エジプト考古学者
河江肖剰先生のオンライン講演会
ギザの大ピラミッドが建造された
古王国の崩壊後
エジプトは新たな時代を迎えました。
この時代は
中王国と呼ばれ文芸や工芸が盛んになり
洗練された文化が発展しました。
当時、造られた王墓は
これまでのような石材ではなく
黒い日干し煉瓦を内部に持ち
黒い頂上を持つ謎めいたピラミッドでした。
講演では 講演者による最新調査を紹介しつつ
中王国時代とこの王墓について語ります。
(河江肖剰 記)
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解説文ではあっという間に終了ですが
公演時間はたっぷり2時間!
満腹です!!!(笑)
画像のピラミッドは
第12王朝アメンエムハト3世のもの。
通称『 黒のピラミッド』
黒ピラミッドの予備調査したときの映像も発見。楽しそうだな。w/@kanaya pic.twitter.com/oeQ0igtvBV
— Yukinori Kawae/河江肖剰 (@yukinegy) August 14, 2020
ピラミッド頭頂部には、
花崗岩のキャップストーン
ベンベンがのっていました。
想像してみて~・・・
キャップは真っ黒
側面は石灰岩で真っ白のピラミッド!
かっこいい!
ベンベンには
碑文がヒエログリフで刻まれています。
話される言葉
彼が天空を渡るとき
彼が地平線の支配者を見るために
上・下エジプト王 両国の支配者
ニーマートラーの視界を開け!
彼が太陽神ラーの息子
アメンエムハトを神 永遠の支配者
沈まないものとして現れさせますように
こちらのお方は第11王朝
メンチュヘテプ2世
南北に二分したエジプトを統一し
中王国がはじまりました。
肌が黒いけど黒色人種ではないんやって、
古代エジプトにおいて色には意味があって
赤・・ナイル川の堆積土を表す
下エジプト(カイロからアスワン辺り) をさす。
白・・石灰岩台地を表す上エジプト
(カイロからアレクサンドリア辺り) をさす。
そ~です!
他にも・・
赤は生と死という、
人間には不可避の両側面を司る色。
血の色かなあ~????
白と黒は
再生を願うこの世とあの世といった
二極を象徴的に表す色、だそうで・・・お奥深いです💦
4000年前のものをちょっとご紹介♪
小麦を仕分けたり
書記が記録や計算をしている様子の模型。
木製です。
パンを作ったりビールを作ったり
舟に乗りヌビアに巡礼に行ったりと・・
当時のエジプト人の様子が良く分かりますね~
ほんまに4000年前のものかね???
きれいすぎ!
センウセレト2世の銘入り胸飾り
濃い青はアフガニスタン産のラピスラズリ
キレイ~✨
3大ピラミッド
クフ・カウラー・メンカウラー王の古王国時代
ツタンカーメンが生きた
新王国時代の権力者のネックレスは
豪華で、でっか~い!!!
現代でもおッしゃれ~✨
藍染か麻の白のワンピースに
あわせると涼しげで素敵です♪
帯どめにしても
粋でセンスがあって良いと思わない???
ペンダントトップのデザインは
ヒエログリフで読めるそうですが・・
肖剰先生の解説についていけませんでした。
なんやった?気になる!!!
でも、4,000年前の文字が読めて
それを知り理解できることが
すごいよねえ??!!!
カバの像「Audio ▶」を聞いてみて♡
https://www.metmuseum.org/ja/art/collection/search/544227
始まる前に画面が見えないなどと、
トラブルもありましたが、先生は丁寧に対応され
後日、アフターフォローも
しっかりとされていました~。
その姿勢が素晴らしい。
専門分野だけ
勉強してれば良いってもんじゃない!
何かを伝えよと思えば
手段となるものを勉強せねば!
色んな事が勉強になりました。
やっぱりやったことない事をする・・っていうのは
考えたり 知れたり 気づけたり・・・
良いもんです♪