古代エジプトの出発点
ホワイエでは
3Dデーターをもとに
TUT ANKH AMON
No.62
美術チームが再現した王墓ヘと
入って行きます!
序章 ツタンカーメンの王墓
最初に
王墓を開けたときの雰囲気を再現
*別冊 武蔵野樹林 ツタンカーメンの青春 全展示品紹介より
木製で黒色樹脂と金箔で覆われている、
等身大のツタンカーメンの立像
封じられたままの
埋葬室へと通じる扉の両側を守るように
立っています。
封印の壁
カーナヴォン卿
何か見えるかね、
*古代エジプト探検史 ジャン・ベルクテール 吉村作治監修より
ハワード・カーター
はい、素晴らしいものが
おそらく葬儀で使われたベッド
宗教的な目的で使われたものと思われます、
とのこと。
ツタンカーメン王の玄室
⇒ 【完全保存版】絶対見れない場所までツタンカーメンの王墓内部大公開
ここでは入れて
壁に描かれた壁画を
至近距離でじっくり観察できるで!
質感まで再現
制作STAFFさんの情熱も感じるな、
壁一面に広がる黒い点々はカビ
急いで埋葬され
漆喰が乾かないうちに色が塗られた
完全に乾燥しない間に封印されてしまったから、とのこと。
お墓の準備中に
急に亡くなって埋葬されたんやと思う、
ツタンカーメンはまだ19歳
完成させるまでにはまだまだ時間あったと思われる・・
父 (アクエン・アテン)の治世には
多神教から一神教へ改革
ツタンカーメンの治世に再び多神教へ
石棺はそれを表しているとのことで、
ネイト・イシス・ネフティス・セルケトの四女神が守護している。
第1章ツタンカーメンの青春
ツタンカーメンの
祖父 アメンホテプ3世の「マルカタ」など
学術的なデーターを含めて復元
ツタンカーメンの部屋を再現したもの
正面、左
ツタンカーメンの椅子
左、妻
アンケセナーメンの椅子
黄金の玉座
発見された家具の中で最も素晴らしいもの。
アマルナ時代に作られたといわれる
黄金の玉座の背もたれ部分。
上部中央の太陽円盤で表したアテン神が
若い王(ツタンカーメン)と王妃(アンケセナーメン)に生命を与える。
丸みをおびた王の腹部もアマルナ芸術独自の描き方。
Pen No.420より
本物は
エジプトへ行かんと見れへんけど
私、
見てます、
そんな記憶残ってへんけど。
オシャレなサンダルです
古代エジプトの支配下にあった
他国の人々が描かれた足置き
権力を感じるな。
衣装箱
宝石箱
ラピスラズリ・トルコ石・メノウ・ガラス
そういったものでできている、
現代、付けてもオシャレなアクセサリー
ツタンカーメンの木製胴体像
イケメンの
マネキン(・・ともいわれている)です。
お付きのスタイリストが
コーディネイトしてたんやろか?
ツタンカーメンは
足が悪かったという説もあり
実際、悪かったらしいねんけど
玉座に立てかけた杖を持ち
ツタンカーメンが立ち上がり歩き
今日の身支度を整える様子、日常を想像します。
ツタンカーメンの戦車
エジプトを守るために戦士として戦った
ツタンカーメンを想像するけど
実際に戦闘に行ったかは定かではないねんて、
体が弱かったツタンカーメンが
理想的な戦士、王であって欲しいという願いも
つかえた人たちにはあったのかもしれな、
皆に守られてたんやろうなあ~
この戦車は儀礼用ではないかとのことです。
現世から来世に行くときは船を使っていたそうで・・
古代エジプト人が信じた
冥界の神オシリスの信仰では
死者は太陽神ラーとともに船で
冥界のナイル川を渡り、
その旅を経て
オシリスの館へと向かうとされていた。
そこで彼の裁判を受け許されれば
来世で再生・復活し、楽園に永遠に暮らせると考えられた。
そのためには
再生・復活後に宿る肉体が必要であったため、
ミイラが作られるようになった。
別冊 武蔵野樹林 ツタンカーメンの青春 全展示品紹介より
日本の三途の川と
旧約聖書 創世記エデンの園を思わせるような内容やな。
それでは!今からこの船に乗って
来世へと続く
古代エジプト人の死生観の旅に出たいと思います。
ツタンカーメンをもう少し詳しく知りたい方は
河江肖剰先生のYou Tubeをご覧ください
⇒【総集編】ツタンカーメン歴史から消された少年王と黄金マスクの謎
第2章古代エジプトと死生観とミイラ
ツタンカーメンのミイラは
17層の麻布の包帯で包まれ
その間に140点を超える護符などの品々がつけられていた。
別冊 武蔵野樹林 ツタンカーメンの青春 全展示品紹介より
その様子を再現したのが
上の画像
こんな展示ができたのも
ハワード・カーターが実際に
麻布の包帯を一枚いちまい剥がしながら
護符や装飾品の配置をスケッチしてくれたから、
会場では全部で11枚のスケッチが展示してあります。
こういうの見ると
ホンマ、記録って大事やなあ~
記録することでその当時を体感し
記録を残すことで観察と想像を膨らませることができる!
来世で働かなくていいように
召使たちも埋葬されている
ツタンカーメンが呼べば
はい、御前にあり~・・と、
You Tubeで省剰先生が話されております。
ツタンカーメンの娘のミイラが納められていた
ミニチュアの人型棺
カノプスの厨子とその天蓋
例えがいまいちやけど・・
お墓に納骨するために
骨壺をキレイな箱に入れる、感じかなあ?
王様の骨壺やから
色んな願いや思いを込められているのだと思います。
さて、濃厚すぎてやっと折り返し地点
ここまでを省剰先生のYou Tubeチャンネル
「河江省剰の古代エジプト」で
先生自身が案内して下さっています。
これから行かれる方、もう行かれた方も
よかったらご覧になってみてくださいね
道案内しときます。
体験型古代エジプト展
ツタンカーメンの青春
2023年7月1日(土)~11月20日(月)
角川武蔵野ミュージアム
JR武蔵野線「東所沢」駅から徒歩10分
改札はひとつ
東所沢駅を背にして右方向へ直進
2つ目の信号・十字路左折、
右脇には生い茂る森?がある
その横断歩道を渡り並木道に入ると
何個どんぐりがあるのか分らんけど
全部シートがかぶせたる!
昼間に建物を目指しすぎる
又は、スマホをあてにしすぎると
素通りしてしまうかも(笑)
自然の色や風や音
情景を観察しながら歩き進むと
隈研吾さんデザイン
角川武蔵野ミュージアムが見えてきます!
⇒色んな見方で楽しむ!角川武蔵野ミュージアムへ行ってきました。
体験型古代エジプト展~ ツタンカーメンの青春〰
続きはこちらです。
⇒②ツタンカーメンを近距離で観る!~第4章 古代エジプトの信仰