大阪の殺人事件「父の介護に疲れた」の件
先月大阪の港区で起きた61才の息子が90才の父親を殺害した事件。理由は「父の介護に疲れた」とのこと。この事件に他人事ではないと胸を痛めた人はきっと私だけではないと思う。この事件をきっかけに介護を苦に家族に手をかけてしまった人やあるいは自死を選んでしまった人が一体どれくらいいるのだろうと調べてみるとちょっとインターネットで検索しただけでも毎日のようにどこかで同じような事件が起きていてもうね今更だけれど日本終わってると思ったよね本当に。長い人生をがんばって生き抜いてきた高齢者が最期のたった数年に認知症になったり寝たきりになったりしただけで殺されたり傷つけられたりしてしまう世の中。そしてそんな行動をおこしてしまうくらいに介護で苦しみ精神を崩壊させてしまうような世の中。いやもうね本当におかしいと思う。そんなことを見たり考えたりしてたらアルゴリズム?でYouTubeのおすすめに関テレのドキュメントが出てきた。↓↓↓【3度の介護離職】認知症の母親と2人「仕事と介護の両立は無理」シングル女性の叫び…家族の犠牲に頼る日本の介護〈カンテレNEWS〉▼チャンネル登録をお願いします🔔http://www.youtube.com/channel/UCQhaZjODkIjuv38d-i5TVRw?sub_confirmation=1▼カンテレNEWS 公式サイトhttps://www.ktv.jp/news/▼ザ・ドキュメント 公式サイトhttps://www....www.youtube.com3度の介護離職「仕事と介護の両立は無理」もう本当に共感しかないニュース。私も仕事と介護の両立に限界を感じて会社を辞めるつもりで上司に相談したところありがたい言葉をたくさんいただいて今のところまだ離職ではなく家でできる範囲での仕事をさせてもらっているけれどでもいつまでもこんな状況では会社に迷惑をかけてしまうしそう遠くない時期に退職させてもらうことを考えている。そんな中国会では政府が企業に対して職場の理解を深めるようにする法律が通ったけれどこの女性がおっしゃるようにそんなことではとてもとても不十分だと思う。「職場の理解も必要なんだろうけど受けられる介護サービス制度があれば自分もフルタイムで仕事ができる」本当にそう。仕事ができないということは経済的な不安はもちろん社会的にも切り離されてしまって孤独になってしまいがち。安心して働くことができる介護制度が国のルールとしてちゃんと確立されていれば、、といつも考えてしまう。そして最後におっしゃっていた「声を荒げてしまうこともある。言った後に昔は倍になって返ってきた人が今はシュンとしてとぼとぼ歩く姿を見ると悪いことしたなって反省する。面と向かって謝ることはできないけど寝ている時にごめんねと謝る」という言葉はもう苦しくて涙が出てしまう。私も同じような毎日だからこの方のつらさが痛いほどわかる。その後の「声を荒げないと我慢しきれないというのもある」というのも在宅介護の苦しさがとても滲み出ている言葉だと思った。本当にそうなんだよね。声を荒げないと自分がおかしくなりそうになる時が私にもあるしそれくらい追い詰められている家族介護者がいることはやっぱり世の中全体の問題として解決していかなくちゃいけないと改めて思う。介護をされる側の人は人間らしく最期まで人生をまっとうできる世の中であるべきだと思うし介護をする側の人も同じように人間らしく手を差し伸べられる世の中であってほしいと思った。