
「花陽浴(はなあび)」。
酒好きなら、その名前を見ただけで“ピクッ”と反応する人も多いのではないでしょうか?
埼玉県の南陽醸造が手がけるこの銘柄、パイナップルのような香りとジューシーな味わいで、全国にファンを持つ超人気地酒です。
でもその一方で――
特約店限定販売&入荷即完売の“幻の酒”ポジションでも知られています。
つまり、「見つけたら買い」。
そして、「買えたらラッキー」。
そんな“出会えた奇跡を大事にしたいお酒”なんですよね。
そんな中で、今回なんと…入手できました。
「花陽浴 吟風 おりがらみ」。
八反錦のおりがらみを飲んだときの衝撃がまだ記憶に新しいだけに、今度は「吟風」でどんな表情を見せてくれるのか、とても楽しみ。ということで、今回は幻の花陽浴シリーズの中から、吟風×おりがらみをご紹介します。
さて、どんな味わいで楽しませてくれるのでしょうか――?
花陽浴 吟風 おりがらみとは?
花陽浴(はなあび)といえば、埼玉県羽生市にある南陽醸造が手がける超人気銘柄。その名を聞くだけで「なかなか手に入らないよね~」と頷く人も多いはず。
前回の「花陽浴 THE PREMIUM 八反錦 おりがらみ」を飲んだときも、その華やかさと濃密さに衝撃を受けましたが、そのときの南陽醸造についての詳しいお話は、よろしければこちらをご覧ください👇
「花陽浴」といえば、甘さと香りが華やかに弾けるフルーティー酒の代表格。一口飲めばパイナップルのような香りが広がり、口の中でジューシーな旨みが爆発する、そんな印象を持つ人も多いでしょう。
でも、今回の主役「花陽浴 吟風 おりがらみ」は、“花陽浴らしい華やかさ”に対して、北海道産の「吟風(ぎんぷう)」という米が加わることで、どんなニュアンスの違いが現れるのか――そんな期待が高まる組み合わせです
「吟風(ぎんぷう)」は、柔らかめの食感と、おだやかでふくらみのある味わいが特徴とされていて、最近では「味の厚み」や「米の存在感」を出したいお酒に多く使われている注目の品種だそうです。その吟風を使って、花陽浴特有の無濾過・おりがらみ・生原酒スタイルで仕上げたのがこの一本で「素材よし、技術よし、狙いよし」の三拍子そろった設計になっているので、楽しみです
花陽浴 吟風 おりがらみをチェック!
堂々たる姿の「花陽浴 吟風 おりがらみ」!
おりがらみらしいうすにごりと、上品なシルバーラベルが美しい。
グラスに注ぐと、ほんのり霞んだ透明感。
“おり”のニュアンスが見た目にもやわらかく、飲む前から優しさを感じる一杯。
香りはパイナップルにラムネ、そして―――米感を感じます!
THE PREMIUM 八反錦と比べると香りはやや穏やかめでしょうか。
アルコール度数:16%
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
精米歩合:48%
吟風100%使用
“花陽浴スタイル”をしっかり踏襲しつつ、米の個性がどう出るのか楽しみです!
花陽浴 吟風 おりがらみを飲んでみての評価
前に飲んだ「花陽浴 THE PREMIUM 八反錦 おりがらみ」が、
ものすごくインパクトのある味だっただけに、
「花陽浴の別米=吟風ではどんな表情になるのか…?」
という期待とちょっとした緊張感。
いざ開栓、グラスに注いで、香りをひと嗅ぎ。
「…あれ、意外と穏やか?」
そんな第一印象から始まりましたが…いざ
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フルーティーさに
米の旨みが溶け込んだ
芯のある太い酒!
香りはしっかり花陽浴らしく、パイナップルやラムネ系の甘く爽やかなニュアンスが立ちのぼります。でもその奥に、今回は米のふくよかな香りがしっかりと存在感を出してきているのが印象的でした。
口に含むと、甘みと酸味が絶妙なバランスで広がり、シュワっとしたチリチリ微炭酸感が心地よく、スイスイ飲める軽やかさもあります。
ただ、八反錦との大きな違いはここから――――吟風らしいのか、旨みがしっかりと中盤にのり、後半には苦みがグッと立ってくる。
この“サン・ニガ(酸と苦味)”のキレ感が非常に印象的で、甘さで終わるのではなく、余韻に「ピリッ」とした締まりが残るのが個人的には少しまだ慣れません
飲み終えた後には、グラスからほんのりと漂う米の香りが大人になれた気がして心地いいかも…。
「ジューシーで甘い」だけじゃない、酒としての深みを感じられた一杯です
“花陽浴=甘い&フルーティー”という先入観を、ちょっとだけ更新してくれるような、芯のある吟風の個性が光る花陽浴でした。
シリーズの中でも、おりがらみ特有の柔らかさに加えて、しっかりと味の輪郭を残してくれる一本。これは飲み比べてこそわかる楽しさですね
今回は、Netflixで、「川っぺりムコリッタ」というおかしなタイトルの映画を観ながら吞みました。
松山ケンイチ主演で、ムロツヨシ、満島ひかりが出ている癖の強い隣人たちに囲まれた元服役囚が日常にあるささやかな幸せを見出していくという話しでした
「ムコリッタ(牟呼栗多)」は仏教の時間の単位を表す言葉で、ささやかな幸せなどを意味するらしいです。私の場合「花陽浴ムコリッタ」といったところです
下戸の酒好き評価点
※下戸の酒好き評価は味の良し悪しを計るものではありません。
下戸で酒初心者の私があくまで個人的な感覚で評価したものになります。
★★☆
★★★ … 下戸にも酒初心者にもオススメしたい
★★☆ … 下戸、酒初心者に丁度良く幅が広がる
★☆☆ … 下戸、酒初心者には少し理解が難しい
花陽浴 吟風 おりがらみの価格&どこで買える?
「花陽浴 吟風 おりがらみ」は四合瓶720mlが2,000円(税込)前後、一升瓶1800mlが4,050円(税込)前後です。
ただし、これはあくまで”定価ベース”のお話し・・・。
そう、皆さんご存じのとおり――
花陽浴は特約店限定流通のため、通常の酒屋やスーパーではまずお目にかかれません。
特約店に定期的に通う常連さんや、入荷タイミングを狙える人でないと、なかなか“定価で”入手するのは難しいお酒です。
一部オンラインの特約店(抽選や予約販売)や、店頭販売の整理券方式などもありますが、それもあっという間に完売してしまう人気っぷり。
フリマアプリやプレ値ショップでも見かけることはありますが、価格が定価の2倍〜3倍ほどになることもしばしば…。
どうしても飲んでみたいという方は、まずは「花陽浴 特約店」で検索し、自分の近隣にあるかチェックするのが第一歩。
ちなみに私は、ある特約店で偶然タイミングが合い、運良く購入できました。
…出会いって、大事です(笑)
一応、公式サイトにおそらく特約店の一部と思われる店舗が掲載されています。
楽天市場やAmazonの一部のお店購入できますがプレミアム価格になっているので、おすすめできませんが、楽天スーパーセール中やお買い物マラソン中のポイント還元率アップを狙ったり、貯まったポイントを使って、挑戦してみるのもひとつの手ではあります!
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