宮城県の仙台市で開催された、第9回仙台国際音楽コンクールのヴァイオリン部門(公式サイトはこちら)。
もうとっくに終わっているけれど、私は結果を知らないので、今更ながら予選のネット配信を聴いてみた(こちらのサイト)。
ちなみに、第9回仙台国際音楽コンクールについてのこれまでの記事はこちら。
なお、以下の協奏曲は仙台フィルハーモニー管弦楽団及び山形交響楽団によるオーケストラ(指揮者なし)との共演である。
【課題曲】
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ト長調 op.27-5
モーツァルト:アダージョ ホ長調 K261
モーツァルト:ロンド ハ長調 K373
第1日 5月24日(土)
01 サミール・アグラワル Sameer AGRAWAL (アメリカ 2005年生まれ)
05 エリック・チェン Eric CHEN (アメリカ/台湾 2001年生まれ)
28 落合 真子 OCHIAI Mako (日本 2001年生まれ)
36 ユリアン・ヴァルダー Julian WALDER (オーストリア 2000年生まれ)
04 ツァオ・ジャーチェン CAO Jiachen (中国 2006年生まれ)
03 ザカリー・ブランドン Zachary BRANDON (アメリカ 1998年生まれ)
29 パク・ソヒョン PARK Seohyeon (韓国 2005年生まれ)
18 イ・ジユン LEE Jiyoon (韓国 1999年生まれ)
12 チン・イェヨン・ジェニー JIN Yeyeong Jenny (韓国 2003年生まれ)
32 ヴィクラム・フランチェスコ・セドーナ Vikram Francesco SEDONA (イタリア 2000年生まれ)
15 キム・ハラム KIM Haram (韓国 1998年生まれ)
30 パク・ウォンミン PARK Wonmin (韓国 2004年生まれ)
16 キム・ヒョンジ KIM Hyeonji (韓国 2000年生まれ)
第2日 5月25日(日)
26 ムン・ボハ MOON Boha (韓国 2006年生まれ)
40 吉本 梨乃 YOSHIMOTO Rino (日本 2003年生まれ)
27 ミヒャエル・ノーデル Michael NODEL (ドイツ/アメリカ 2002年生まれ)
10 ヤニス・グリソー Yanis GRISÓ (ルクセンブルク 2003年生まれ)
13 ジュリア・ジョーンズ Julia JONES (アメリカ 2004年生まれ)
24 松木 翔太郎 MATSUKI Shotaro (日本 2007年生まれ)
35 ツァイ・エリック TSAI Eric (台湾/アメリカ 1997年生まれ)
09 ジナ・ケイコ・フリージケ Gina Keiko FRIESICKE (ドイツ 2002年生まれ)
39 ユン・ヘウォン YOON Haewon (韓国 2005年生まれ)
34 シーバース・エマニュエル SIEVERS Emmanuelle (日本/アメリカ 2002年生まれ)
19 レイ・ハイルイ LEI Hairui (中国 2005年生まれ)
第3日 5月26日(月)
33 シン・ジェイク・ドンヨン SHIM Jake Dongyoung (韓国 2001年生まれ)
21 リュウ・ティェンヨウ LIU Tianyou (中国 2009年生まれ)
07 ヴィルモシュ・チコシュ Vilmos CSIKOS (ベルギー/ハンガリー 1996年生まれ)
41 ジャン・アオジュ ZHANG Aozhe (中国 2008年生まれ)
11 フィオーナ・キサラ・イヨク Fiona Kisara IYOKU (アメリカ/日本 2007年生まれ)
37 ワン・ダンダン・ジンフェイ WANG Dandan Jingfei (中国 2005年生まれ)
25 リアン・マガウアン Leanne MCGOWAN (オーストラリア 2001年生まれ)
17 コー・ドンフィ KO Donghwi (韓国 1997年生まれ)
38 ウー・シーユエ WU Xiyue (中国 1997年生まれ)
23 的場 桃 MATOBA Momo (日本 2007年生まれ)
22 ズィー・ヤン・ロウ Zi Yang LOW (マレーシア 2004年生まれ)
20 リ・ジンジュ LI Jinzhu (中国 2007年生まれ)
まだざっとしか聴けていないが、第1~3日を併せて、セミファイナルに進める人数である12人を選ぶとすると
第1日
12 チン・イェヨン・ジェニー JIN Yeyeong Jenny (韓国 2003年生まれ)
15 キム・ハラム KIM Haram (韓国 1998年生まれ)
16 キム・ヒョンジ KIM Hyeonji (韓国 2000年生まれ)
第2日
26 ムン・ボハ MOON Boha (韓国 2006年生まれ)
40 吉本 梨乃 YOSHIMOTO Rino (日本 2003年生まれ)
10 ヤニス・グリソー Yanis GRISÓ (ルクセンブルク 2003年生まれ)
13 ジュリア・ジョーンズ Julia JONES (アメリカ 2004年生まれ)
24 松木 翔太郎 MATSUKI Shotaro (日本 2007年生まれ)
第3日
07 ヴィルモシュ・チコシュ Vilmos CSIKOS (ベルギー/ハンガリー 1996年生まれ)
41 ジャン・アオジュ ZHANG Aozhe (中国 2008年生まれ)
17 コー・ドンフィ KO Donghwi (韓国 1997年生まれ)
23 的場 桃 MATOBA Momo (日本 2007年生まれ)
あたりになる。
さて、予選の実際の結果は以下のようになった。
【セミファイナル進出者】
第1日
04 ツァオ・ジャーチェン CAO Jiachen (中国 2006年生まれ)
29 パク・ソヒョン PARK Seohyeon (韓国 2005年生まれ)
15 キム・ハラム KIM Haram (韓国 1998年生まれ) ○
16 キム・ヒョンジ KIM Hyeonji (韓国 2000年生まれ) ○
第2日
26 ムン・ボハ MOON Boha (韓国 2006年生まれ) ○
19 レイ・ハイルイ LEI Hairui (中国 2005年生まれ)
第3日
33 シン・ジェイク・ドンヨン SHIM Jake Dongyoung (韓国 2001年生まれ)
07 ヴィルモシュ・チコシュ Vilmos CSIKOS (ベルギー/ハンガリー 1996年生まれ) ○
41 ジャン・アオジュ ZHANG Aozhe (中国 2008年生まれ) ○
11 フィオーナ・キサラ・イヨク Fiona Kisara IYOKU (アメリカ/日本 2007年生まれ)
23 的場 桃 MATOBA Momo (日本 2007年生まれ) ○
20 リ・ジンジュ LI Jinzhu (中国 2007年生まれ)
なお、○をつけたのは私がセミファイナルに残ってほしかった12人の中の人である。
12人中6人。
半分しか当たらなかった。
前々回大会(その記事はこちらなど)で第6位に入賞したコー・ドンフィは、なんと予選敗退。
なかなか良い音を出していると思ったのだが。
前回大会で爽やかな音色が気に入ったヤニス・グリソー(その記事はこちら)も、また落ちてしまった。
今大会は、驚異の超高速左手ピッツィカートを披露したキム・ハラムをはじめ、技巧面に強みのある韓国や中国の奏者が多く、そういうタイプの人が高く評価されている気がする。
そんな中、技巧・音の両面で優れた実力者であるジャン・アオジュが最有力優勝候補だと感じたのだが、どうだろうか。
日本の的場桃やフィオーナ・キサラ・イヨクもがんばってほしいところ(といっても、とっくに全て終わっているのだけれど、結果を知ることなく全部聴き通してみたいのでお許しください)。
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