プレスとアンブシュア | HARUのブログ

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ラッパの事、普段の事、色々。

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プレスはしない方が良い。
いや、しっかりと押さえた方が良い。
色々云われるが、、

自分にとっては基本的に呼吸や身体のサポートの土台の後にアンブシュア・唇が有りその上にマウスピースが軽く乗ってる感覚が一番しっくりと来る。
特に上下の唇のほんの少し外側の筋肉の二点にポイントが有り、大きさが変化してもそこでマウスピースを捉える感覚は変わら無い。

コンディションが悪いと感じる感覚の中に唇が腫れた様に感じる事が有る。
自分にとって、この時の原因の殆どはプレス過多。
上の二点も上手く感じ取れ無くなる。
稀に弱過ぎる時も有るが殆どは強くなる。

この二、三日がまさにその状態で今日になって「あ…」と気が付いた~気がつく時は大抵において楽器を吹いて居ない時。

モダン、バロック、ナチュラル、様々な形状、大きさのリムを行き来して、しかも、新しいサイズを感覚に取り入れているうちにプレスとアンブシュアのバランスがぶれて居た。

この状態では息もオーバーブロウ、吐き過ぎになるし、ばても早い。音も響きを失う。身体全体もバランスが決まらない。イメージとチグハグになる。

新しい感覚をもっとゆっくりと聴くことを頼りにさらえば良かったのだが、少し急いでしまった様だ。楽器の状態の変化を補おうとし過ぎてそこに陥ることも有る。

ただ、プレスが強いから力ずくで対抗して…と云うのも上手く無い。自然に軽いプレスになる様なイメージとそれに自然に反応する身体のバランスが欲しい。

話は少し逸れるが、よく云われるアンブシュア(唇)のコーナーの支えも実は意識すると上手く行かなくなるので考え無い。たぶん… 本当にたぶんとしか言え無いが、僕は下の歯並びが非常に悪く、丁度唇の両端の辺りに張り出した犬歯が有り意識を持つだけで外側に力が流れ、酷くアンブシュアが緊張してしまう。同じ理由で少しでもプレスのチカラのバランスが崩れると下唇の共振が悪くなり止まる。(息が強くなるのは振動を感覚が求めるため)

実は自分にとって、上下の唇のほんの少し外側の二点はこのコーナーを意識する代わりだと感じて居る。そこを意識する事でアンブシュアのバランスは保たれる。
ただし、イメージと身体が自然に動いた上での意識であってそこだけで解決するわけでは無い。

感覚は時に大きく錯覚を起こしたり、比較し過ぎると判らなくもなる。でも、良い状態に導くのも感覚で、それは楽器を吹いて居ない時にふっと浮かんだ感覚の中に答えが有る事が少なく無い。

こういう時の答えって理論からは導き出せ無いと思うんだな。