第8回仙台国際音楽コンクール(ピアノ部門) セミファイナル 第2日 | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

宮城県の仙台市で開催されている、第8回仙台国際音楽コンクールのピアノ部門(公式サイトはこちら)。

6月18日は、セミファイナルの第2日。

ネット配信を聴いた(こちらのサイト)。

ちなみに、第8回仙台国際音楽コンクールについてのこれまでの記事はこちら。

 

第7回仙台国際音楽コンクール(ピアノ部門)が終わって

第7回仙台国際音楽コンクール 審査結果詳細を見ての感想

第8回仙台国際音楽コンクール(ピアノ部門) 出場者発表

ヴァイオリン部門 予選 第1~3日

ヴァイオリン部門 セミファイナル 第1~3日

ヴァイオリン部門 ファイナル 第1~3日

ピアノ部門 予選 第1~3日

ピアノ部門 セミファイナル 第1日

 

 

 

 

 

なお、以下の協奏曲は高関健指揮、仙台フィルハーモニー管弦楽団との共演である。

 

 

 

 

 

19 イ・セボム LEE Saebeom 韓国 1996-

 

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 op.15

 

ピアノはスタインウェイ。

よく弾けているのだが、第1日のヨナス・アウミラーや太田糸音と比べると少し固いというか、しなやかさの面で引けを取るか。

 

 

06 ジョージ・ハリオノ George HARLIONO イギリス 2001-

 

モーツァルト:ピアノ協奏曲 変ロ長調 K450

 

ピアノはヤマハ。

端正で流麗な演奏。

速いテンポなのに音の粒がよく揃っている。

やや走りがちな箇所もないではないが、これだけ弾けたら大したもので、ファイナルに進む可能性は高そう。

 

 

18 黒崎 拓海 KUROSAKI Takumi 日本 1994-

 

モーツァルト:ピアノ協奏曲 変ロ長調 K450

 

ピアノはカワイ。

よく弾けているが、ハリオノの後に同曲を弾くとなると分が悪く、どうしても重く感じられてしまう。

終楽章の終盤など繊細なタッチで良いと思ったが。

 

 

14 ジョンファン・キム Jeonghwan KIM ドイツ 2000-

 

モーツァルト:ピアノ協奏曲 へ長調 K459

 

ピアノはカワイ。

歌い上げるということはあまりしないクールな演奏だが、その中に少しロマン的なエッセンスがまぶされている。

完成度が高く、速いパッセージも流麗でしなやか。

 

 

 

 

 

そんなわけで、第2日の演奏者のうち、私がファイナルに進んでほしいと思うのは

 

06 ジョージ・ハリオノ George HARLIONO イギリス 2001-

14 ジョンファン・キム Jeonghwan KIM ドイツ 2000-

 

あたりである。

次点はなし。

 

 

次回(6月19日)はセミファイナルの第3日。

セミファイナルの最終日である。

 

 


音楽(クラシック) ブログランキングへ

↑ ブログランキングに参加しています。もしよろしければ、クリックお願いいたします。

 

YouTube(こちら)やTwitter(こちら)もよろしければぜひ!