頭では分かっているのに「できない!」って苦しいし、なんだか悔しかったりしませんか?
子育てだけではなく、いろんな場面で出てくる葛藤だと思います。
そんなときの対処法をお伝えします。
母子分離といえば、先日のブログ「刺さりました!」とジワジワ反響をいただいています。
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さて、まずはそもそも論から。
どうして「私」と「わが子」は別の人格と意識した方がよいのでしょうか?
まずは、その方が私の心が「楽」になるからです。
そして、子どもが自分らしく生きられるからです。
例えば、私=私なら、あるていど思い通りになりますよね。
私の一部=私の右手だとしても、私の思い通りになりそうな気がしません?あるていど。
私の一部=わが子だとしたら、どうでしょう。自分の思い通りになって当然だと思いません?逆に、思い通りにならないと「不快」じゃありませんか?
私の一部ではないけれど、お人形ならあるていど私の想い通りになりそうですね。つまり、なんだか自分にグサグサ刺さるんですけど(;^ω^)私の所有物というやつです。
もし、心がハチの巣になっている方がいらしたらスミマセン。
私つねづね思ってるんですけどね、「母子分離」が苦手なママさんって、基本的に「母性愛」がとても豊かな方が多いと思っています。僭越ですが、私もそっちに入っていると思います。わが子への愛ゆえにという部分が強い気がしています。
ところで、わが子ってどうして「私」の思い通りになってくれないんだと思います?
それはご存じの通り固有の「人格」があるからですよね。この人格があるからこそ、その子らしさが醸し出されて、生き生きと日々を過ごしていくわけです。
この人格をなんとか私の気に入るようにコントロールしようとしても、うまく操縦できないことが多いと思います。もう本当にイーーーーッ!となります(;^ω^)そうすると、フラストレーションがたまって不快な気持ちになる。
だから、わが子といえどコントロールできないんだな。だって私≠わが子じゃないんだったもんな。という境地に至る方が楽ですよ、ということなんですね。
「正しさ」とかではなく「楽」ある意味、前向きな諦めです。
さらに続きます。
それでもわが子を私の思い通りにしようと思うと、どうなると思いますか?
彼・彼女は自分らしさ、生き生きした魂を心の奥底に封印して、自分を親に捧げます。だって、親が大好きだから。
魂を封印したからといって、見た目はほぼ変わりません。むしろ、親の思惑をくんでくれるとても「いい子」になってくれると思います。しばらくの間は。
でもね、魂って「自分らしくありたい!!!」という強い欲求を持ってこの世に生まれてきます。
それを無理やり押し込めているので、「出してー!」「ここにいるよ!!!」と心の中からの暴動が起こってくるんですね。
それが、人によっては生きづらさや、思春期以降のひきこもりや体調不良、家庭内暴力、人間関係がうまくいかない、仕事が続かない、結婚生活がうまく行かない、自分の子どもを愛せない、などの問題になって表層に現れてきたりします。そうするとカウンセラーの出番ですね!
安心材料として、すべてのお子さんがそうなるとは限りません。
そして心理学には「問題の陰に才能あり」という言葉もあります。
その方がお持ちの問題の裏側には、「この人生にあなたが生まれてきて、そしてみんなに与えに来たもの」が眠っているということなんですね。いわゆる「ギフト」というやつです。私のカウンセリングではそのあたりを宝探ししておりますよ!
人さまの心をハチの巣にしておいてなんですけど、「自分の行いのせいでこの子の人生がめちゃくちゃになる!!!」と過剰に思わなくても大丈夫なんですね。その子はその子なりに完璧なプロセスを踏んで人生を生きていくので。
とはいえ「いや、そのあたりは何とかしたい!」ということでしたら、ぜひプロにサポートしてもらうことをおススメします。とさり気なくステマ
とまぁ、超絶長い前置きはこのぐらいにして、掲題の件ですよね。
頭では分かっているのに「できない!」時は、それを丸ごと受け入れてあげるのがオススメです。
逆方向に引っ張る葛藤状態がツラいので、引っ張りを解除してあげるんですね。
「そっかそっか、頭では分かっているけどできなくてツライんだね」
「そうだよね。子どもとお別れするみたいで寂しくて離れたくないんだね。」
「だよね。だってお腹の中にいたときは一緒だったもんね。あの時は幸せな気持ちだったね」
「でも、この子が自分の人生を生きられるために、手放したい気持ちもあるんだね。私ってばめっちゃ愛情深いじゃん」
「とはいえ手放しちゃったら、何か悪いことが起こりそうで怖いんだね」
こんな風に、ただただ自分の状況や気持ちを受け入れてあげるのがオススメです。
心の中で大人の自分が子どもの自分を、抱きしめてヨシヨシしているイメージです。
もし、ヨシヨシしたくない気持ちがあるのであれば
「そっか、今は受け入れたくない気持ちなんだね。そんなこともあるよね」
こんなふうに、どこまでも今の自分の状態を受け入れます。
これを、自己受容といいます。
批判もジャッジもなく、ただただ受け入れられることはとても心地が良いです。そして、心が回復して成長していくんですね。
心の中で「やだもん!」と駄々をこねていた子どもが、気持ちを聴いてもらって満足し、生き生きと走り出すようなイメージです。
一朝一夕で変化するのは難しいですが、習慣として続けていけば不思議なことに「分かっているのにできない!」が緩んできますし、いつの間にかお子さんやパートナーにかける言葉も変わってきますよ!
ぜひお試しになってみてください。
「どうやっていいのか分からない」「自分でやろうとすると抵抗が出る」という方は、自己流は事故流とも言いますし、お金はかかりますがプロに頼ってみるのが近道かもしれません。ここでもステマ
それでは今日はこのへんで!
さいごまで読んでくださって、ありがとうございました!