本日も

「ベイマックス」
 


という映画を通して

想像力と
挑戦するアニメーション

というテーマについて

考えてみたいと思います。






なぜベイマックスが

アカデミー賞の
長編アニメ賞

を受賞したのでしょう?






それは

ストーリーが良かったから

だと思われます


(*´∇`*)






実は

2001年から始まった

アカデミー賞
長編アニメーション賞

を受賞した

ディズニーアニメは

「ベイマックス」


「アナと雪の女王」

だけ!






それに対して

子会社の

ピクサー


「ファインディング・ニモ」

「Mr.インクレディブル」

「レミーのおいしいレストラン」

「ウォーリー」

「カールじいさんの空飛ぶ家」

「トイ・ストーリー3」

「メリダとおそろしの森」

が受賞しています。

↑アカデミー賞の常連は
実はピクサー作品なのです!








これは

ピクサー作品


監督の原体験を
基にしたストーリーが多く


姫と歌と
ハッピーエンドという

ディズニー作品

よりも

普遍的な問題

を扱っているからだと考えられます。






「アナと雪の女王」


姉妹のあり方

という

普遍的テーマ


今までの
プリンセス路線より

一歩踏み込んだ物語

になっていたため

アカデミー賞を受賞したのでは

ないでしょうか?







では

「ベイマックス」

とは

どんなお話なのでしょう?






今までの

プリンセス路線の
きまり

と比べてみると

全然違う

ということが見えてきます。






きまり1


お姫様は能天気



主役のお姫様は
基本的に明るく楽天的!



に対し

ベイマックスでは

主人公のヒロは
自分の将来が見えず

何度も挫折や失敗を
繰り返す青年です









きまり2


ストーリーとは別に
歌に見せ場がある!



歌のシーンが
作品のイメージを決定する
プリンセス路線


に対し


ベイマックスでは

ミュージカル・シーンが
ありません!



代わりにあるのが

戦闘訓練をする
モンタージュ!




ヒロの仲間たちが強くなる過程を

短いシーンをつなぎ合わせて見せる

という

スポーツやバトル系作品で
使われる手法

です。


↑みんなで少しずつ強くなる!






きまり3


どんな悲劇でも
ハッピーエンド



ノートルダムの鐘でも

カジモトがニコニコ笑ってラストを迎える

みんな幸せ!

というプリンセス路線



に対し


ベイマックスでは

最後はヒロ自身の
努力によって

悲劇を乗り越えて
幸せなハッピーエンドに
していく!

という

克己型のラスト

になっています。


↑ベイマックス、もう大丈夫だよ(*´∇`*)






きまり4


狂言回しの
サブキャラが登場する


ディズニーのアニメでは

ほぼお約束の

サブキャラ



ですが…


ベイマックスには

登場しません!






代わりに登場するのが

ヒロの友達の
4人と1体

一人ひとりが強い訳ではありませんが

彼らそれぞれの持ち味によって

ヒロの魂は

救われていくのです。


↑一人ひとりは決して強くない。

だけど…
みんながいたから強くなれた!






はい。




という訳で


能天気な姫



みんなが好きな永遠の名曲



楽しいハッピーエンドと



お茶目な狂言回し



登場しないかわりに






苦悩する青年


練習や修行のシーン


最後に自立するラスト


大切な5人の仲間が…










( ̄_ ̄ i)








あれっ?






(-"-;A







これって…





なんか

日本のアニメみたいな
展開

じゃないですか?







はい(^^)






ディズニーが

ディズニーらしさを捨てて
挑戦した


本作に流れているのは


日本の
ロボットアニメや

戦隊ヒーローものに
流れて続けている


平凡なる人の
苦悩と成長の物語


ではないかと思われるのです!








という訳で次回は

ベイマックスの
細部にまで流れている

Jアニメ魂

について

検証してみたいと思います。





ではまた(*^ー^)ノ