アフリカ、タンザニアのサファリのために訪れる海外からの観光客は、たいてい「キリマンジャロ国際空港(JRO)」へ降り立ちます。

 

「キリマンジャロ国際空港」へ乗り入れているメジャーな航空会社は「KLMオランダ航空」「カタール航空」「ターキッシュエアライン」。モントリオールからは「ターキッシュエアライン」が最もアクセスがよく利用しましたが、それでも「モントリオール〜イスタンブール」10時間+「イスタンブール〜キリマンジャロ」9時間、乗り継ぎ時間を入れると24時間ほどの移動時間。キリマンジャロに到着する頃には、身体のあちらこちらがギシギシと痛くなりました〜

 

「キリマンジャロ国際空港」は、とてもこじんまりとした空港で、規模的には名古屋の小牧空港くらい。飛行機からは、徒歩で建物まで移動すると、入ってすぐのところにビザ取得のための窓口があります。タンザニア領事館のホームページでは、居住国にタンザニアのビザ取得窓口がある場合は必ず居住国で訪問ビザを取得するように記載されていますが、ここはアフリカ、そんなことはどうでもいいようで、「ビザのない人は、お金払ってビザ取ってね」的な様子でした。ただ、ビザの取得には規定サイズの写真が必要となります。また、どれくらい時間がかかるかアフリカ時間だと思われるので、時間を無駄にしたくない人は、事前に準備万端で入国することをお勧めします。

 

わたし達は、モチロンビザを持っていましたが、入国に必要な書類をその場で記入しないといけなかったので、猛スピードで記入。この入国書類、いかにもアフリカを感じさせる、普通のコピー用紙に印刷されているのですが、ほとんどの書類が曲がっていたり途中で切れていて、まともな用紙を探すのに手間取りました(笑)

 

急いだ甲斐あり、真っ先に入管の窓口へ。

英語で行き先など簡単に聞かれ、指紋のスキャンをした後、無事に入国。

外はまだ薄暗い早朝6時半頃。

 

流れて来たスーツケースを受け取り、建物の外へ。

「キリマンジャロ国際空港」内は、搭乗者以外入ることはできませんので、出迎えの人達は、出口のドアの外で待っています。

 

外に出ると、今回ドライバー兼ガイドを務めてくれるKさんが待っていました。

Kさんは、ばんがタンザニアを訪問する時には必ずガイドを務め、今ではすっかりばんの友人となっています。ばんが初めてタンザニアを訪問した際に「通常のガイドよりも動植物に詳しく、マサイの言葉が喋れるガイド」をリクエストして、表れたのがマサイ族出身のKさんだったのだとか。ばんを通してKさんの楽しいエピソードをたくさん聞いていたわたしにとって、Kさんとは初対面という印象ではなく、軽く自己紹介とハグで車に乗り込みました。

 

あいにく小雨が降っており、思いの外、肌寒く、天気が心配でしたが、朝食のために立ち寄った町外れにあるホテルに着いた頃には雨も上がりホッとしました。

 

 

ホテルまでの道すがら初めて見たタンザニアの通りの印象は、20年前に初めてブラジルを訪れた時の貧しい町並みに酷似していて、少しタイムスリップしたように感じたものです。

 

到着したホテルは、完全に先進国からの観光客向けのため、塀の外からは中にこんなに綺麗な建物や庭が広がっているとは想像できません。門番が扉を開けると、この別世界が広がっているのも昔のブラジルと同じでした。

 

Kさんに案内されて建物の奥にあるレストランへ。

タンザニアで初めての朝食です。

 

 

もっとシンプルな朝食をイメージしていましたが、なかなか盛り沢山でびっくりしました。目の前で卵を焼いてくれます。

 

 

朝からしっかり食べたかったのは山々でしたが、長時間フライトと4度も出て来た機内食ですっかり食欲を失っていたわたしのチョイス。

 

 

とはいえ、自家製のヨーグルトが美味でお代わりしました♪

 

朝食の後は、さっそくTarangire National Park(タランギレ国立公園)へ向かいます!

 

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