迄感じようとする方がずっと自然な消え方に成る。

有る程度の経験の有る人ならこれでかなり良い方向に行く。
もちろん、こちらが良い方向をイメージして先導しないといけないのだが。

自転車の乗り方と一緒。
最低限の知識が有れば後は自然に慣れる様に、身体が感覚を覚える様に。
いつでもその感覚を自らの中から引き出せる様に。
とりあえず走って曲がって好きな所にむかって止まるのに理屈は不要だし、我々はあまりにもマニュアルに頼り過ぎていると思う。目を開いて目的地を目指す様にイメージを明確に持って音を聴けば良い。

意識的なコツが必要なのはここから先のそれぞれはほんのちょっとの部分。
最近レッスンが楽しい。

前が嫌だった訳では無いけど。笑

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確実にその人の良い音を引き出せる自分の感覚を見つけた感じだから。
こちらに迷いが有ると受け手の良い所を引き出せない。

教えるので無くてその人の持って居る物を引き出す手伝いをするのがレッスンだと思ってる。

先ず聴く感覚を如何に開いてもらえるか。
そこからイメージを膨らませて確実な物に近づいて、それを起点にして身体が自由に動ける様に、身体が自然に良い奏法を選んでくれる様に。

そしてちょっと足りない事を方法のコツで足す。カバーする。後押しする。
でも、そこで感覚が閉じたりイメージが崩れるなら方法はリセットする。

自分が練習するよりずっとエナジーが必要。

モダンマウスピースの可哀想な状態。25年目。ラピスラズリ、クリスタル、ゴールドはお気に入りの色。
この一月にスイスのバーゼルに有るエッガーで楽器とマウスピースを一新した。
最初は音程や吹奏感の違うパーツを買い足してマウスピースも思い切って変えるつもりは無かったのだが、購入し易い様に工房側の好意を得て、実際に何十通りの組み合わせから二本の楽器を組み立てて行くうちに今迄使って来たタイプとは全く異なる物に仕上がった。


前の組み合わせはCDなどのクレジットから大体の当たりを付けて選ばずに個人輸入した物。今回は現地の知り合いの助けを借りながら、延べ10時間吹いて各パーツの個性や優劣を感じ取り易い組みあげた物~モダンの出来上がった楽器を選ぶのと比べて何倍、何十倍の神経を消耗し、なんとか二日間で知り合いの物を含めて二本の楽器を組み上げた。

大きく違うのは、、全部(笑)

しかし先ずベル。

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大きさも開きも違う。
当然に音色も音程なども違う。
自分には大きなベルの方が合ってるとこの何ヶ月かで気がつかされた。先ず、モダンとの行き来が楽。響きの中で高音時倍音の豊かさが自分には魅力。ただし、バロックマウスピースを使わないと程よい響きにはならない。

音色は上にも書いた通り、マウスピースをフラットなバロックのリムとそこにエッヂの有るカップにした事も大きい。サウンドを意識的にコントロール~息づかいなどの技術を必要以上にコントロール~しなくてもそのサウンドが得られるからだと思う。全ては出てくる音の為で有り、そこに違和感を感じる事で必要以上に力を消耗する。

そして、マウスパイプもその先のクルークと呼ばれる調性を換える管も今迄とはタイプの違う物を選択して音程感もかなり変わった。
意外に大きかったのがマウスパイプとクルークの間のパーツを手打ち製法の物にした事。これで音の質感は劇的に変わる。


普通のラッパだとペダルトーンに鳴る第二倍音が響き易い。これはモダンに物凄く生きる。息を増やして吹き抜く様なメダルは実は本当に効率が良いとは言えないのでは?と云う疑問を大きな実感とさせてくれた。まだ、未完成だけどここが息の強さで無くて、ツボを捉えて効率良く空気を共鳴させて響く感覚は音そのものを豊かに響かせる物に繋がると思う。
ハイトーンもシラブルなどの息のスピードに頼る方法だとこの楽器のサウンドの意味が薄れてしまう。歌う事に因る喉のポジションやそれによって自然に起こる舌のポジションの変化~ただし前から見て舌の中央は常に下がって居て「e,i」では無い、アンブシュアの変化、そして何より体の中を含めて響きがどう身体から外の空気に共鳴して行くかが大切な感覚でも有り技術で有ることに気がつかされる。

鐘の音の様な自然に空間に消えて行く音。
そうで無いと楽器にはそっぽを向かれる。
もちろん、孔の開いたバロックトランペットではモダンマウスピースで吹き倒してしまうことも出来るが、バロックの物でそれをやると本来の響きからは遠くなってしまう。孔無しナチュラルではそんなコントロールは不可能。ただの下手なラッパになる。

その感覚をモダンに持って来ると音のセンターに迷い無く音が入る。今の楽器の方が効率が良い。ただ、モダンに必要な指や感の長さが常に変化する事、厚いベルを鳴らす事などの技術は必要だと思う。

もうひとつ、極端に大きなの違うマウスピースを使っていない限り(大きさの変化に慣れてない限り)、常に行き来をして居る人で有れば両者は同じ技術の範疇に有りどちらかが上手くいかない時は実は何処かに不具合が有ると云う事だと思う。モダン楽器と古楽器に優劣は無い。本当にモダンの上手な方が古楽器に真剣に取り組めば同じレベルには行ける筈だし、逆も真。もちろん、それぞれのアンサンブルする楽器と会話をする為にアジャストする技術はさらに必要になるし、それは感覚的な部分でも有る。

楽器が教えてくれることも多い。
その楽器をコントロールする為の手がかりを様々なメソードからヒントを得ることも多い。歌の感覚など管楽器にはとても有用だと思う。様々な物に目や耳を働かせてその中から選び自らの身体の上でその人のメソードを確立出来れば良いのだと思う。

その為にはやはり感じ取る感覚と聴くことは外せ無い。


さて、バロックトランペットはベルセクションを残して4種類の音色、吹きごこちを状況によって使い分ける予定。これはこれからも選択肢が増やせる様に考えても居る。

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これらの支払いなどはもう少しかかる 汗

其の後はモダンのツールを。
すでに意中の物は有るし本当は今のツールの痛み具合からも直ぐにでもかえたいし、モダンのレベルアップも取りかかりたいのだが。

息を自然に吐く。

と云うより、普段の呼吸を身体を起こすのを利用してゆっくりと深く、大きくしながら自然に身体に入れて一度に(溜息の様に)、又は押し出したりにならない様に、サウンドが響く様にコントロールすると云うのが自分にとっては正解。
落ち着いた呼吸が出来てるか。
極限の息づかいはもう少し技術が要るけどそれは自然に身につく様な気がする。

色々自分の体の上で試したけど、腰が起きて自然に胸が開き肺が浮かんで居る感じが全ての音域でコントロールし易い。
お腹は大して膨らま無い。
肋骨が拡がる。

使う息の量はさほど多く無い。
ハイトーンで勢い良くも無いし、ロートーンでも強くは吐か無い。ペダルトーンも息はゆったりしている方が響く。ナチュラルトランペットで両音域を吹くと良く分かる。特にペダルトーンは第二倍音になるので感じ取り易い。要するにツボにハマれば響きその響きを捉えてコントロールする。息はそんなに要らない。その感覚がハイトーンでも役に立つと感じている。

吹いてる時の息の感覚はたっぷりした流れを感じてる。ただ、実際はそんなに使って無い。あくまで感覚の話だと感じてる。

ハイBbをffで吹いて、次にチューニングスライド抜いて同じ感覚で吹いて手に息を当てると暖かな息がそっと感じ取れる。下のBbを吹いてる時の方が遥かに量もスピードも速い。

スピード=量だしね。
ある瞬間だけを取るとスピードは速くて量は少ないって言えるかもしれ無いけど、必ず時間が存在するから任意の一定時間内の息のスピードが上がれば量は確実に増える。

ここを理解して無いと十分に息は流れてるのに更に吐こうとする事になる。結果、苦しくなるかそれに耐えきれずにアパラチュアが開き切るか。。

感覚と実際の差を意識しないでアドバイスするのは危険だと感じてる。

音をどう感じるか?
その時の身体の感覚は?

息の吐き方は音が教えてくれる。
その音は自らのイメージが導いてくれる。

逆らわなければ身体がちゃんと必要な動きを示してくれる。

セルフ2がセルフ1を邪魔しない様に。
この一文はインナーゲームの受け売りだが(笑)


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スロートの拡張(4.1mm)と金メッキが仕上がって来た~スイスの工房に送り返すには時間もコストもかかり過ぎるので国内でお願いした。(修理で有っても税関迄行か無いと税金はスイス入国時と日本入国時と購入時に払って居ても再度と言うか更に往復で二度かかるし、この場合は価値が上がるので確実に税金が税関を通る度にかかる)


実は正規のメッキはリムカップのみ。消費期限切れてたけど家で簡易メッキしたら乗った(笑)



ついでにもう一つのハイパート用もボディだけ色を塗ってみた。簡易メッキは0.2,0.3ミクロンなので本当に色塗りだけ。金メッキの効果が実感出来るのはちゃんとしたメッキで無いと薄過ぎてNG。ただ、色は変えたいがメッキがかかる事で音の雰囲気を変えたく無い時、変わる方向の予想が立たずどうなるか判ら無い時には使える。


メッキが厚く乗れば楽器へのマウスピース入りが浅くなるし、メッキ自体でも少し雰囲気は変わるから判断が微妙。


気にされない方は大丈夫。


でも、以前全然鳴ら無くなったマウスピースが有ったので気に入ったものは気を付けてる。


後2本この方法で。

最初はどんな景色になってるかアウトラインを見る。
どんな時間の進み方をして音域や文の印象や…...

次に危険箇所を確認。指やハイトーン、ロートーン、跳躍、細かさ、etc.、どれだけ休みが有るか!・笑

実際に吹いてみる時には先ず時間とリズムの関係を優先。

もちろん、音の正確さを飛ばして良い物では無いしミストーンも無い方が良い。

でも、常に周りやゴールが見渡せて居る事が大事。

声で歌えない楽譜は吹けない。

常に間違えるのでは無いかとドキドキしながら音を一個一個追いかけてたら音楽、文章に成りっこ無い。楽譜は文章と同じだと思う。どんな場面でどんな事が書いてあるか。どんな言葉が使われて何を描写、説明してありそれをどう感じて聴き手に伝えるか。きっと意味を理解して自然に読めば『歌う』なんて事は必要無いのだとも思う。書いてある事から何を感じとりそれを音に出来るか。実は表現を意味する『歌いなさい』てアドバイスはした事が無い。いや、本音を言うとその意味がもう何十年も良く分らない。その歌うの意味が。。自分の言葉で話す時にそんな事は意識しない。その時の心の動きで同じ文章でも浮き立つ言葉は変わるし、そうならないと聴き手には本当には伝わらないのでは?

少し逸れてしまいました。

文章の構成や言葉、そのストーリーのイメージが先に頭の中で想像出来ないと時間も息も流れないから音も響かないし、技術的にも難しくなる。細かい事は大きな所が見えてから。もちろん、細かな事や曲や作曲家の背景もイメージの役に立つ。でも、大きな景色を見えないと始まらないと思う。
和音も一つ一つ合わせてもそれが進行の中で無いと長三和音は全てドミナントに成ってしまうしね。ポスターカラーで絵を描いたみたいに。

また少し逸れるけど、例えばモーツァルトのラッパの楽譜。同じ四分音符でも現代のテヌートみたい吹く音、スタッカートみたいに吹く音、それ以外、、当時の楽譜の読み方の不文律の約束を少しでも知って居たら同じ音符でも変わってくる。そしてそれが全体の中で何の役を負っているのか感じると物凄く演奏するのが面白い。コードの進行に因る音色の変化とかも。
この楽譜の読み方は「てふてふ」って書いて蝶々って読むのに似てるかも。

あ、逸れまくり・笑