年齢を重ねていいことのひとつは、
余計なものが削ぎ落せること。
何が大事で何が余計なのか、
見えてくるんですよね。
で、よく思うこと。
「世間の基準」のために
自分を曲げて生きることのモッタイナさ
特に昭和世代の女性たちは、
・ちゃんとした学校や会社に入る、子どもを入れる
(そもそも“ちゃんとした”が何を指すか?は脇に置いてね)
・結婚する
・子どもを育てる
・家庭を守る
・周囲との調和を大切にする
自分を我慢して、
世間でいう"当たり前"に合わせようと
頑張ってきた方が多いと思うんですね。
でも、50代前後からは、
「これでよかったのかな」って
思うことが増えてきて・・・
モヤモヤしている方が多い。
世間のモノサシが奪ったもの
で、そのモヤモヤの正体は何なのか。
それは、長い間聞こえなくなっていた
「本当の自分からのメッセージ」なんじゃないかな
と思うんです。
例えばね、
・離婚は良くない
・良妻賢母であるべき
・親子は何でも話せる関係がいい
こういった価値観を
根っこに刷り込まれている私たち世代。
でも、実際には、
朝起きて誰にも気を遣わなくていい生活が、
しっくりくる人だっているし、
「何でも話せる親子関係」が合う親子もいれば、
実は適度な距離感が、
「お互いを尊重する関係」の場合もある。
それはその人その人違うのに、
刷り込まれた「世間の価値観」に自分を照らして
苦しんでいる人も多い。
実は、
世間の「いい」と自分の「好き」は
全然違うものだったりするんですよね。
モヤモヤの正体は本当の自分からのメッセージ
50代のモヤモヤは、
自分からのSOSだと思うんです。
「もっと自由に生きていいよ」
「もっと自分の声を聴いていいんだよ」
「もっと『普通』から外れていいんだよ」
そもそもね、
刷り込まれた「普通」と現代の「普通」は
既にかなり違っていたりします。
変化が「常識」として知れ渡るまでには
タイムラグがありますものね。
なのに、
それが正しいと信じて、
自分を曲げているとしたら・・・
大切な命の時間が
もったいないと思うの!
あるいは、
自分の価値観が既に古いと知っているんだけど、
なかなか手放せずに、
古い価値観と新しい価値観の間で揺れている。
そんな方も多いと
コーチングでお話を伺っていると感じます。
でも、それはそれでいい面もある。
どちらも知っているからこそ、
選べる自由がある。
その上で、
手放したい価値観を
少しずつ緩めていきませんか?
少しずつ、ね。
変化を恐れるのが潜在意識ですから、
急激に変化させようとすると
苦しくなってしまう
でも、現実とのバランスを取りながら、
小さな一歩から始められます。
・週に一度だけ、誰の予定も気にせず、
自分の好きな時間に好きな食事を楽しむ
「私だけの贅沢タイム」
・「〜すべき」という言葉が浮かんだら、
「どこまでが責任で、どこからが自分の縛り?」
と区別してみる
・今ある環境の中でも、
自分らしさを表現できる小さな工夫を見つける
・「許可」を自分に与える練習をする
(「今日は何もしなくていい」と自分に言ってみる)
これは「わがまま」でも「自己中」でもない。
本来の自分を取り戻す旅。
それは、若い頃には気づかなかった
50代からの特権かもしれません。
周りの目を気にして我慢した分、
これからの人生は、
自分らしく楽しむ人が増えて欲しいな。
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