日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。 -155ページ目

こんな夢を見た~第二夜

体育館だった。


いや、体育館と言うより、ドーム球場を連想させる、壮大な空間だった。


巨大なハーフパイプが設置され、半ズボン姿の若者がスケートボードで斜面を駆け上がり、空中へ舞い上がっていた。


ちゃらちゃらした若者で溢れかえっていた。


危険な遊びを、平然とやってのけ、やたらテンションが高かった。


手と手をたたき合って、雄叫びを上げている。




その隣に、何故か雲梯があった。


室内の端から端まで伸びていて、中央に向かって高くアーチを描き、端へ向かって徐々に下がっていた。



スタート地点も結構な高さだった。


床は普通の体育館と同じ板張りで、何の安全対策も施されていない。


馬鹿みたいに張り切った若者が、いきなり雲梯に足をかけた。


コウモリのように、逆さになって、雲梯を進むつもりのようだ。


どうみても、調子に乗りすぎていた。


案の定、一歩も進まないまま、若者は頭から転落した。




若者は衝撃で弾み、俯せになったまま動かなかった。




若者が落ちた場所に、円を描くように散らばった赤黒い肉片と、円の内側に白いものがこびりついていた。


血はほとんど出ていない。


白いものは、脳髄だった。


間違いなく死んでいるな。


そう思って、もう一度、若者へ視線を向けようとしたところで、俺は夢から覚めた。




日々を生きる。~妻よ。おまえはいったい何を望んでいるのか。

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自分自身の物語

本出しませんか?と言われたら何書く? ブログネタ:本出しませんか?と言われたら何書く? 参加中
本文はここから


スチーブンキングが、どんな人でも、多かれ少なかれ、ものを書く素養はある、と言っていた。

詰まるところ、どんな人でも自分の人生、または半生を書けば、それは本になるのではないか。

個人の人生は、どんな人でも、それなりにおもしろい物語になりうるのだ、と思う。




というわけで、私の場合、ブログを元に、私小説を書く。

(親族や家族に非難されそう。特に妻から)






読者の皆様、下記小説、読んでくだされば幸いです。













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こんな夢を見た~第一夜

こんな夢を見た。


殆ど垂直の雪山を登っていた。

白く凍てついた岩盤。

体を支えているのは、岩に僅かに掛かった指先と、つま先だけだった。

登攀器具の類は、何一つ身につけていない。

わずかな岩の突起に指を掛け、恐ろしくゆっくりと吹雪の中を登ってゆく。


恐怖で震えていた。


と同時に、足下を観てみたいという欲求が襲ってくる。

それでも、決して下を観ることはなかった。

見た瞬間に、恐怖で滑落すると、何故かはっきりとわかっていた。


体一つ分の小さな岩棚が突き出ていた。

その上で、休んだ。

こんな高さの雪山を、一人で、それもフリークライミングでアタックするはずもなかった。

しかし、視界に人の姿はなかった。

俺が先頭か、最後尾かだった。

休んでいること自体が怖くなって、俺はまたゆっくりと登り始めた。

全てが真っ白だった。

ほとんど視界が利かなかった。



しばらく登攀を続けると、山頂に出た。


目の前には、さらに高い山頂が吹雪に霞んでいた。

細く急峻な稜線が、もうひとつの山頂まで続いている。


恐ろしく細い稜線で、綱渡りに等しかった。

刀の峰を、バランスを取りながら登って行くようなものだった。


一歩踏み外すと、奈落だった。


立って歩けなかった。


俺は稜線を這って登った。

雪面に顔を擦りつけながら、延々と蝸牛が這うように進んだ。




視界が開けてゆく。

山頂に手が届きそうだった。

4,5人の、人の姿が見える。

俺は、最後尾だったのだ。


薄汚れた登山服。

ゴーグルで、男たちと思われる集団の表情まではわからなかった。

山頂に着いたところで、突然、吹雪が止んだ。

目の前に広がる光景に、俺は愕然とした。


どうなっているのだ?


そこは何故か、超高層の、ビルの屋上だった。




次回は第二夜です。



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