土地探し、HM探し、バチバチの打ち合わせ・・・
とにかく刺激的な紆余曲折を経て、9月20日!ついに完成
各社のプラン比較や過激(!?)な商談の様子は、以下の目次からどうぞ!
■web内覧会、開催中!
冬ですねえ
どうですか、みなさん。
高気密高断熱は最高かー!?
うちですか?
我が家はすこぶる調子いいですよ!
12月に入ってからは、takaさんを倣って24時間暖房を試していますが・・・
1階はすべての引き戸を開け放し、寝室のエアコン1台(10帖用)で玄関や洗面所まで快適!
■1階間取り
20度の設定で使ってますが、ぜんぜん余裕ですね
もともとこのエアコンは、前の賃貸(3LDK)を契約する際、
「家賃が高過ぎる!エアコンも1台しかないのに!」
と大家さんに交渉したら、タダで設置してくれたもの。霧ヶ峰の10帖用。
退去時もそのままくれるっていうんだから、ずいぶん太っ腹な大家さんでしたねえ。家賃も5000円下げてくれたし
■2階間取り
そんで2階リビングの我が家ですが、床暖房を24時間運転!
スケジュール運転という機能で、在宅時だけ標準モードでポカポカに、不在時はエコモードで保温しています。
ホールや階段は床暖入っていないですが、1階の暖気が上がってきて余裕の全館空調です
妻も、「お家あったかいー!」と、新居にとても満足している様子。
みなさん!
C値0.3、Ua値0.47(heat20 G1)程度でも、これくらいは可能みたいですよ
あとは電気代が2万切れば完璧ですね!
あるビルダーのOB訪問した際、24時間床暖で2万くらいと施主さんは仰っていましたが・・・
うちの方が性能は良いはずですが、真相はいかに
このように、北陸の冬でもポカポカ快適な我が家。
しかし実は今、ある危機に直面しておりまして・・・
それがこちら!
このように我が家、24時間暖房を始めてからというもの、常に30%切りが続いております
幸い、夫婦ともに健康面で喫緊な問題があるわけではないのですが・・・
うちのドラちゃんがカッサカサになってきてまして
ドラセナのドラちゃん。(妻命名)
ああ!葉先が!!
これは早急になんとかせねばなるまいて!
というわけでさっそく、マイホームジャンル界きっての武闘派女子として名を馳せるだけでなく、華麗なる加湿の魔術師としても有名なカスミさんに相談!
ちょうど加湿器の記事を書いていたので、コメ欄で執拗なチェイシングを繰り返しました
(該当記事:新築での加湿器事情)←コメ欄でクソほど質問してます笑
その結果、購入したのがこちら!
ダイニチのLX-1219。
ちなみに購入したのはグレーの方。
私が重視したのは、給水の手間、サイズ、デザインの3点!
…の割りには、タンク小さいんじゃないの?加湿力だいじょうぶ?と懸念はあるものの・・・
まあ色々の葛藤の様子は、カスミさんとこのコメ欄でということで
トレイ?が使い捨てで、メンテいらないってのも魅力ですねえ。
細かいランニングコストより快適性を取るよ。私は
そして寝室用に買ったのがこちら!
スリーアップのFog Mist。
どうです?かわいくないですか?
こいつは上部給水なので、寝る前にちょろっと給水するときでも便利そう!
まあ、ダイニチの方に至っては、まだ届いてすらいないんだけど。
快適になったらいいなあ!
↓↓本編↓↓
値引きは2種類しかないよ。
と、まず競合値引きの有用性とプロセスについてご紹介した、前回
~値引き交渉①、競合値引き~
・予算は結果論。机上で組んだ予算計画は、値引き交渉では達成不可。
・しかし競合による値引き交渉は有意義。相場の見極めと自衛にもなる。
・交渉のタイミングはなんらかの契約を結ぶ前に。既存客には値引きする必要なし。
・理想の土地が出たらすぐに動けるよう、パートナーと競合候補は決めておく。
要約するとこんな感じ。
ぶっちゃけ、競合掛けるなら大した交渉スキルもいりません!
逆に競合がないなら、相手側も値引く理由は一切ないし、こちら側も値引きをお願いする根拠に欠けるというわけです
これ、家電買う時も、引っ越し業者頼むときも同じでしょ?
「完成したモノと、注文住宅は違う。だから値引き交渉は意味がない」
的な意見も見掛けますが、私はそうは思いません
いや、半分正解で、半分不正解かな?
信頼できるパートナー選びに成功し、大枠の仕様を詰めた上での値引き交渉であれば、意味はあると思います。
逆に、仕様を詰め切れておらず、かつテキトーに決めたHMに値引き交渉を仕掛けると、
見えないところでコッソリ部材を代えたり、安くて下手くそな下請けに投げられたりしてしまうかもしれません
なので、くれぐれもパートナー選びと仕様詰めまでは、絶対に手を抜かないことをオススメします!
(参考:#106 商談のすゝめ)
値引き交渉は、すべてその大前提があってこそ。
そりゃあ初対面の家電屋に、ろくに仕様も指定せずエアコン安くしてくださいとだけ言ったって、ただ単に安いエアコン持ってこられるだけだわな
あと、競合を掛けることだって、なにも遠慮することはありません!
というか、公共事業だって入札が義務付けられてるし、企業の購買だって相見積もりとって仕入れ決めてますからね?
なんならあなたが頼むHMだって、下請けや仕入れ先とは定期的に価格交渉するはずですよ。
物価も税金も市況も、どんどん変わってゆくんですから。
普通に働く社会人なら、常識ですね
つまり何が言いたいかっていうと、仕事を取るのってみんな楽じゃない!(営業マン魂の叫び)
え?じゃあお前は平気なのかって?
「競合掛けるよ」って、お客さんから言われたらですか?
そうですね。私なら
「どうぞどうぞ!どうせ私が一番なんで!」
と答えてますね。
たくさん比較・検討してもらった方が、優秀さも引き立つってもんでしょう
■another way
前回、予算は結果論だと書きました。
なかなかの暴論ですが、少し注釈を加えるとすると、予算とデッドラインはまったくの別物ということ!
ド素人のテキトーな相場観や、ご都合主義で決めた予算なら、そら何の意味もありませんよね
予算というか、ただの妄想では?
しかし、収入とライフプランからはじき出したデッドラインは守らねばなりません!
「家なんて、しょせんモノ。」
次回の大阪府知事選への出馬が確実視されている某スーパーセレブが言い放った鬼畜な言葉です
が、その通り!
家買いさえすれば幸せになれるのではなく、その後の家族みんなの人生が大切なわけで。
我々はそこに期待してお金を払うわけですよね
モノではなく、コト。みたいな。
なので、家ごときでデッドライン越えは絶対ダメ!
それでも!
ああ!こんなに一生懸命探して考えた理想の家を諦めたくない!
優先順位を見直した。取捨選択も重ねた。出来得る限りのコスト削減もし尽くした・・・
本当にあともう少しだけ。もう少しだけなんとかなったらいいのになあ。
そういう瞬間が、あなたにもきっと訪れます!
これは断言しときましょう。予言です!
そんな最後の大詰めで使えるのが、「第2の値引き」こと、
指値交渉です!
「3000万に収めてくれたらお宅に決めます」
「あと30万なんとかなったら、すぐに契約します」
まあ、簡単に言うとこんな感じですが・・・
セリフとしては簡単ですが、通すのはなかなか難しいんですよ。実は
■指値値引き
競合値引きは、HM同士が勝手に競争し、出来るところまでの値段で勝負してくれます。
すなわち冒頭で述べた通り、特に交渉のスキルも必要ありません!
しかし、最終段階の指値値引きとなると、普通に「いやあ、もう限界です」と流されて終わりってことの方が多いでしょう。
交渉をうまく進めるコツの前に、まずは断られてしまう理由から考えてみましょう
①ローン申請で世話になっている
いや払えるやん!とバレているわけです笑
財布の中身は、すなわち手札。
これじゃあブラックジャックでもポーカーでも、駆け引きの余地なんてありませんよね
②1社単独で検討している
他所に逃げられることはない、とタカをくくられているパターン。
先方の頭には失注のリスクが無いので、もはや緊張感もなにもありません
私でもとりあえず断るな。だって上席に交渉する材料すらないし。面倒だし。
③もうなんらかの契約を締結し、お金も入れている
解約金払ってまでは逃げないだろう、と思われてるわけですね
あと50万か100万くらいなんとかしてくるだろう、みたいな。
なので、なんかしらお金を払う時はその後の交渉にも大きく影響を与えることを覚悟して払ってくださいね!
④本当に限界
まあ、あり得ない話ではないです。
競合の結果、出精値引きで出し切っている可能性もあります。
無理なものは無理なので、ダメ元で保留にしていたオプションなんかをお願いしてみましょう
逆にいえば、上記4点さえ回避できていれば成功する確率は高いです!
もちろん私は回避して成功させています
では私のケースを振り返ってみますと・・・
①ローンは自分達だけで申し込んだ
ローンの世話をしたがるHM営業は多いです。
当たり前ですよね、客の財布の中身が分かるんだから!
私達も別のHM営業から事前審査の帯同を申し出られましたが、自分たちだけでやりました。
(参考:#14 住宅ローン 事前審査すべり込み!)
地銀のローンセンターなので、窓口でもインターネットでも簡単に申し込めます。
本審査や請負契約後のローン実行も、窓口で自動的に進んでゆくので全然余裕ですよ!
(参考:#49 ローンセンターのお姉さんが美人過ぎて1億くらい借りそうになった話)
↑今見るとひでータイトル・・・笑
②4社競合を掛けた
まあ、実際は早い段階でどんどん脱落し、すぐに2社まで絞られました。
~参考~
これまでご紹介した「総評。これから建てる君へ」シリーズ通りに家づくりを進めたなら、当然そうなります。
運命の相手なんて、そう何人もいてたまるかって話しです!
脱落したHMさんには、その都度お断りの電話を入れるわけですが・・・
断ったからといって、なにもそれを生き残っている会社に言う必要はないですよね
その後の交渉でも、お互い良い緊張感が保てるというわけです。
逆にバレバレの場合は、もう諦めましょう笑
③請負契約は、最後の最後に締結。
ここまで我が家、セオリー通りに進めたようにみえますが・・・
実は、設計申込の50万円を払った後に大幅にプランを変更したため、
実際は50万入金後に見積もり600万アップという地獄を見ています
~予算の破綻~
それでもなんとか建てられるまでにプランを見直し(設計さんが)、指値でまとめ(担当さんが)、請負契約まで漕ぎつけることができました!
~プラン見直し~
~指値でフィニッシュ~
もうあれですね。
交渉っていうか、お願いですね笑
私が理想の家を建てられたのも、すべてこの設計さんと担当さんの頑張りのおかげと言っても過言ではありません!
つまり人の運にも恵まれたのです
④契約直前に無垢床をねじ込む
これ以上の値引きも、プランによる調整も難しそうだったため・・・
請負契約のクロージング中に、フローリングのグレードアップをお願い!
しかし、さすがに全額は厳しそうだったため、痛み分けということで半々で負担
ああ!この頃が一番書いてて楽しかったなあ、ブログ!
(参考:#46 最終プラン 見積りの行方・・・)
まあこう読むと簡単に見えますが、実際はなかなか難しいです。
特に難しいのが、限界の見極め・・・
いくら指値とはいえ、あまりに見当違いの価格を提示すると、商談自体が決裂しかねません
そういった相場観や目を鍛える意味でも、やはり競合と相見積もりは有効
また、金額の変動が大きな仕様だけでも決めておくことで、本当の意味で指値交渉が活きてきます。
大型オプションを後々に残しておくと、いくら指値で交渉しても契約後に取り返される可能性がありますからね
以上、3回に渡る商談編でした!
・契約前に金額の大きな仕様は決めてしまおう!
(参考:#106 商談のすゝめ)
・値引きは競合がいないとあり得ない!
・最後のお願いを聞いてもらうには!?
(当記事)
まとめるとこんな感じですかね。
でもまあ、値引きなんてどうでもいいんですよ。ぶっちゃけ。
いくら引いてもらったとか、何%引いてもらったとか・・・そんなんじゃなくて。
結局、大事なのは、
欲しい家が買える値段で手に入るかどうか?
ですよね!
最後に。
これは後日譚なのですが・・・
我が家のRG(リアルガチ)内覧会が行われている、9月の末頃
超久しぶりに、あのモデルハウスにアポなしでお邪魔したんですよ。
惚れたモデルハウス
するとたまたま、その日はうちの担当さんが当番の日だったようで
夕方までいかないくらいの時間帯だったかな?
他にお客さんもいないということで、またまたモデルハウスを案内してもらいました(3回目!)
何度見てもいいなあと思うところもあれば、うちの方が良いなと思うところもたくさんあり、また違った見方が出来て楽しかったです!
現在、家具込み8500万で売り出し中!
takaさん、金沢にもう一軒どうですか?
「ちょうどさっきまで、さんのブログを読んで来たって方が見学してたんですよ」
「おお、ほんとですか。」
「RG内覧会も、リアルなサイズ感だと好評です」
「中村住宅開発さんで建てることが出来たのも、さんのおかげですからね。少しでも役に立っているなら嬉しいです。」
「他社に取られなくて良かったです」
「いやー、中村住宅開発さんが余裕でずっと一番でしたけどね。ぶっちゃけ、決まると思ってました?」
「正直、もう決まらないと思いました笑」
「マジですか笑 どこでそう思いました?」
「2階リビングにプラン変更して、600万オーバーになったときです」
「ああなるほど。でもその後、さんと設計さんが何とかしてくれて助かりました」
「もうダメかと思いました笑」
「でも正直、もう中村住宅開発さんで腹は決まってましたよ。とにかくありがとうございました!」
こいつダメだと思っても、諦めずに食らいついてくれた担当さん。
次々と無茶な要望を出す私に、いつでも応え続けてくれた設計さん。
お二人とも、こんな私を最後まで離さず捕まえ続けてくれて、本当にありがとうございました!
おかげで理想の家に住むことが出来ました
■web内覧会、開催中!