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故有ってマキン・タラワの戦いを勉強中であります。

タラワの戦いを一から勉強してみる その1 

タラワの戦いを一から勉強してみる その2 

タラワの戦いを一から勉強してみる その3 

タラワの戦いを一から勉強してみる その4 より続いております。

 

其の4で昭和17年8月17日のマキン奇襲戦闘要図を作ってみました。

そして奇襲後の様子や増援隊の様子も等と考えておりましたが・・・

 

自分には時間が残されていない事にはたと気づきました。

従って一気に昭和18年11月21日へ飛び マキン陥落の戦闘要図を作ってみました。

※時間は戦史叢書より

 

日本軍 指揮官 藤野斉助 中尉

海軍第三根拠地隊 分遣隊 243名

九五二空 八〇二空 派遣隊 約110名

第一一一設営隊 約380名

8糎砲 3門

7糎山砲 3門

36粍速射砲 6門

13粍連装機銃  2基

重・軽機関銃 約20挺

水戦・水艇兼用75米滑走台

合計   693名

谷浦氏「タラワ・マキンの戦い」より

 

米軍

陸軍第27師団 歩兵第165連隊基幹 北方攻略隊 6,472名

海軍上陸支援艦隊

戦艦 3

巡洋艦 2

駆逐艦  6

空母 複数隻?

 

昭和18年11月21日 

05:45 支援艦隊の艦砲射撃開始

06:11 空母からの航空機による空中攻撃 約20分 其の後二時間艦砲射撃

08:32 水陸両用車輛攻撃波が着岸上陸開始

08:45 二個大隊と戦車二輌、上陸完了

米軍の無血上陸となった。

日本軍は反撃する兵器を持たず沈黙する外はなかった。

 

第二次上陸作戦として米陸軍歩兵165連隊第二大隊がイエロービーチに上陸。

左右に分かれて進撃を開始、右翼オンチョンワーフの機銃一挺撃破、左翼キングワーフ(飛行艇基地)で機銃座二か所を撃破。

其の後、巧みに配置された掩体壕・機銃座より猛射を受け、密生した藪や倒木に前進を阻まれた。

21日は近接対峙戦が続けられたが数に勝る米軍より次第に圧迫され組織的抵抗が出来なくなった。

日本軍の抵抗が完全に終結したのは24日であった。

日本軍は水兵1名(多分人事不省だったと想像する)軍属約100名を除き全員玉砕

米軍の損害 戦死65名 戦傷152名

 

要図時系列は戦史叢書、上掲時系列は谷浦氏「タラワ・マキンの戦い」より

以上がザックリと纏めたマキン陥落の経過であります。

 

然しながら・・・日本軍の装備

マキンの日本軍戦車として写真を掲載している英語圏ページがある。

ファイル名 Japanese_Tank_Type_95_Ha-Go_Makin_Atoll

Makin Atoll=マキン環礁 にはブタリタリにしか日本軍は居ないのでブタリタリなのであろう。

側面の旭日旗は海軍を示す。

英語圏ページやファイル名に信憑性があるか疑問は残るが・・・ ブタリタリに九五式軽戦車が配備されていた可能性は否定できない。

 

 

取り急ぎマキンに関してはここまでとしてタラワ陥落へ移りたいと思います。

つづく


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