宮城県の仙台市で開催されている、第8回仙台国際音楽コンクールのピアノ部門(公式サイトはこちら)。
6月18日は、セミファイナルの第2日。
ネット配信を聴いた(こちらのサイト)。
ちなみに、第8回仙台国際音楽コンクールについてのこれまでの記事はこちら。
なお、以下の協奏曲は高関健指揮、仙台フィルハーモニー管弦楽団との共演である。
19 イ・セボム LEE Saebeom 韓国 1996-
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 op.15
ピアノはスタインウェイ。
よく弾けているのだが、第1日のヨナス・アウミラーや太田糸音と比べると少し固いというか、しなやかさの面で引けを取るか。
06 ジョージ・ハリオノ George HARLIONO イギリス 2001-
モーツァルト:ピアノ協奏曲 変ロ長調 K450
ピアノはヤマハ。
端正で流麗な演奏。
速いテンポなのに音の粒がよく揃っている。
やや走りがちな箇所もないではないが、これだけ弾けたら大したもので、ファイナルに進む可能性は高そう。
18 黒崎 拓海 KUROSAKI Takumi 日本 1994-
モーツァルト:ピアノ協奏曲 変ロ長調 K450
ピアノはカワイ。
よく弾けているが、ハリオノの後に同曲を弾くとなると分が悪く、どうしても重く感じられてしまう。
終楽章の終盤など繊細なタッチで良いと思ったが。
14 ジョンファン・キム Jeonghwan KIM ドイツ 2000-
モーツァルト:ピアノ協奏曲 へ長調 K459
ピアノはカワイ。
歌い上げるということはあまりしないクールな演奏だが、その中に少しロマン的なエッセンスがまぶされている。
完成度が高く、速いパッセージも流麗でしなやか。
そんなわけで、第2日の演奏者のうち、私がファイナルに進んでほしいと思うのは
06 ジョージ・ハリオノ George HARLIONO イギリス 2001-
14 ジョンファン・キム Jeonghwan KIM ドイツ 2000-
あたりである。
次点はなし。
次回(6月19日)はセミファイナルの第3日。
セミファイナルの最終日である。
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