こんばんは。

ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力と547の発掘良品というシリーズをお送りしたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

本シリーズの概要はコチラ

 

 
公開年での分類

 

★公開年での分類 (計549作品)

1940年代 002作品  00.4%
1950年代 045作品  08.2%
1960年代 088作品  16.0%
1970年代 148作品  27.0%
1980年代 126作品  23.0%
1990年代 107作品  19.5%
2000年代 027作品  04.9%
2010年代 006作品  01.1%

 

という結果になりました。

 

 

 

★データから読み解く分析

 

スタート時の発掘良品のコンセプトは新作・旧作、有名・無名、公開・未公開ではなく「面白い」を基準に作品をセレクトし、毎月紹介してゆくというもの。

 

ちなみにスタート時の001~100までのラインナップは以下の通り。

 

★公開年での分類 (001~100作品)

 

 1940年代 000作品 (00%)

 1950年代 002作品 (02%)

 1960年代 011作品 (11%)

 1970年代 027作品 (27%)

 1980年代 024作品 (24%)

 1990年代 028作品 (28%)

 2000年代 008作品 (08%)

 

 

はい。

 

ご覧頂いてお分かり頂けると思いますが、スタート時のラインナップは1970~90年代の作品がほとんどであり、恐らくですがこの理由は、このシリーズがスタートした2010年代初頭は、街の小さなレンタルDVDショップは壊滅しており、TSUTAYAさんとゲオさんの寡占状態となったDVDショップ業界は、コンテンツの独自性で雌雄を決しようとしていたのではないかと思われます。

 

そしてそんな中で考えられたのが、VHS時代には発売されていたけれど、まだDVD化されていなかった過去の作品を特集する事で、映画ファンと呼ばれる人たちに支持される(愛される)DVDショップを目指す事!

 

 

そう。

 

私見ですがこの企画は、2008年に公開された「僕らのミライへ逆回転」に似た、昔好きだった好きな映画を集める事で、映画ファンの集うDVDショップとなっていこうというTSUTAYAさんの方針から生まれたものではないかと思うのですが、皆様はどう思われますでしょうか?

 

発掘良品でライバル店との差別化を図れ!

 

「それを作れば、彼がやって来る」

 

 

尚この企画は当初大いに当たり、忘れられた映画を語るルネサンス運動は、映画関連の出版も大いに賑わせ、映画を体系的に語ったり、製作国やジャンル別に映画の魅力を語った書籍が本屋さんに並べられた時代でもありました…

 

「00年代のアメリカ映画100」は

00年代から10年ずつ遡りながら

1960年代版まで発刊されています。

 

 

 

またデルモンテ平山氏による

「ゴミビデオ大全」は80年代にVHSで

大量にリリースされた無名の作品を

知る事ができる海外映画の

ミッシング・リングを解くための

鍵のような本になっております。

 

 

 

ですが時代というのは流れゆくもの。現在ではこれらのアーカイブや考察は、YouTube動画の時代へと移ると共に、レンタルDVD店の差別化は、サブスクリプトの映画コンテンツへと取って代わられ、結果的にはどちらの企画も次の時代の呼び水となって消滅してしまったのではないかと思います。

 

遂にDVDとなる事がなかった

1964年の「シェラ・デ・コブレの幽霊」は

現在ではアマゾン・プライムで

視聴する事ができるようになりました。

 

モノクロ故の不気味さが光ります!

 

 

尚、VHS全盛だった1970~90年代の発掘が終わった後は、次第に1950~60年代の知られざる名作へと移っていうところが発掘良品の素晴らしいところ。

 

なんとなく聞いた事がある映画から手を伸ばしてゆくと、最後には1960年代の恋愛映画や、本場アメリカの西部劇などまで詳しくなれる発掘良品のラインナップは、かなりバランスのとれたものとなっているのです。

 

「凡ては夜に始まる(1960)」は

60年代の女性が、かなり奔放に

人生を楽しんでいた事を証明する作品!

 

あれれ?60年代の女性は

男性に虐げられていたった本当?

「ミンクの手ざわり(1962)」

 

 

 

という訳で次回はallcinemaのジャンル分類から考察する発掘良品の傾向について考えてみたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

どうぞよろしくお願いいたします。