今回の<遊>は放送大学の実験の事前物品チェック。
講座までまだ日がありますが、なにせ、実験の数が多いため、物品チェックをそろそろ始めないと間に合いません。
こちらは、実験としては変えてませんが、ヒロさんがネットで見つけた超強力ライトを使ってみたところ、放射線が十分観察できたというお話。
大学で購入したこれと同じ性能のライトは一つ1万円以上したそうですが、こちらは3千円。さすが中国製。先日ぼくがホームセンターで見つけた携帯用の強力ライトよりさらに強力でした。
このくらい見られれば、霧箱用にLED照明装置を自作しなくてもよさそう。しかも、自作すると全部で4千円くらいかかるとかで、買ったほうが安い、という笑えない状況。
こちらは静電気の電荷保存実験でよく見かける紙袋入ストローの実験を、巨大化したものです。
紙袋が弱いので、やりづらい実験なのですが、タピオカストローを使い、紙筒を手作りした結果、非常にやりやすい、わかりやすい実験になりました。
動画はこちら。(無編集です)
理屈は、あえてここで説明しなくともわかると思います。
物品チェックでとあることを発見。あまり嬉しくない話ですが、100円ショップ(ダイソー)で売っているネオジム磁石、最近のは厚みが減っているんですね。
16個重ねたら、ひと目見てわかるくらいの差がありました。
たぶん、原材料費の値上がりで、厚みを減らすことで対処したのかと思われます。
4つ組100円のパックで、2個が厚いもの、2個が薄いもの、みたいなのもありました。
セリアのはどうか、今度調べてみるつもりです。
なお、キャンドゥーのは、そもそもネオジム磁石の企画が違い、そもそも直径が違いますので、多数使うときの追加には使えません。
今日の発見その2。こちらは嬉しい発見。
竹串の反磁性実験ですが、鉛筆の上で斜めに釣り合うようにすると摩擦が減り、反応がよくなる、というのを前回発見しましたが、今回はそれのバージョンアップ。
斜めに釣り合わせたあと、指でちょんとつついて、竹串が軽く上下に揺れるようにした状態で磁石を近づけると、非常に敏感に反応することがわかりました。いってみれば「コロンブスの卵」的発見ですが、なかなか思いつかなかったやり方です。(動画は撮りませんでした。また機会があれば)なかなかうまく反応しないことの多い竹串の反磁性実験ですが、これからは余裕で実験できそうです。(これは今回の放送大学の実験でも取り入れるつもりです)
なお、ヒロさんとの雑談で、『いきいき物理わくわく実験』やぼくの『いきいき物理マンガで実験』の実験は、ほんの出版後かなり改定したものがあるので、それをどこかで発表していくプロジェクトが必要だな、という話を漠然としました。霧箱プロジェクトもその一環になるかな、と。
次は二週間後。
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