砂の美術館では定期的にテーマをかえ、
作品を制作しています。
作品は展示が終わると全てもとの砂に戻し、
再びその砂を利用して新たな作品を作ります。
2022年はエジプト独立100年と
ツタンカーメン王墓が発見されて
100年の節目ということから
14回目を迎える2022~2023年のテーマは
砂で世界旅行 エジプト編
ツタンカーメン
2022年はツタンカーメン王の墓が発掘されて100年の節目に当たります。
ツタンカーメンを作品のセンターに配置し周囲を左上から時計まわりでネフェルティティ(ツタンカーメンの義母)メンカウラー王、クレオパトラ、ラムセス2世、アレクサンドロス王が囲みます。一部加筆
ミイラと来世信仰
腐敗せず生前の姿に近い状態を保った死体を指すミイラ、
古代エジプトでは、死者の魂は肉体から離れ最後の審判を経て再び肉体に戻り復活すると考えられていた為、肉体を保持する必要があり専門の職人がミイラを作りました。一部抜粋
それにしても
風当たりの少ない場所や対策してると思うけど
砂と水だけで作った砂像
こんな強風に吹きさらされても崩れんし
カーテンや着物のたれ、引力に逆らうように
落ちてこんのが不思議やわあ~
鳥取砂丘の砂と砂像を作ったアーティストの
成せる技なのか?
ルクソール神殿
ルクソール神殿は
紀元前14世紀末ごろアメンへテプ3世に建設され、
その後、ラムセス2世の大改築をはじめ
多くの王の手が加えられました。
入口である塔門の両脇には巨大なラムセス2世像が鎮座し、
至聖成に続く列柱廊にはオシリス神やパピルス柱が並んでいます。
一部抜粋
パリのコンコルド広場に立ってるんやって!
ハトシェプスト女王葬祭殿
3段構造のテラスが特徴的なハトシェプスト女王葬祭殿。
紀元前15世紀ごろに国を治めたハトシェプストは、
古代エジプトでは珍しい女性の統治者でした。
夫の死後、彼女は幼い甥トトメス3世に代わって実権を握り、
数年後にはファラオを名乗りだしたと言われています。
一部抜粋・加筆
古代エジプトの宗教 死者の書
死後の世界が信じられていた古代エジプトでは、
新王国時代(紀元前16世紀以降)死後の平和を願って
「死者の書」を読経し墓に収めました。
「死者の裁判」
アヌビス神が「真実の羽根」と
死者の心臓をそれぞれ秤に乗せ生前の罪を調べます。
羽根とつり合いが撮れ清廉潔白が証明された死者は
ホルス神にあんな押されオシリス神の元へ進みます。
オシリスが治める楽園で
永遠の命を得た死者は何の苦しみもなく
生前と同じようにいくと考えられていました。
一部抜粋
オシリス神とはこちらのお方です。
アクエンアテンとその家族
古代18王朝のファラオ、アメンホテプ4世。
紀元前14世紀半ば首都テーベで
神官の権力が増していることに懸念を抱いた王は
それまで続いていた信仰を廃止し
太陽神アテンのみを信仰する宗教改革を試みました。
アクエンアテンに改名した王は
テーベを離れアマルナの地に新たな首都を作ります。
一部抜粋
アブシンベル大神殿
- プタハ
- 王の守護神 アメン・ラー
- ラムセス2世
- ラー・ホルクアティ
朝日が当たらないよう設計してるって
ツタンカーメン王墓 発見
2022年
ツタンカーメン王墓が発見されて100年
ナポレオンのエジプト遠征と
ロゼッタストーンの発見
ヒエログリフ解読の鍵となったロゼッタストーン、
1799年ナイル川河口のロゼッタで発見されました。
- 高さ : 114.4cm
- 幅 : 72.3cm
- 奥行き : 27.9cm
- 重量 : 760kg
きっかけは
ナポレオン率いるフランス軍のエジプト遠征です。この遠征には古代文明の建物を持ち帰ろうと
160人以上の科学者や歴史学者が同行し、
発見物の中にロゼッタストーンもありました。
石には
ヒエログリフ、デモティック、ギリシャ文字
3種類の文字が刻まれており、
学者たちは
すべて同じ内容だと推測して解読を目指します。
1822年解読に成功したのは
言語学者シャンポリオンでした。
これにより
パピルスや神殿の文字が読めるようになったのです。
一部加筆
なかったんやないかと思えるくらい
いかがなもんかとは思うけど、
古代エジプトの神々
古代エジプトでは様々なものに神が宿ると考えられていました、地域や時代によぅても信仰の対象が違い、神の数は1000以上ともいわれています。
(左から)太陽神ラーは
神々や人間を含む万物の創造者である原初の神で、
日輪をいただくハヤブサの頭の人物として表されています。
また、(左から2番目)冥界の神オシリスは
死後に復活し永遠の命を得たことから
古代エジプトの死生観に大きな影響を与えました。
「ホルスとセトの戦い」で知られる
砂漠の神セトはツチブタの頭をした姿で描かれます。
(中央)セトはオシリスを殺し、
オシリスの子であるハヤブサの頭をした
(右から2番目)天空の神ホルスに敗れました。
(右)ホルスの母であるハトホル神は
頭に牛の角を持ち日輪をいただく姿であらわされ、
愛と美の神、死者の神、天の牡牛など様々なもち広く信仰されました。
スフィンクスと三大ピラミッド
スフィンクスは
石灰岩の丘を掘って作られました!
三大ピラミッドの中央
カフラー王のピラミッド参道にある、
カフラー王を模したとされる巨大象
スフィンクス
スフィンクスとは
獅子の身体と人間の頭部をもつ神聖な獣。
石灰岩の丘を掘り下げて建立されており、
全長73.5m、最頭頂部約20mにもおよぶ。
想像より小さいなあ、が、第一印象
下に降りれたかもしれんけど
涼しい日陰でガイドさんの話を聞いて覗き込んだだけ
何しに行ったんや、もったいなさすぎる!
その正面に残る碑文(夢の碑文)には
第18王朝のトトメス4世(ツタンカーメンは玄孫)が見た夢が記されており、
砂に埋もれた自信を掘り起こせば
王位を約束するとスフィンクスが告げたという。
一部抜粋・加筆