災害時の自閉症者へのサポートリソース | カイとわたしの場合~オーストラリアx自閉症xシンプルライフ

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高校生になった自閉症児カイと、シングルマザーのわたし。オーストラリアはメルボルンにて、ふたり暮らし。そんな私たちの毎日を綴っています。

 
 
 
今回の山火事についての日本語の記事をもうひとつ。
 

昨年9月以来のオーストラリアの山火事の影響で、4億8000万の野生生物が犠牲に。コアラ8000頭が焼死。火災灰は2000km離れたニュージーランドにも飛散。豪大学研究者が指摘(RIEF)

 
今回の山火事では沢山の野生動物たちも犠牲になっています。
4億8000万体って・・・その中には約8000頭ものコアラも含まれます。
 

今のところ、東京都23個分、北海道の3分の2とほぼ同じ広さの自然林が消失してしまいました。そしてまだ鎮火はしていません。

 

2000㎞離れたお隣の国ニュージーランドにも、山火事の灰が飛散しているそうです。

 

遠く離れたメルボルンシティの方にも煙がやってきました。

今日は外に出ると煙いし、霧がかかったように空気が汚れています。

 

健康に影響があるレベルの空気汚染状態ということで、窓は閉めて外には出来るだけ出ないようにということになっています。

こっちの方でこの状態だとしたら、山火事の起きているエリアはどれだけ酷い状況か想像もつかないです。

 

 

この記事の最後の方の文を読んで、何とも言えない気持ちになりました・・・。

 

オーストラリアのモリソン首相は、山火事鎮火の国家的課題を背負っている。だが、1月13日には、インドを訪問するスケジュールに変更はないとしている。その後、同首相は日本も訪問する。インド、日本はオーストラリア産石炭の主要輸出国であることから、山火事よりもビジネス優先の姿勢とみられている。

 

 オーストラリアが自国産石炭を他国の石炭火力発電所用に大量に輸出することで、地球全体の温暖化を加速し、その結果、自国で熱波と山火事が年々、活発化するという構図だ。石炭消費国の日本、インドもその片棒を担いでいるとの見方もできる。

 
 
 
自閉症や知的障がいの人とブッシュファイヤー
 
 
こんな時、障がいのあるお子さんがいる家庭などは大丈夫だろうかと心配です。
 
知的障がいや自閉症の人は、状況を理解するのが難しくて、環境の変化に弱い。
無事に避難できたとしても、普段と違う食べ物が食べられない人もいるでしょうし、サポートに必要な色々なアイテムが手に入っていない状態だと思います。
 
 
英語のものになりますが、自閉症や知的障がいの方をサポートするためのリソース集をまとめました。障がいのないお子さんにも使えると思います。
 
Bushfire Information Guide in Easy English(NSW) 
やさしい英語と写真・絵でブッシュファイヤーについて視覚的にわかりやすく説明が書かれているガイドブックです。
 
Easy English Versions 
こちらはビクトリア州バージョンの、やさしい英語でのブッシュファイヤー情報集です。 
 
Social story around bushfires
ブッシュファイヤーについてのソーシャルストーリー。 
 
Red Cross RediPlan emergency planning in Easy English 
赤十字による災害時などの緊急プランについてのやさしい英語での説明。 これはどちらかと言うと、災害が起きる前に事前に準備しておいた方がいいことですね。 
 

Children’s book around bushfire recovery
https://www.childrens.health.qld.gov.au/…/natur…/storybooks/

ブッシュファイヤーとそこからのリカバリについての子ども向け絵本。
その他にも地震やサイクロン、洪水バージョンなどもありました。
 
Upsetting News
事件や災害などのニュースを見てショックを受けたり怖くなってしまったお子さんに。
 
Autism and Bushfire Emergencies
Autism Tasmaniaより、ブッシュファイヤー緊急避難時の自閉症児への対応のことなどがまとめてあります。
 
 
昨日キッチンからふと外を見たら、空が不思議な色になっていて、大きな虹がかかっていました。
 
方角的に山火事の起きている方向。

 

大変な状況になっているけど、この虹を見てちょっと元気が出ました。
希望の虹ということで・・・・きっと大丈夫!
 
この後すぐに日が沈んで虹は見えなくなりました。