【保存版!】理系就職人気企業の分析 | 理系女子の難関大受験記&親父のつぶやき

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界隈が盛り上がってきましたので爆  笑

 

今日は理系就職人気企業の簡易分析をまとめてみました。

 

少しでも参考になれば嬉しいです。

 

 

あまりマニアックな企業ではなく汎用性が高いほうが良いと思いましたので、下記サイトから2024年卒の理系大学院生の人気TOP10企業をみていくことにしました。

 

 

人気TOP10企業の就活偏差値、時価総額、従業員数、平均年収、口コミ点数を一覧にするとこんな感じです。

 

 

     兆円  千人    万円  
順位 偏差値 時価総額 従業員数 平均年収 口コミ
1位

ソニー(75)

16.7 113 1101 4.27
2位

味の素(74)

2.9 35 1047 4.02
3位

三菱重工(73)

4.0 77 918 3.27
4位

NTTデータ(70)

3.4 197 867 4.03
5位

キヤノン(69)

5.9 169 807 3.04
6位

サントリー(72)

   - 41 1140 4.48
7位

パナソニック(69)

3.6 233 908 3.52
8位

富士フィルム(73)

4.0 73 1032 3.77
9位

カゴメ(66)

0.3 3 754 3.58
10位

トヨタ(74)

60.0 382 895 4.06
10位

富士通(69)

4.9 124 878 3.41

 

(注)時価総額は3月1日現在、従業員数は前期末連結ベース。サントリー本体は非上場ですが、時価は3兆円以上はあると言われています。

 

 

平均年収は前期の本体のみ(子会社含まず)ですが、高卒や一般職(≠総合職)も含んでいますので、この年収を単純に比較すべきでない点に注意が必要です。理系大学院を卒業した従業員の平均年収はこの金額よりずっと高いものと思われます。

 

また、口コミはオープンワークのものですが、概ね3.9以上なら上位1%の評価になります。各社ともかなりの口コミ数なので信頼性はそこそこあると思います。

 

人気企業は知名度がある(BtoCの会社が上位にきがちです)という理由でランキングに入ることもありますので、必ずしも就職難易度や企業優良度と比例するわけではありません

 

ランキング順位を鵜呑みにせず、このような分析は必ずしたうえで就職先候補を選ぶべきでしょう。

 

これ以外にも、売上高、利益、創業年、福利厚生、平均残業時間など、さまざまな指標もありますので、実際の就活時には気になる項目を加えて一覧表にしておくと良いと思います。

 

また、企業名のとなりに就活偏差値を()で記載しました。ソニーは偏差値75という意味です。

 

就活偏差値は、非公式にさまざまなサイトが勝手に格付しているものですが、下記サイトのものが格付根拠をある程度明示し、主要会社の分析もリンクが貼ってあり1番使えそうなので、そちらの偏差値を引用しました。

 

 

 

ただし、偏差値表は作成者の主観による勝手格付でサイトによって異なりますので、参考程度にするのが良いかなと思います。

 

また、かなり昔の評価のままアップデイトされていないサイトも多くあります(例えば、日本製鉄が新日鉄住金、ENEOSがJXエネルギー、AGCが旭硝子など、旧社名のままになっているサイトは相当怪しい)のでご注意ください。

 

 

それでは、これらの人気企業、実際にどの大学が採用されているのか、をみてみます。

 

数字が2023年卒の採用人数です。各社採用人数の多い順に10大学並べてみました。

 

詳細はこちらのサイトから。

 

 

 

 

 

  上位10大学

ソニー

東大57東工57慶應42早稲田36
京大25名大24阪大21
理科21東北16筑波14
 

味の素

慶應13京大12早稲田12北大6
東北6筑波6東工5一橋5
神戸5東大4阪大4

 

三菱重工

阪大22九大21京大19
東工13名大13神戸13
早稲田13

東北11慶應10東大9
 

NTTデータ

早稲田101慶應75理科38
阪大29東大26東工25上智24
同志社22明治21電通20
 

キヤノン

理科11明治10同志社7千葉6
東工6慶應6中央6都市大6
北大5東北5都立5電機5早稲田5
 

サントリー

慶應19早稲田15神戸9
阪大7
立教7東大6京大6
名大5
青学5東北4筑波4
 

パナソニ

阪大29立命館25九工21同志社21、
関西20慶應16中央14理科12
明治12神戸11
 

富士フィ

東大17東工12京大9東北7
阪大7
慶應7名古屋5北大4
神戸4九大4
上智4関学4
 

 カゴメ

京大3北大2農工大2、
慶應2東京農大2、
 

トヨタ

名古屋46阪大26名工25、
九大17同志社17慶應15京都12
豊田工11東工10立命館10
 

富士通

早稲田82慶應52明治37
横国31法政28阪大27同志社27
理科大22東北21東大20中央20

 

東京一工+旧帝神戸を赤字、早慶を青字にしてみましたが、トップ3はほぼ赤字と青字だけです。

やはり、旧帝早慶とそれ以外に壁があるようにみえますね。

 

人気TOP企業の学歴フィルターはこのあたりと考えて良いかもしれません。

 

逆に言えば、このあたりの企業はこれらの難関大学の学生の中での戦いになりますので、学歴のアドバンテージは殆どありません。東大生でも普通にESで落ちます(1次面接にも行けない)ので、人物勝負ということになります。

 

もちろん、表は採用上位大学だけの記載なので、MARCHレベルからの採用もゼロではありませんが、おそらく、TOEIC900点・英検1級とか、体育会で活躍していたとか、明確で分かりやすい武器がないと厳しいかもしれません。

 

学歴で勝負するのであれば、これら難関大学の採用がそこまで高くなく学歴アドバンテージがあるような企業から良さそうな会社を探すということもありかもしれません。

 

 如何でしょうか。


理系人気企業の雰囲気が少しでも伝わり、企業選びの参考になれば嬉しいです。