最初はどんな景色になってるかアウトラインを見る。
どんな時間の進み方をして音域や文の印象や…...
次に危険箇所を確認。指やハイトーン、ロートーン、跳躍、細かさ、etc.、どれだけ休みが有るか!・笑
実際に吹いてみる時には先ず時間とリズムの関係を優先。
もちろん、音の正確さを飛ばして良い物では無いしミストーンも無い方が良い。
でも、常に周りやゴールが見渡せて居る事が大事。
声で歌えない楽譜は吹けない。
常に間違えるのでは無いかとドキドキしながら音を一個一個追いかけてたら音楽、文章に成りっこ無い。楽譜は文章と同じだと思う。どんな場面でどんな事が書いてあるか。どんな言葉が使われて何を描写、説明してありそれをどう感じて聴き手に伝えるか。きっと意味を理解して自然に読めば『歌う』なんて事は必要無いのだとも思う。書いてある事から何を感じとりそれを音に出来るか。実は表現を意味する『歌いなさい』てアドバイスはした事が無い。いや、本音を言うとその意味がもう何十年も良く分らない。その歌うの意味が。。自分の言葉で話す時にそんな事は意識しない。その時の心の動きで同じ文章でも浮き立つ言葉は変わるし、そうならないと聴き手には本当には伝わらないのでは?
少し逸れてしまいました。
文章の構成や言葉、そのストーリーのイメージが先に頭の中で想像出来ないと時間も息も流れないから音も響かないし、技術的にも難しくなる。細かい事は大きな所が見えてから。もちろん、細かな事や曲や作曲家の背景もイメージの役に立つ。でも、大きな景色を見えないと始まらないと思う。
和音も一つ一つ合わせてもそれが進行の中で無いと長三和音は全てドミナントに成ってしまうしね。ポスターカラーで絵を描いたみたいに。
また少し逸れるけど、例えばモーツァルトのラッパの楽譜。同じ四分音符でも現代のテヌートみたい吹く音、スタッカートみたいに吹く音、それ以外、、当時の楽譜の読み方の不文律の約束を少しでも知って居たら同じ音符でも変わってくる。そしてそれが全体の中で何の役を負っているのか感じると物凄く演奏するのが面白い。コードの進行に因る音色の変化とかも。
この楽譜の読み方は「てふてふ」って書いて蝶々って読むのに似てるかも。
あ、逸れまくり・笑