【大学受験のその先へ】東大生就職人気企業はやっぱり凄かった! | 理系女子の難関大受験記&親父のつぶやき

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前回、理系就職人気企業の簡易分析をしましたが、

 

 

企業がメーカーばかりに偏っていることに気づきましたので、今日は違った視点で。

 

25年卒予定東大生の就職人気先企業ベスト10を紹介します。文理系混合です。

 

TOP10企業を業種別にみると、商社4社、コンサル・シンクタンク4社、メーカー2社といい感じにバラけています。

 

 

 

 

また、以前紹介した東大生の就職先ランキングは、

 

 

 

 

東大生が「行きたかった企業」ではなく、「実際の就職先」になりますので、内定が取れるかは別として、東大生が本当に行きたいと思うほどの人気企業を紹介分析するのも面白いかなと考えた次第です。

 

 

 

 

 

 

 

東大生人気TOP10企業の就活偏差値、時価総額、従業員数、平均年収、口コミ点数を一覧にするとこんな感じで、

気持ち良いくらいハイスコアが並んでいます。

 

     兆円  千人    万円  
順位 偏差値 時価 社員数 平均年収 口コミ
1 三菱商事(79 13.8 80 1939 4.34
2 伊藤忠商(79 10.5 110 1730 4.29
3 野村総研(76) 2.6 17 1242 4.33
4 三井物産(79 10.2 47 1783 4.44
5 住友商事(78) 4.4 78 1605 3.94
6 ソニー(75) 16.4 113 1101 4.27
7 三菱総研(77) 0.1 4 1103 4.14
8 味の素(74) 2.9 35 1047 4.02
9 アクセンチュア(72) 35.6 459 4.34
9 PWCコンサル(72) 4.24
           

(注)時価総額は3月8日現在、従業員数は前期末連結ベース。

 

 

平均年収は前期の本体のみ(子会社含まず)ですが、高卒や一般職(≠総合職)も含んでいますので、この年収を単純に比較すべきでない(実際はもっと高い)点に注意が必要です。


さすが東大生人気TOP10企業、1000万超の企業がズラッと並んでいます。


総合商社だと20代後半で、ソニー、味の素だと30代半ば〜後半で年収1000万に到達するイメージで良いかと思います。

 

アクセンチュア、PWCコンサルは日本で上場していないので、平均年収が開示されていませんが、30代で1000万円、生き残れれば40代で2000万は超える感じかなと思います。


子どもが大学受験で1番お金がかかる50歳あたりの年収だと三菱商事で部長クラス3000万くらいと予想されます。


やはり、東大生人気企業は凄いですね。


もちろん、お金だけなら外銀や外コンで生き残ればもっともらえますが、意外とランキング上位は安定志向ということかもしれません。

 

また、口コミはオープンワークのものですが、3.9以上なら登録企業上位1%の評価になりますので、TOP10企業はすべて従業員満足度の高いホワイト企業ということかと思います。

 

また、企業名のとなりに就活偏差値を()で記載しました。三菱商事は偏差値79という意味です。

 

TOP10全社偏差値70超となっていますし、ほぼ偏差値順にランキングされているのでこの偏差値表、結構的良い線いっているのかなと思いました。

 

就活偏差値は、非公式にさまざまなサイトが勝手に格付しているものですが、下記サイトのものが格付根拠をある程度明示し、主要会社の分析もリンクが貼ってあり1番使えそうなので、そちらの偏差値を引用しました。

 

 

 

ただし、偏差値表は作成者の主観による勝手格付でサイトによって異なりますので、参考程度にするのが良いかなと思います。

 

 

それでは、これらの人気企業、実際にどの大学が採用されているのか、をみてみます。

 

数字が2023年卒の採用人数(三菱総研のみ2022年)です。各社採用人数の多い順に10大学並べてみました。

 

数多の東大就活生に他大学生がどれくらい食い込むことができたのか、興味深いです。

 

詳細はこちらのサイトから。

 

 

 

 

 

  上位10大学

三菱商事

慶應29早稲田17東大16
京大8上智7一橋4阪大4
東北3東工3理科3明治3同志社3
 

伊藤忠

慶應28早稲田23阪大10
東大9京大7神戸5同志社5一橋4
立教4外大3九大3青学3
 

野村総研

慶應70早稲田62東大32京大23
東工20東北17
明治17
阪大16理科14北大13筑波13
 

三井物産

慶應28東大26早稲田14
京大12東工5東北4阪大4
北海道2一橋2青学2上智2
 

住友商事

慶應19東大12京大11早稲田11
阪大6一橋5同志社3
北大2神戸2上智2
 

ソニー

東大57東工57慶應42早稲田36
京大25名大24阪大21
理科21東北16筑波14
 

三菱総研

東大14京大9慶應7
早稲田5阪大5東工4東北4
名古屋3筑波2
 

味の素

慶應13京大12早稲田12北大6
東北6筑波6東工5一橋5
神戸5東大4阪大4

 

アクセンチュア

慶應86早稲田81東大57京大36
阪大32上智25東工24
北大23明治22理科20
 

PWC

慶應69早稲田59東大25上智13
京大12東北11一橋10
阪大10名古屋9神戸7東海7
 

 

 

 

東京一工+旧帝神戸を赤字(東大は傍線)、早慶を青字にしてみました。


旧帝早慶とそれ以外に壁があるようにもみえますが、それ以外の大学も意外と食い込んでいます。


また、商社、コンサルに東工大もそれなりにいるので理系から商社、コンサルへの文系就職も普通にあると思います。


理系は選択肢が広いと言えますね。

 

以前紹介した理系人気企業のトップメーカーは理系研究職メインとなり、学歴フィルターが強かったように思いますが、商社やコンサルは上理MARCHクラスの逆転採用もチラホラみられますので、ガクチカやTOEICなどに磨きをかけた活(い)きの良い人物の採用枠があるのだろうと感じました。


ただし、注意しなければいけないのは、今人気だからといっても10年後、20年後どうなるかは誰にも分からないところ。


例えば、昨日の日経新聞1面。

5年前と業界地図が一変する様子を記事にしてます。



確かに東大生人気ランキングに載っているソニー、味の素の躍進ぶりが名指しで掲載されていますが、裏を返せば5年後ですら分からないということ。

資源高でバブっている商社やコンサルブームも同様です。

もっと言えば、企業が安泰だとしても自分自身がリストラされず一生会社で働き続けられるかも分かりません。

あまり考え過ぎると眠れなくなりますねびっくり

 

ともあれ、大学受験のその先のイメージや企業選びの参考になれば嬉しいです。