エジプト考古学者

河江肖剰先生のオンライン講演会

 

ギザの大ピラミッドが建造された

古王国の崩壊後

エジプトは新たな時代を迎えました。

 

 

この時代は

中王国と呼ばれ文芸や工芸が盛んになり

洗練された文化が発展しました。

 

当時、造られた王墓は

これまでのような石材ではなく

黒い日干し煉瓦を内部に持ち

黒い頂上を持つ謎めいたピラミッドでした。

 

講演では 講演者による最新調査を紹介しつつ

 中王国時代とこの王墓について語ります。

(河江肖剰 記)

 

 

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解説文ではあっという間に終了ですが

公演時間はたっぷり2時間!

満腹です!!!(笑)

 

 

 

画像のピラミッドは

第12王朝アメンエムハト3世のもの。

通称『 黒のピラミッド』

 

 

 

 

 

 

 

 

ピラミッド頭頂部には、

花崗岩のキャップストーン

ベンベンがのっていました。

 

想像してみて~・・・

キャップは真っ黒 

側面は石灰岩で真っ白のピラミッド!

かっこいい!

 

 

 ベンベンには

碑文がヒエログリフで刻まれています。

 

 

 


話される言葉

彼が天空を渡るとき 

彼が地平線の支配者を見るために


上・下エジプト王 両国の支配者 

ニーマートラーの視界を開け!


彼が太陽神ラーの息子 

アメンエムハトを神 永遠の支配者

沈まないものとして現れさせますように


 

 

 

 

 

こちらのお方は第11王朝 

メンチュヘテプ2世

 

南北に二分したエジプトを統一し

中王国がはじまりました。

 

肌が黒いけど黒色人種ではないんやって、

古代エジプトにおいて色には意味があって

 

赤・・ナイル川の堆積土を表す

下エジプト(カイロからアスワン辺り) をさす。

 

 

白・・石灰岩台地を表す上エジプト

 (カイロからアレクサンドリア辺り) をさす。

そ~です!

 

 

他にも・・

赤は生と死という、

人間には不可避の両側面を司る色。

血の色かなあ~????

 

白と黒は

再生を願うこの世とあの世といった

二極を象徴的に表す色、だそうで・・・お奥深いです💦

 

 

 

4000年前のものをちょっとご紹介♪

 

小麦を仕分けたり

書記が記録や計算をしている様子の模型。

木製です。

 

 

 

 

 パンを作ったりビールを作ったり

舟に乗りヌビアに巡礼に行ったりと・・

当時のエジプト人の様子が良く分かりますね~

ほんまに4000年前のものかね???

きれいすぎ!

 

 

 

 

 

センウセレト2世の銘入り胸飾り

濃い青はアフガニスタン産のラピスラズリ

キレイ~✨

 

3大ピラミッド

クフ・カウラー・メンカウラー王の古王国時代

 

ツタンカーメンが生きた

新王国時代の権力者のネックレスは

豪華で、でっか~い!!!

 

 

現代でもおッしゃれ~✨

藍染か麻の白のワンピースに

あわせると涼しげで素敵です♪

 

帯どめにしても

粋でセンスがあって良いと思わない???

 

ペンダントトップのデザインは

ヒエログリフで読めるそうですが・・

肖剰先生の解説についていけませんでした。

なんやった?気になる!!!

 

でも、4,000年前の文字が読めて

それを知り理解できることが

すごいよねえ??!!!

 

 

 

 

カバの像「Audio ▶」を聞いてみて♡

https://www.metmuseum.org/ja/art/collection/search/544227

 

始まる前に画面が見えないなどと、

トラブルもありましたが、先生は丁寧に対応され

後日、アフターフォローも

しっかりとされていました~。

 

その姿勢が素晴らしい。

 

専門分野だけ

勉強してれば良いってもんじゃない!

 

何かを伝えよと思えば

手段となるものを勉強せねば!

 

色んな事が勉強になりました。

やっぱりやったことない事をする・・っていうのは

考えたり 知れたり 気づけたり・・・

良いもんです♪