同志の皆さまこんにちは!
ふせけいこです。

 

 

あなたは子ども時代を「子ども」らしく過ごせた人ですか?それとも早々に大人にならざるを得なかった人ですか?

 

 

私の自己紹介の「私の想い」の項に、”子どもが子ども時代を全力で子どもらしく過ごせる世界”という表現があります。早口言葉みたいだね

 

 

今日は、子ども時代を「子ども」らしく過ごすってどういうことか、具体的にしたためたいと思います。

 

 

 

 

まず、子どもらしさってどんなイメージですか?

 

 

・無邪気

 

・好奇心旺盛

 

・喜怒哀楽が豊か

 

・素直

 

・走り回る

 

・自己中心的

 

・手に負えない←感想か
 

 

物静かなお子さんだっていると思いますし、周りの空気感に敏感なお子さんもいると思いますが、あくまでもザ・子どものイメージとして。

 

 

で、「子ども」らしく過ごせたということは、上記のような大人にとっては一筋縄ではいかない個でいることを「許される」環境にいたということなのかと思います。

 

 

もっというと、そんな自分が「受け入れられる」余裕のあった環境ということ。

 

 

 

 

 

例えば、小さなあなたが公園で転んでひざをすりむきました。

 

 

「痛いよぉ!!」

 

 

と泣きました。

 

 

その時に、

 

 

「そっかそっか、痛かったんだね。」

 

 

と痛くて泣いている私を受け入れてもらえる環境だったか、

 

 

「痛くない、痛くない。そんなに泣かないの。」

 

 

自分自身の感覚ではなく、別の誰かが望む感覚を優先させた方が生きていきやすい環境だったのか。

 

 


 

「やだよー!やだよーー!!ママのバカー!!」

 

 

と駄々をこねたときに

 

 

「そっかそっか、イヤなんだね。そっか、怒りたいくらい嫌だったんだね」

 

 

と駄々をこねる私を受け入れてもらえる環境だったか、

 

 

「そんなことくらいで怒らないの!ママのことバカって言っていいと思ってるの!」


と、今感じている気持ちを解き放つと、不利益を被る環境だったのか。

 

 

 

 

「ママ、抱っこして」


とあなたが温もりを求めたとき、

 

 

「いいよ、おいで」

 

 

と求めたものが手に入る環境だったのか、

 

 

「もうお姉ちゃん(お兄ちゃん)でしょ!」

 

 

と欲しくても我慢しなければならない環境だったのか。

 

 


 

 

そのままの自分を遠慮なく大解放するという意味で言えば、「子どもとして親に甘えられたかどうか」という風に言い換えることもできるのではないでしょうか。

 

 

子どもが親に甘えて、それを受け入れられる経験って、子どもが大人になるうえで欠かせないタスクのひとつなんですね。

 

 

これが心のタンクにいっぱいになることで、世界への安心感や信頼感が育ちます。

 

 

「甘える」ってあまり良いイメージではないかもしれないけれど、子どもの頃に「甘える」をできないまま大人になると、大人になってから「甘える」を取り戻そうとします。

 

 

例えば自分の親に甘えられなかった分、パートナーに親の愛を求めることで欲求を満たそうとする心理。でも実際のところ、パートナーは親ではないので、ほしかった愛情はもらえず、逆に関係が悪化することが良くあります←これは私の例でもあります

 

 

もしくは、自分の子どもに「甘える」をする場合もあります。

 

 

「宿題やったの?」「どうしてあなたは努力しないの⁉」「また間違ったの⁉」というよくありがちなお小言を隠れ蓑にして、ずっと胸に秘めていた怒りをぶつけたり、「私の方が大変だった!」アピールをしたり、不機嫌や寂し気な雰囲気で「察して」オーラを出したり。


子どもこそ無償ともいえる愛情で全力でもって親を受け入れようとしてくれますから、「私を分って」「私を見て!」「私を愛して」をするにはもってこいの相手なんですね。

 

 

ちなみに、これは公式LINEのご登録者さまにおしえて頂いたんですけど、15年ほど前のアメリカのデータによると、「子どもを持ちたい理由」の第一位が「自分を愛してくれる確固たる存在がほしいから」とのこと。

 

 

とまぁ、それくらい「甘える」って人によっては喉から手が出るほど、ずっとずっと欲しくて欲しくて仕方がないものなんですね。

 

 

そして、ずっと欲しいと願っていたのに、それを我慢せざるをえない環境でがんばり続けてきた同志の皆さんはきっと少なくはないのだろうなぁと私は思いを馳せます。

 

 

 

 

そして、「甘える」「甘えられない」ってもしかして親から子に連鎖しちゃう系なの?と薄々お気づきの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

100%ではないです。でも、高い確率で、親から子へ受け継ぐギフトの一つになります。

 

 

例えば、親に遠慮して泣くのを我慢してきたあるママさんは、お子さんの泣き声に胸が締め付けれられるようで、怒って泣き止ませたくなると言います。

 

 

また、子育て講座で「お子さんをハグしましょう」という宿題が出たけれど、どうしてもハグできない。体がこわばってしまうというママさんもいました。彼女は、自分のお母さんに抱きしめてもらったことがないそうなんですね。


いろんな事情があって感情が未消化なままである(つまり何十年も経っているのに、まだ心の傷口がパックリ開いている)ことは、傷が疼くので、相手にしてあげることも非常に難しいという心の仕組みがあります。

 

 

じゃあどうしたらいいのか。


本当は時計の針を巻き戻して、当時にもどって甘え直せればいいのかもしれないですけど。

 

 

それにしたって希望通りにいくかどうかわからないですもんね。


それよりも確実な方法のひとつは、大人の私が私の中の小さな私を甘えさせてあげるということ。

 

 

そのためには、あの時小さな私は本当は何を我慢していたのか知ること。

 

 

子どもであればできたはずの「甘える」がオンタイムでできなかったことを、怒り悲しみ嘆くこと。

 

 

そんな風にして、自分に向き合っていくことをしていきます。

 

 

そうしているうちに、時計の針は元には戻らないけれど、あの時の出来事が本当の意味で気にならなくなっていく日が訪れます。

 

 

それが、心理学でいう「癒される」ということ。

 

 

ということで、子ども時代を「子ども」らしく過ごすってなんぞや?という話から、「甘える」についてしたためてみました。

 

 

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さいごまで読んでくださってありがとうございました!


 

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