前回の続きになります。
息子、不登校児になる➀。
息子、不登校児になる②。担任から返却された驚愕の宿題プリント
息子、不登校児になる③。教頭の舌打ち。
息子、不登校児になる④。教育委員会に乗り込む。
息子、不登校児になる⑤。恐怖の別室への呼び出し。
息子、不登校児になる⑥。担任の人権侵害発言。
息子、不登校児になる⑦。コミュニケーション能力がない教頭。
息子、不登校児になる⑧。人の心を持たない教頭。
息子、不登校児になる⑨。突然、教頭現る。
息子、不登校児になる⑩。まさかの教頭の教育理念とは。


「お母さん、そんな事より息子さんは学校に来れない事で、
成長が妨げられていますよ!」


学力も体力も、
コミュニケーション能力も育たない学校だと
断言していて、そんな事を言えるのが凄い…

話は、教頭の耳の右から左へ抜けて行っている様だった。

「息子は、教頭先生、担任の先生から心の傷を負わされ、
あなた達が怖い、と言っていますでしょう。
そんなにしつこく言うのなら、
何度も言っていますが娘のクラスに入れて下さい。」

「それは、無理ですって。公立なので、そんな事出来ません。
息子さんの成績もそこまでじゃないでしょう。」


見てもないのに、なんて事言うんだ…
また、人権侵害発言発動。

いくら話し合っても平行線。
こちらの意見を全く聞き入れない上からの態度。

「いい加減、子供達を見下げるのはやめて下さい。
子供は大人の能力を超えたものを持っています。
成績をひけらかす気持ちはありませんが、
娘は英検二級を持っていて今準一級の勉強をしていますが、
学校では文句も言わずに授業を聞いていますよ。
息子も6年生の範囲まで終わっていても、
テストが10分以内で終わっても文句を言っていません。
子供達が、先生にちゃんと合わせようとしています。

…出来ません出来ませんと言いますが、
出来る努力をしたのですか?」

「してません!」

またかい!

息子を他の娘の教師に入れる事を、
一度も考えずに、先生にも取り合ってくれていなかった事は、
案の定だったが、言い切る神経が凄すぎる。

「そもそも、ここの町は過疎化が進む小さな街です。
しかし私が小さい頃より、人口が約一割減っています。
これは危惧されるべき事ではないのでしょうか?
私は、東京、横浜、名古屋、兵庫の学校を見てきましたが、
ちゃんと手厚く子供達を育てている学校のいうのは、
その地域に、入学前に親子で引っ越して来ます。
それくらい親は教育を大切にしています。

教育が良かったら、口コミが広がり、
人口が増える可能性もあります。
そうすれば、この町の活性化にも繋がり、
子供達も将来この町の為に出来る事をしたい、
と思う子が増えるのではないでしょうか?」

「おっしゃる通りです。」

「…それに『公立だから無理』と、やってもないのに諦めている。
それは、やりたくないから、やろうとしていないだけだと思います。
新潟県の公立の校長先生は、
食で不良が沢山いた学校を生まれ変わらせました。
東京のジャガー横田さんのお子さんが通っている公立は、
予鈴もテストもありません。担任制もありません。
しかし、子供達の自主性をしっかり育てて、学力も上げています。
そういう事例は、調べられたりしないのですか?

子供達は、これから、
私達と違う時代を生きて行かなければ行けません。
10年後には、今ない職業も生み出されているでしょう。
小学校は、変化が激しい世の中で、
いかに自分らしく生きていく力を育てる、
という大事な時期だと思います。
私は病気ですが、PC一台で家で仕事をしています。
私は大人になるまで、そんな事が出来るなんて知りませんでした。
高校生までに知りたかったです。

教頭先生には、危機感はないと思います。
もう就職試験を受ける事もなく、
子供に対して何を言っても許され、守られますからね。
しかし、子供達は違います。
どんな状況になっても、生きていける力が必要だと思います。

この町は、小さい。
でもこの町を好きになって、
わざわざ選んで住んでくれている経営者も沢山いる。
その人達から話を聞いていく機会を作れると思います。

実際に〇〇さんは、この町で成功されている方だと思います。
〇〇さんは、私の友人のお父さんで、
講演会をお願いする事も出来ます。
子供達は、実際の経営者の話を聞く必要があります。
そういう生き方もあるんだ!と、思うだけで、
子供達の選択肢が増えます。
〇〇さんは、会社員もしていますし、その後早期退職し、
自分の好きな事を商売にしています。
コンサルもして、本も書いています。
彼からは、営業に繋がるコミュニケーション能力、
自分探りのワーク、好きな事を仕事にするやり方、
お店の始め方、経営を上向きにする方法、
本の書き方、コンサルのやり方…
沢山の事を学べると思います。

そういう人は、この町には他にもいます。
成功者の話を聞く、失敗を聞く、その時どうしたかを聞く、
それが教育なんではないかと、私は思います。」

「いやー本当にその通りです。
今お母さんのお話を聞いて、
胸を鷲掴みにされましたわ。
私にはない視点でした。
その話をもっと聞かせて欲しい。そう思います。」


わ、鷲掴み。
私は鷲…

 

「…でもいい話を聞いたって、
実際に実行できる人は5%もいないんです。」

「私は是非ともその5%に入りたいです!

いえ、入ってみせます!!」

「…私は大学で心理学も学んでいますし、
コンサルの経験もあり、生徒さんを受け取って来ました。
その中で、行動を出来る人、
続けられる人というのは一握りでした。
今までの流れからいって無理だと思いますが…」
(もう失礼な事もずかずか言ってしまう様に…)

「学校を生まれ変わらせ、この町も活性化させます!」

「そこまで言うのなら、期待してます。
まず、学校改革された公立の校長先生の書籍を読むか、
インターネットで調べて下さい。
教頭先生は、時間がある様ですし、
その校長先生に直接電話をかけられてもいいと思います。
そういう校長先生は、喜んでノウハウを教えて下さると思います。
次に、そのノウハウに基づいて、
どういう点を変えなければいけないか、
学校の現状把握と改善すべき点を洗い出して下さい。
これは、子供の意見を重要視し、
担任の先生方の意見もしっかり取り入れて下さい。

その上で、計画表を作って下さい。
その計画表が出来ましたら、娘に渡して下さい。
私も力が及ばないかもしれませんが、提案は出来ると思います。
足りない所は、〇〇さんにも聞きに行って、相談します。
(二週間に一度は話している為。)
計画表を受け取ったら連絡しますので、お待ちしておりますね!」

「…へ?あ、はい、わ、わ、分かりました。」

「それでは、失礼します。」

これで、計画表が作り終えるまで電話がかかって来る事は
ないだろう。
子供達の為にも、5%に入って欲しい、
でも、無理な気がする。
…いや、子供達の為にも今度こそ期待したい、
そう思った。

ここまで読んで下さってありがとうございます。
読んで下さった方が、素敵な日を送れる様願っております。


我が家のお茶は、三年番茶。
毎日飲むものだから、無農薬のものを選んでいます。
季節の変わり目で、体調を崩す方もいるかと思います。
その時は、梅醤番茶を作って下さい。
喉の痛みもすーっと癒してくれます。
三年番茶。

普段の三年番茶。

 

体調が悪い時の三年番茶。
毎日飲むものだから、いいもの選びましょう。

有機野菜・無添加食品の宅配ネットスーパー【らでぃっしゅぼーや】Oisix(オイシックス)食材宅配おためしセット