教会巡りと異国で感じた音楽 | HARUのブログ

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ラッパの事、普段の事、色々。

先日は天使の写真を貼りました。
その写真を探してる時に昨冬の渡独で巡った教会を思い出した。

二週間の間に9箇所の教会を巡った。
(その他の行程を含めて4週間でどれ位陸路で動いたのかと思い計算したら5000kmを超えて居た。)

街の中に有る立派な物。
復興されて新たに施された内装が本当に美しい物。
田舎の牧場の隣に教会、反対側に田舎のレストランが有ったり。

シーズンには本当に色々な教会でバッハのクリスマスオラトリオが歌われる。

ある街ではもう何十年(何百?)も続いてるクリスマスの街の大切なイベント。最初の日は第1~3カンタータを10代であろう迄の子供達だけの合唱で~これが、拙いところも有るのにその声の無垢さ、それ故にハーモニーが共鳴したときの美しさは涙もの。
聴衆も含めて教会が一体となって共鳴し合う。その場に居無いとあの空気は分からない。
二日目は大人の合唱。60代の泊めて下さったホストの方は子供の頃に子供の聖歌隊に居たそう。教会を中心にその町を愛してそこで生きてずっとバッハの音楽を歌い続ける。
そこに一番大切なものが宿って居るのだなと感じる。大人の歌も決して凄く上手では無いが、言葉の響きが綺麗で共鳴し合う。
オーケストラから合宿、ソリスト皆がそこを共有してる。
文化とか伝統ってそう言うものだなと感じた。きっとスタイルとかもそう言う様に何十年、何百年と受け継がれて変化しながら残って来た物。
我々東洋人が頭で理解しようとして出来る物では無い気がする。ただ、幸いヒトには想像力って物が有る。感じ取る、感覚を開く事を忘れなければその"時の流れ"に加われるかも知れ無い。

音楽は楽しむものだけど、全ての音楽って実はもっと魂に近い所に有ると思う。學問とも違う。人が生きて来た中で必然と生まれて受け継がれてきた物。
ジャズもそうだよね。

自分の友の演奏も好きだが、、、

彼のフンメルを生で聴いた事が有る。とても素敵で古楽器の名人でも有る様式美も備えた物だったと思う。彼はフンメルが指揮をして居たオーケストラの首席。正に伝統の中に居る。

彼の他に皆素敵だったが、特にあるお二人の演奏に心を奪われた。決して目立つ役割では無い。しかし、二人の音が手を取り合って空間を舞いながら、さりげなく全体を音楽の中へいざなって行く様が本当に素敵だった。第2カンタータの子守唄が絶品だった。



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友の所属する劇場の前に有るフンメル像。

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この写真はバルト海に有ったイス(笑)

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