もう、帰郷して暮らし始めて15年以上経つのに初めてお邪魔しました。
舐めてました。
遠い…
数年前から自分の車に持つ事を止めて電車移動なのですが、これが輪をかけてこの地方の動きを不便にして居る。
リハーサルはBWV51。
この曲はピッコロで何回か、バロックでも4孔とモダンマウスピースで何回か演ってるのですが、モダン楽器とバロックやナチュラルでの難易度が極端に変わる曲の一つです。音域は高く無いのでピッコロだと割とリラックス出来るのですが、ヴァルブが無いと… それに、孔の数が減る毎に気を使う場所が増えて難易度が増す。
もうひとつ、テンポ設定が意外に難しい。
正確さやテンポに囚われると音の並びがマシンガンの様になり易く喋るのが難しくなる。
今日のリハーサルでどうなるか?
リハーサルの後はラッパの専攻生達の所へお邪魔してヴァルブの無い楽器の布教活動をして来ました!(笑)
成り行きから一番大きなサイズの18.5mmのマウスピースを使い孔の無い楽器でスタート。(オリジナルはさらに1mm大きい事を説明して)
あてた瞬間殆ど全員戦意喪失(笑)
当たり前だとは思います。
僕がこの大きさを知ってからトライする気になるのに3,4年。そこから、一つ間のサイズ(これでも一般のモダンの最大のサイズより大き目)で慣れ始めて、この冬にやっと孔無しのパーツを手に入れて、マウスピースが届いたのは先週の土曜日。
変な無理をせずにアジャスト出来る準備が出来たと感じるのに年月がかかりました。
初日はやっぱりデカイ。。
でも、数日でその違和感は消えて来てます。この何年かの間に、たまに借りたり、もっと大きなプロトタイプの2.0mmのマウスピースを吹いたり、同じタイプの小さな物を吹いたりしながらコントロールのイメージは出来てました。実は自分の中では何年もかけて慣れてるんです。
いきなり慣れるって方法も有りますし、それが良いのかも知れませんが、自分はモダンマウスピースからモダンリムのバロックマウスピース、そしてフラットや大きなマウスピースと変わって来て大きな違和感が無く移って来れたと思う。
さて、話を戻して、次少し小さな17.5mmを吹いてもらう。「あ、吹きやすい!」
この時点で感覚は狂って来てます(笑)
人間のこう言う感覚はいい加減。
逆に来たら大きいと感じるのに…
最後にモダンサイズ。
これは小さく感じる(笑)
次に組換えて孔が有る状態で。
孔の意味を正確に理解するにはこの行程が大事かも知れません。孔はあくまでも補助。
孔を使わ無い状態でのトレーニングはモダン楽器に有用です。
因みにモダンのマウスピースで吹いて聴かせるとやはりバロックマウスピースの方が良いとの答え。吹いてみてもバロックマウスピースが吹きやすい。
サイズはやはり18mm弱位がモダンに慣れて居る奏者にはリーズナブルかも…
モダンサイズで孔無しは音程が難し過ぎる。18.5mm位からは口元を殆ど変化無しに身体の中で音程を作って行ける。
もちろんタフな大きさで有る事は違いないです。
ところで、ピアノの上に無造作に置かれて居た楽器。
試しに吹いたら意外にちゃんと吹けました。面白い(笑)
9時の閉館まで居て帰宅したら終電、0時前でした 汗