先月

大阪の港区で起きた

61才の息子が90才の父親を殺害した事件。

 

 

 

 

 

理由は

「父の介護に疲れた」とのこと。

 

 

 

 

 

この事件に

他人事ではないと

胸を痛めた人は

きっと私だけではないと思う。

 

 

 

 

 

この事件をきっかけに

介護を苦に

家族に手をかけてしまった人や

あるいは自死を選んでしまった人が

一体どれくらいいるのだろうと

調べてみると

ちょっとインターネットで検索しただけでも

毎日のように

どこかで同じような事件が

起きていて

もうね

今更だけれど

日本終わってると思ったよね

本当に。

 

 

 

 

 

長い人生を

がんばって生き抜いてきた高齢者が

最期のたった数年に

認知症になったり

寝たきりになったりしただけで

殺されたり

傷つけられたりしてしまう世の中。

 

 

 

 

 

そして

そんな行動をおこしてしまうくらいに

介護で苦しみ

精神を崩壊させてしまうような世の中。

 

 

 

 

 

いやもうね

本当におかしいと思う。

 

 

 

 

 

そんなことを

見たり考えたりしてたら

アルゴリズム?で

YouTubeのおすすめに

関テレのドキュメントが出てきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3度の介護離職

「仕事と介護の両立は無理」

 

 

 

 

 

もう本当に

共感しかないニュース。

 

 

 

 

 

私も

仕事と介護の両立に限界を感じて

会社を辞めるつもりで

上司に相談したところ

ありがたい言葉をたくさんいただいて

今のところまだ離職ではなく

家でできる範囲での仕事を

させてもらっているけれど

でも

いつまでもこんな状況では

会社に迷惑をかけてしまうし

そう遠くない時期に

退職させてもらうことを考えている。

 

 

 

 

 

そんな中

国会では

政府が企業に対して

職場の理解を深めるようにする法律が

通ったけれど

この女性がおっしゃるように

そんなことでは

とてもとても不十分だと思う。

 

 

 

 

 

「職場の理解も必要なんだろうけど

受けられる介護サービス制度があれば

自分もフルタイムで仕事ができる」

 

 

 

 

 

本当にそう。

 

 

 

 

 

仕事ができないということは

経済的な不安はもちろん

社会的にも切り離されてしまって

孤独になってしまいがち。

 

 

 

 

 

安心して働くことができる介護制度が

国のルールとしてちゃんと確立されていれば、、

いつも考えてしまう。

 

 

 

 

 

そして最後におっしゃっていた

 

「声を荒げてしまうこともある。

 

言った後に

昔は倍になって返ってきた人が

今はシュンとして

とぼとぼ歩く姿を見ると

悪いことしたなって反省する。

 

面と向かって謝ることはできないけど

寝ている時に

ごめんねと謝る」

 

という言葉は

もう苦しくて涙が出てしまう。

 

 

 

 

 

私も

同じような毎日だから

この方のつらさが痛いほどわかる。

 

 

 

 

 

その後の

 

「声を荒げないと

我慢しきれないというのもある」

 

というのも

在宅介護の苦しさが

とても滲み出ている言葉だと思った。

 

 

 

 

 

本当にそうなんだよね。

 

 

 

 

 

声を荒げないと

自分がおかしくなりそうになる時が

私にもあるし

それくらい追い詰められている

家族介護者がいることは

やっぱり世の中全体の問題として

解決していかなくちゃいけないと

改めて思う。

 

 

 

 

 

介護をされる側の人は

人間らしく

最期まで人生をまっとうできる世の中で

あるべきだと思うし

介護をする側の人も

同じように人間らしく

手を差し伸べられる世の中で

あってほしいと思った。