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HARUのブログ

ラッパの事、普段の事、色々。

日曜日の昼間のレッスン、大抵、お一方で歳が近い方と言うのも有り珈琲と共に雑談1時間(楽器、音楽、世間の情勢)後に始まる・爆

しかも今日は殆ど二点に絞って最後は感覚を少し強引な手法で開いてもらい。

録音もする~これは公平に自分も吹く。

どうも、凹ませてしまうらしい… 汗・苦笑

でも、どうしても気が付いて欲しい事が有る。
レッスンの時に自分の欠点を僕は隠さないで見せるし、どうしても根本を理解してもらいたくてつい時間を忘れる。

怒る事は先ず無いがしつこい・笑

でも、数年前にどうしても吹けなかった譜面が何故か吹ける様になっていると言われると、良かった~ 汗 と思う。笑
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プレスはしない方が良い。
いや、しっかりと押さえた方が良い。
色々云われるが、、

自分にとっては基本的に呼吸や身体のサポートの土台の後にアンブシュア・唇が有りその上にマウスピースが軽く乗ってる感覚が一番しっくりと来る。
特に上下の唇のほんの少し外側の筋肉の二点にポイントが有り、大きさが変化してもそこでマウスピースを捉える感覚は変わら無い。

コンディションが悪いと感じる感覚の中に唇が腫れた様に感じる事が有る。
自分にとって、この時の原因の殆どはプレス過多。
上の二点も上手く感じ取れ無くなる。
稀に弱過ぎる時も有るが殆どは強くなる。

この二、三日がまさにその状態で今日になって「あ…」と気が付いた~気がつく時は大抵において楽器を吹いて居ない時。

モダン、バロック、ナチュラル、様々な形状、大きさのリムを行き来して、しかも、新しいサイズを感覚に取り入れているうちにプレスとアンブシュアのバランスがぶれて居た。

この状態では息もオーバーブロウ、吐き過ぎになるし、ばても早い。音も響きを失う。身体全体もバランスが決まらない。イメージとチグハグになる。

新しい感覚をもっとゆっくりと聴くことを頼りにさらえば良かったのだが、少し急いでしまった様だ。楽器の状態の変化を補おうとし過ぎてそこに陥ることも有る。

ただ、プレスが強いから力ずくで対抗して…と云うのも上手く無い。自然に軽いプレスになる様なイメージとそれに自然に反応する身体のバランスが欲しい。

話は少し逸れるが、よく云われるアンブシュア(唇)のコーナーの支えも実は意識すると上手く行かなくなるので考え無い。たぶん… 本当にたぶんとしか言え無いが、僕は下の歯並びが非常に悪く、丁度唇の両端の辺りに張り出した犬歯が有り意識を持つだけで外側に力が流れ、酷くアンブシュアが緊張してしまう。同じ理由で少しでもプレスのチカラのバランスが崩れると下唇の共振が悪くなり止まる。(息が強くなるのは振動を感覚が求めるため)

実は自分にとって、上下の唇のほんの少し外側の二点はこのコーナーを意識する代わりだと感じて居る。そこを意識する事でアンブシュアのバランスは保たれる。
ただし、イメージと身体が自然に動いた上での意識であってそこだけで解決するわけでは無い。

感覚は時に大きく錯覚を起こしたり、比較し過ぎると判らなくもなる。でも、良い状態に導くのも感覚で、それは楽器を吹いて居ない時にふっと浮かんだ感覚の中に答えが有る事が少なく無い。

こういう時の答えって理論からは導き出せ無いと思うんだな。

その潜在的な力と精度は凄いと思う。

マウスピースの千分の一ミリの違いを感じ取ったり、ほんのわずかな音のぶれを感じ取る事も出来る。

感覚を無視した理論はもはや役に立つ物では無いと思う。少なくとも音楽の上では。。

感覚を呼び起こす為にメソードは使われるべきである。
方法が変わるから出てくる音楽が変わるので無くて、求める音楽(音)が変わると方法も変わるのだと思う。その求める物が曖昧だったり、本来の求める物とずれていたり(これは大抵の場合は頭[知識]が邪魔をする事が多いと思う)すると感覚はその精度を失う。相対評価に頼り過ぎると感覚は基準を失う。比べるので無くて全ては自らの中に答えが有る。それは突き詰めて行くと一択だと思う。

それを導く為に方法や言葉が有るだけだと思う。

何年も楽器を正しく吹く方法を探した。
気が付いた事を何年もメモもした。
そうやって行くうちに余分な物が削ぎ落とされて、

結局そこから離れる事が一番確実で近い道だと今は思う。

自らの感覚を最大限に使い、身体がそれに対して自然に動く様に。

ごく最近気づいた事で、ある感覚を開くだけで音の持つエネルギーが飛躍的に上がり音を纏う感覚に成り、ある状況での音を出す瞬間に感じる怖さもふっと消える。その感覚の変化は身体の変化も起こすしそれに耐えうるフィジカルやその感覚を開く為のメンタルのコンディションは必要だが、普通言われる大切な事より遥かに大きく作用する。それが何なのかは未だ人に説明が出来ない。そしてこの感覚は新しい楽器のサウンドとある分野のある作品が自分の中から引き出してくれた物で決して何かの方法から得た物では無い。




昨夜は早くにダウン。


が、夜中に目が覚めシャワーし、目が覚めてしまったので大人買いした漫画を読み(笑)寝る時にメールが来た。海外のちょっと込み入った支払いの事でそれを済ませてから就寝。不良親父だな。

これでも、子供とは仲良いですよ(笑)機嫌取りもベタベタもしない。怒る時は一発で終わり。


で、起きて飯も食わずに初夏の風に当たりながらの珈琲が旨すぎ。


さて、目下のタスクは新潟でやるナチュラルトランペットの講義の準備~最後30分は演奏~の構想は膨らんで来てるがこれを何時もの司会の様に大雑把なら難しく無いところを少し丁寧にしかも演奏者としての視点、それもモダンからこの楽器に興味を持った視点から話して音を沢山入れられると面白いのでは無いか?と思って今は未だ頭の中で組み立てて居る。

この時間が自分には必要でしかも長い(笑)ある瞬間にゴーサインが出ると形に一気に仕上げる。アレンジや色々な企画なども。すみません、だから周りに人唐突にしか見えない。こうやって何も食べずに珈琲を飲んでる時間が意外に閃く時間~酒は弱いので駄目(笑)


始めの一時間強はもちろん穴の無いナチュラルの存在をモダンと比べて浮き立たせる。演奏もする。


そのために何ヶ月も数曲が感覚の中に確実に落ちる様に準備して居る。

直前にさらい込むことは急なスケジュールに追われてる時以外は基本的にしない。一日一回でもそれを一ヶ月やれば30回に、一回に凄く集中すれば、一日30回やるとは比べ物にならない練習になると思って居るし、現にそれが出来た時は結果も良い。



後半は自分の力を考えて孔を使いバロックで少し技術のいる曲で現代とは違うアプローチを聴いてもらう。


色々な場所でこの様な企画が出来無いかな?


シリーズ物なので余裕が有ったらまたここで案内いたします。


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マウスピースだけのバズィングはあまりの勧めないのだけど、人に因ってはレッスンの中で音が出るか出無いかのぎりぎりのラインのバズィングをほんの少し、長くて2,3分やる事が有る。

あるレッスンで"勝手に音が出て"その時の印象のまま楽器にマウスピースをつけたら凄く良い音になった。

でも、その時の状態はきっとバズィングの時とはまた違う。要はその時の勝手に音が出た感覚だけ利用した方法。

次に出た音の一番良い感じのところの印象を身体全体、聴こえる音の響きを全て記憶してもらう。この時の耳の照準は楽器の本体やベルの傍で無くて、その場所の空間全体の空気に響く音。出来ればもっと広い空間をイメージ出来れば良い。身体に響く音も感じ取れればもっと楽になる。

次に吹く時にはその一番良いところ~これは音の途中かも知れ無い~を、先ずイメージで明確に再現してからその為に全ての準備をしてもらう。

ある程度の経験を持つ人ならこれで大体、必要なエア、身体、アンブシュア、舌、プレス、etcが整う。
一つづつばらすのは僕は危険だと思う。
つい、その一つづつに声をかけたくなるがそこは堪えて生徒が、生徒の感覚が自然と選ぶのを待つ。

何故か?

具体的な事を、方法を列挙するとそこだけだ印象に残り、何故そのアドバイスをしたかと云う一番大切なところが受け手の印象から消える事が多いから。。

人の感覚はいい加減だが~先日書いたバロックマウスピースの事の様に同じ大きさでも比較されるものに因って感じ方は変わる~一番頼りになるのも感覚だと思う。
その感覚の中で音楽に一番必要なものはやはり聴覚、聴くことだと思う。

ここで、理論的に正しいや客観的に見た方がより良いのでは?と言われそうだが、物事に真に客観が有るかと言えば僕は無いと思う。沢山の主観が集まり、その時に多いものが客観に過ぎ無いと… 
たとえ、最初は一人の主観で有ってもそれが沢山の周りを共感するところ迄に高められたり、証明出来れば客観に転ずる事も有る。
また、導かれた理論も裏付けに使う方が誤解を生まないと感じる。


最初に自らを聴く時は主観的で良い。
アドバイスを受けた時にそれが何を指すのか自分の音の中に探す事が上達の上では大事だと思う。そこから気が付く事が増えれば自然に技術は上がる。
理論やそれに元ずくアドバイスは結局良い状態を引き出すきっかけにしか過ぎず、本人が何を感じ取り何を求めるか?
何を聴いて居るかが最も大切なところだと信じる。

そこに気が付く様に、アドバイスをする側は焦らず寄り添ってあげること、イメージを創り上げる材料を与える事が大切な事だとも思う。

そして、聴く感覚が開いた時に様々なコツが生きてくるとも思うし、聴く感覚を開く為に~良い状態を体感してもらう為に、様々なシステム化されたメソードを利用するのはとても効果的だと思う。


第57回 ヴォーリズ記念音楽会終了。
この演奏会に誘って頂けて演奏出来た事に感謝。

昨夜はガッツリ食べてすぐ休むつもりが現在進行形の英文メールやり取りが来てしまい結局遅くなり、今日もその余波が。。

一日経って、
本当に素敵な声だった。
先生を始め、いつもの様に皆さん、とっても素晴らしかった。その中でも今回は共演出来た吉澤さんの"声"に出会えた事が財産になった。こう云う出逢いが嬉しい。
失礼な書き方かも知れ無いけど声そのもの存在感。やっぱり声には敵わ無い。自然で透明でストレートで。それは音楽そのものにも繋がる。

自分は60点位か?
アーテキュレイトやゲネプロから突然変えたツールの選択はゲネプロの録音を帰りの道中で聴く限りは正解。
ピッコロ、モダンマウスピースでの4孔バロックと色々なツールで演ったけど、段々難しくなる~でもサウンドや喋りはラッパが孤立すること無く全体に調和する。孔が無かったら本当に難しいだろうな~。
自分の為だけに吹くなら、特にピッコロならそんなに大変な音符では無いと思う。(個人的にはバロックも4孔の方がずっと楽)如何に声と共鳴して調和して会話して、オーケストラと調和し、しかもラッパに与えられた揺るぎ無い輝きを音楽に加える役割を果たせるか。音楽的にはその輝きの部分ではラッパは絶対にこけちゃいけない。
これは、メサイアのソロも同じだと思う。動きが細かいし繊細さをより求められるので51番の方が難しく感じる。
慣れてるから易しくにはならなくてどんどん理想が離れていく感じすらする。

今年初めに無理して全てを取替えた楽器も正解だし、そこに至った自分の感覚も正解。
でも、やはり硬さやツールを突然変えたリスクが不具合を色々と生み出した。最後の一曲のオブリガードソロのカンタータだけってのも難しい。。これはメンタルとフィジカルの持って行き方のミスも有るかな~

とにかく良い経験を数多く積みたい。少しはヨーロッパのプレイヤーと勝負出来る様にも成りたい。上手い下手、勝ち負けでは無いけど。彼等の経験の多さは半端で無くその中からスタートして実に自然な音楽を紡ぐ。

その歳で経験?お前が勝負?って言われそうだが、歳は関係無いし自分は自分でしか無く他人にもなれ無いので。
少しは大口も叩か無いとね。
音楽をやってる間は(これは自分には死ぬまでと同義でも有るし。。)自らの気質上、攻める、挑戦することを辞めるのは無いと思う。

今の歳になると若い人が自分にリミッターを設けたり、与えられるのを待って居るのを見ると勿体無いなと思う。と云う自分もそうだったが… コンクールやオーディションも大きな挑戦だけど、もっと根本的な所で自らが向かって行く事は好きな事をやるからこそ必要だと思う。その本当の意味に気がついた時に不安が有っても自ら動けば良い。迷う位なら動いた方が良い。そう思う。
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昨日は夕方から明日のコンサートのリハーサルを某大学で。

もう、帰郷して暮らし始めて15年以上経つのに初めてお邪魔しました。

舐めてました。
遠い…

数年前から自分の車に持つ事を止めて電車移動なのですが、これが輪をかけてこの地方の動きを不便にして居る。

リハーサルはBWV51。
この曲はピッコロで何回か、バロックでも4孔とモダンマウスピースで何回か演ってるのですが、モダン楽器とバロックやナチュラルでの難易度が極端に変わる曲の一つです。音域は高く無いのでピッコロだと割とリラックス出来るのですが、ヴァルブが無いと… それに、孔の数が減る毎に気を使う場所が増えて難易度が増す。
もうひとつ、テンポ設定が意外に難しい。
正確さやテンポに囚われると音の並びがマシンガンの様になり易く喋るのが難しくなる。
今日のリハーサルでどうなるか?

リハーサルの後はラッパの専攻生達の所へお邪魔してヴァルブの無い楽器の布教活動をして来ました!(笑)

成り行きから一番大きなサイズの18.5mmのマウスピースを使い孔の無い楽器でスタート。(オリジナルはさらに1mm大きい事を説明して)

あてた瞬間殆ど全員戦意喪失(笑)
当たり前だとは思います。

僕がこの大きさを知ってからトライする気になるのに3,4年。そこから、一つ間のサイズ(これでも一般のモダンの最大のサイズより大き目)で慣れ始めて、この冬にやっと孔無しのパーツを手に入れて、マウスピースが届いたのは先週の土曜日。
変な無理をせずにアジャスト出来る準備が出来たと感じるのに年月がかかりました。

初日はやっぱりデカイ。。

でも、数日でその違和感は消えて来てます。この何年かの間に、たまに借りたり、もっと大きなプロトタイプの2.0mmのマウスピースを吹いたり、同じタイプの小さな物を吹いたりしながらコントロールのイメージは出来てました。実は自分の中では何年もかけて慣れてるんです。
いきなり慣れるって方法も有りますし、それが良いのかも知れませんが、自分はモダンマウスピースからモダンリムのバロックマウスピース、そしてフラットや大きなマウスピースと変わって来て大きな違和感が無く移って来れたと思う。

さて、話を戻して、次少し小さな17.5mmを吹いてもらう。「あ、吹きやすい!」
この時点で感覚は狂って来てます(笑)
人間のこう言う感覚はいい加減。
逆に来たら大きいと感じるのに…

最後にモダンサイズ。
これは小さく感じる(笑)

次に組換えて孔が有る状態で。
孔の意味を正確に理解するにはこの行程が大事かも知れません。孔はあくまでも補助。

孔を使わ無い状態でのトレーニングはモダン楽器に有用です。

因みにモダンのマウスピースで吹いて聴かせるとやはりバロックマウスピースの方が良いとの答え。吹いてみてもバロックマウスピースが吹きやすい。

サイズはやはり18mm弱位がモダンに慣れて居る奏者にはリーズナブルかも…
モダンサイズで孔無しは音程が難し過ぎる。18.5mm位からは口元を殆ど変化無しに身体の中で音程を作って行ける。
もちろんタフな大きさで有る事は違いないです。

ところで、ピアノの上に無造作に置かれて居た楽器。
試しに吹いたら意外にちゃんと吹けました。面白い(笑)

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9時の閉館まで居て帰宅したら終電、0時前でした 汗





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左から3本はバロックトランペット、ナチュラルトランペット用のマウスピース。

一番右は普通のトランペット用の物。

左から、egger BL3, SI7, S9(モダンリム), bach 2C

BLは18.5mm、右の3つは17mm位の口径。
バロックトランペット用のマウスピースは全て中高音用。

スロート(内径の一番細く真すぐな部)分の内径は左から4.3mm、4.1mm、3.9mm、3.7mm。


一番口径のデカイBLのスロートへの入り口が極端に狭いのが判る。しかもかなりの鋭角。

右に行く程その入り口のショルダーが落ちて息のスピードがスムーズに速なる。
BLは効率よく響かせないとノイズだらけの音に成るがハマると倍音の並びが面白い。

左に行く程息のスピードやシラブルに因るコントロールが無意味に成る。でも左のコントロールを右に生かす事は凄く有用だと思う。

左二つと右二つで音のキャラクターははっきりと分かれる。

左から3つ目は判り難いがモダンマウスピースよりはスロートへの入りは狭くバックボアは広いのでモダンマウスピースよりは落ち着いた響きでコントロールをすれば古楽器の響きには成る。

バロックトランペットにモダンマウスピースを付けてしまうと音の色が強く成り過ぎて他の古楽器とのバランスが取り辛い。

下の写真はユーロの1セント硬貨を使い大きさを比べた物。

一番上がSI7
次がS5
下はBL3

ちなみにバロックマウスピースの基本は平らなリムで現代のマウスピースの様に丸いカーブが殆ど無い。
これは、カップの底のエッヂと共に音色、アーテキュレーションなどに大きな影響を及ぼす。

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随分と久しぶりに師匠の演奏を聴かせて頂きました。

御歳76歳。

生き様=音楽

懐かしくもあるその音楽は「生きる」エナジーに満ちあふれてました。


懐かしい顔にも再会。
同じ大学では無いし歳も少し違うけど同門の同期。

普段はあまり深く話す機会が無いラッパ吹きの方と少しラッパに対して本音の部分で話せたのも良かった。

出来ればもう少し居たかったな。。
終電が早過ぎる、、田舎の唯一の不便に感じるところ。


先日、金メッキで不具合が出たマウスピース。吹いてひらめき電球と来た事も有り、考えた結果工房に直接行ってその場で少しづつ順番に考えられる事を試した方が良いと判断して無理をお願いして片道二時間半かけて向かった。

最初の状態より少しオープンに成ったが~作業の順番を途中で一度入れ替えれば良かったのだけどその時は判らないし。。~ ハイノートの明るさと太さ、吹き心地、抜け、全て解決し良い方向になり帰宅。
このマウスピースの良さは上まで痩せずに同じサウンドで繋がる事。しかも動きが軽い。その感触が戻った。オープンになった事は吹き方でカバーするしか無い。

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最終的にカップ、スロート、バックボアの金メッキを、、リムの金メッキだけ残して全て剥がした。
ただ、見えない所が少し行き過ぎてしまった。先にカップをやればそれに気がつけただろう。

2,3ミクロンの差が大きいのか、金の影響が大きいのか?(同じ厚さの銀だと ここまでの影響を感じ無い)個人的には両方だと感じている。
作業を進めていく過程で明らかに音の状態が変化してくるのは収穫だった。感じとった事が正解だった事も収穫。

そして、剥げた所は手塗り電解メッキで誤魔化す。(笑)
何故かこれは殆ど音には影響が無い。
ただし、全く無いわけで無く、今朝、昨日手塗りしたメッキのマウスピースを静かに吹き始めたら微かに金の成分を音に感じた。無意識に吹き始めて「あれ?あ、昨日メッキしたのだっけ」と気が付いたので、気のせいでは無いと思う。強く吹いたら全く消えてしまう程度。耳のコンディションの良い朝の静かな時間そうっと始めたので微かな音の薫りを感じただけ。

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滞在時間二時間。
直ぐにとんぼ返りでレッスン。
お腹空いた。。