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母娘ふたりガダルカナルの旅 最新 第十一話 (鋭意更新中)

 

タラワ環礁 その二十七 タラワでさ迷うおっちゃんたち の余談であります。

 

道端に放置されていた飛行機

自分は中を少しだけ覗いて軍用機ではない事を確認したつもりでありました。

 

何故ならばこの大きさであれば爆撃機で機体内には爆弾を落とすため下部に爆弾倉の扉が無ければなりません。

I氏撮影

↑小型の旅客機であろうと結論を出し軍用機では無い、さらには戦後の飛行機であろうと現地では結論付け興味の対象から外したのでありました。

その二十七 タラワでさ迷うおっちゃんたち を見てブロ友さまの 寺本匡俊 様より 戦中のダグラス社輸送機の可能性があると御教示戴きました。

 

日本の場合は 輸送機=爆撃機 との固定観念から輸送専門機と言う発想が全くありませんでした。

 

あらためてしみじみ写真を眺めておりますと色々特徴のある飛行機であります。

I氏撮影

コクピット脇のカマボコ型のドアーと高翼構造。

 

機体の丸窓と大きく四角い開口部

I氏撮影

 

これらの特徴を基に怪しい英語で画像検索をかけて行くと

ダグラス社 DC5 に行き着きました。

 

さらに絞り込むと・・・

ダグラス社 DC5 R3B に辿り着きました。

 

↓頁の中ほどにあるイラスト

http://www.aviastar.org/air/usa/douglas_dc-5.php

 

コクピットの窓が少し違うように見えますがこの機体で良いと思います。

 

WIKIのDC5の頁
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9_DC-5

↑では

またアメリカ海軍では「R3D」と呼ばれていたが、わずか7機が使われただけであった。

とありますのでとても希少な機体だということが判りました。

 

では何故↓此処に放置されているのか・・・

 

これも自分の先入観が邪魔しておりました。

日本軍タラワ環礁飛行場はベチオ島にあり、「日本軍が陥落した後は当然米軍がベチオ島の飛行場を使用した筈」と結論付けておりました。

 

ところがですよ。

Wikiの ボンリキ国際空港 には 以下Wikiよりコピペタ

ボンリキ国際空港はタラワの戦いが終結した後の1943年12月に、アメリカ海軍の建設工兵隊であるシービーによって建設された。完成後に伊-175の雷撃を受けてマキン島近海で撃沈された護衛空母リスカム・ベイ (USS Liscome Bay, CVE-56) 艦長のヘンリー・M・ムリニクス少将にちなんで、ムリニクス飛行場(Mullinix Field)と命名された。

 

 

 

なんてこったい

米軍がベチオ島で激闘の末手に入れた飛行場は使わず現在のボンリキ国際空港を米軍が造成してムリニクス飛行場と名付け使用していたという・・・

 

従って↓の機体は此の地に存在していても問題は全く無い訳であります。

WWIIの時代の軍用機で七機しか生産されなかった米国海軍R3B輸送機だった可能性がとても高いのであります。

 

そのような背景を知って居ればもっとしつこく写真を撮ったものを・・・ と今更悔やむおっちゃんであります。

 

だがしかし あのお犬さまの勢いではゆっくり撮影も出来なかったでしょう。

己を犠牲にして放置されていた機体の写真を多く撮影して戴いたI氏に感謝するばかりであります。

此の場より・・・  救援に駆け付けず申し訳ありませんでしたm(_ _)m

 

つづく

 

此の地を訪れる為、慌てて勉強したマキン・タラワの戦い

タラワの戦いを一から勉強してみる その一

タラワの戦いを一から勉強してみる その二

タラワの戦いを一から勉強してみる その三

タラワの戦いを一から勉強してみる その四

タラワの戦いを一から勉強してみる その五

最後まで勉強し切れて居りません。

 

 


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