私にはこだわりがない
無さすぎるくらいにない
洋服にしても小物にしても
インテリアから食べ物に至るまで
これが好きとか
何十年愛用してるとか
そういうものがないのが寂しすぎる
尊敬している人を聞かれても
本当にいなくて困ってしまう
その時々で
好きなものや気に入るものはあるけれど
私と言えばコレって言えるものが
ないんです
究極を言えば
どれも好きだし
あってもなくてもよい
この執着の無さ
こだわりの無さ
物にも人にも固執しない
その時あるものを楽しむ
こういう感覚の人っているのかな…
絡みづらいよね
それぞれのその良さは理解できるけれど
それがなくてはダメ!がない
何でもいい~
が根底にある
どれでもいい~
がベース
投げやりというわけではなくて
本当にどれでもフィットする部分があり
そこに焦点を当てて馴染んでしまう
そして離れる
磁石が吸い付ける金属部分を
見つけるみたい
何にでも見つけられる
でもそこにこだわらず
居続けず
サラっと離れる
風のように私は生きている
とどまらないけど
実体も見えない
私
この世に生きてるんだろうか
と時々思う
爪痕も残さずに
さりげなくこの世を去りそう
それも私なんだろうな
そんな吹き抜ける風のような私を
どう表現していこうか
