「いつも同じような嫌な人に悩まされてしまいます。
時や場所が変わっても、いつも似たような嫌な思いを味わいます。
どうしてなのでしょうか?」
今日はこんなご質問にお答えします。
正確に言うと、最初からこのような質問をされる方は多くはありません。
最初は、個別具体的な
「今悩まされている人」についてのお話があって、
一通りお伺いしてから、
「そのような嫌な思いをされたのは今回が初めてですか?」
というような問いかけをこちらからさせて頂くと、
「そうですねぇ・・・。あ、そう言えば前にも・・・」
のような感じで、過去に遡っていくつもエピソードが出てきます。
そうすると、そこに共通するパターンが見えてきて、
結果的に出来上がるのが、冒頭のようなご質問になるわけです。
パターン化というのは、簡単に言えば、
「知らぬ間に何度も繰り返されている」ということです。
ですから、
実はこのパターンを見つけることが、
このようなお悩みを解決する上で、最初に必要なことなのです。
いつも悩まされる嫌な人とはどんな人なのか?
その人たちのどんなところが具体的に嫌なのか?
いつも繰り返す「嫌な思い」とはどんな思いなのか?
それを明らかにしてゆくのです。
そうすると大概それは、人生のかなり早い段階で、既に経験していたことが次第に判明します。
なぜならば、私たちが人とのかかわり方を最初に学習するのは、親と関わる中でだからです。
親との関わりの中で、
どのように感じたかに応じて、
私たちはその振る舞い方を決めます。
安心感を感じられれば、
それに応じてリラックスして自由に振る舞うでしょう。
不安や危機感を感じれば、
それに応じて緊張して、対処しようと振る舞うでしょう。
そしてこれを、その後に出会う人との付き合い方の
テンプレートにします。
先生や友達や上司やパートナーなど・・・。
「人」全般に対する漠然としたイメージにまで
適用されてしまうのです。
このことに気づくまで、
その関わり方は盲目的に繰り返されます。
例えその関わりが
どんなに不快なものであっても、
無自覚でいる間は、
その関係性から適切な距離を置くことすらできません。
囚われて抜け出せないのはもちろんのこと、
無意識のうちに、自ら近寄ってしまうことすらあるのです。
自分はどんなテンプレートに従っているのか?
それに気づくことは
人との関わり方を変えて行くための最初の一歩です。
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