半年間の月経停止後も生理痛・嘔吐が改善しなかった子宮内膜症の整体治療例 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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半年間の月経停止後も生理痛・嘔吐が改善しなかった「子宮内膜症」の整体治療例

37才・女性・主婦の症例   

半年間の月経停止後も生理痛が持続していた患者さん例、、、ダグラス窩の癒着を解放する整体手技で生理痛を解消!!

 

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◆始めに・・・どんなにひどい生理痛でもあきらめないで下さい

◆多くの女性を

毎月苦しませている「生理痛(月経困難症)」・・・
その主な原因は「子宮内膜症」と言われています。その理由は、ほぼ全ての女性が軽度の子宮内膜症状態になってしまうからです。

 

 

そもそも「子宮内膜症」とは

本来子宮の内部にあるはずの内膜組織が、卵管-卵巣や小腸・大腸・膀胱などの子宮外臓器に癒着し、月経周期による性ホルモン分泌に合わせて、それらの部位で「内膜が溶解・炎症・疼痛・増殖」を繰り返し、月経困難症や不妊症、性交時疼痛症などを呈する病態です。

 

 

その原因は

① 化生

② 血行転移

③ 子宮から卵管・腹腔への月経血(内膜組織を含む)の逆流

中でも③の逆流説が大半を占めている、と言われています(「月経血は逆流する その一参照 」参照)。

つまり月経時にはほぼ100%の女性で「内膜を含んだ月経血が腹腔に向かって逆流する」という解剖学的特徴があるので、内膜の子宮外への露出自体を100%くい止める事は、原理的に難しいと考えられているいるのです(女性は「おまた(会陰部)」が痛くなるように進化した?!…子宮内膜症(生理痛)の進化論的考察参照 ) 。
以上が冒頭に記しました様に、「ほぼ全ての女性が軽度の子宮内膜症状態になってしまう」主因なのです。

 

 

◆それでは、

全ての女性が子宮内膜症状態になるのであれば、なぜ、全ての女性に子宮内膜症による月経困難症などが生じないのでしょうか?
その答えは100%解明されたわけではありません。しかしおそらく月経困難症が生じない女性は、

逆流した月経血-内膜組織の液体成分は腹膜に吸収され固体成分はマクロファージ(白血球の一種)により貪食され、次の月経時までに消滅してしまうからでは。」

と考えられています。

 



◆逆に言うと月経困難症などが起こる理由は、

次の月経までに、子宮の外に露出した月経血と内膜組織がマクロファージ等に処理されずに残存している方が、月経困難症や不妊症、性交時疼痛症などを呈しやすくなるのでは、と考えられます。
従って、我々JHSCでの子宮内膜症治療のポイントは、

子宮外に残存して癒着や炎症の原因になっている内膜組織をマクロファージに貪食させやすい状況をお膳立てする。」

ことに有ります。

 

 

その一番効果的な方法が

内臓整体による癒着の解放」なのです。

この手技は癒着を解放するだけでなく、下記の様な「腹部血流の促進効果」他もあります。

 

・腹部の内膜の癒着をはがし、マクロファージに内膜を貪食させやすい環境を作る

・腹部が温かくなる保温作用

・下肢への血流を改善する (下肢の冷え性対策)

・血流・リンパ流改善によるウエスト矯正作用

・便秘の解消

・ガスの減少 (腹部膨満の解消)

 

 

 

本コラムでは

ホルモン療法により半年間月経を停止したにもかかわらず、生理痛・嘔吐が改善しなかった主婦-37才の方の症例です。

上記に説明しました「…マクロファージのお膳立て…」が順調に進められた症例の一つです。

 

 

これは月経困難症の原因

になっていた小腸や大腸-膀胱などの隙間に挟まっている「内膜組織」を整体手技でもって拡散-消失させ、月経困難症や性交時疼痛症の原因の除去を図る、最も子宮内膜症に効果的な治療法と考えています。

それではその治療経過をご覧ください。

 

 

 

※ ここより37才・女性・主婦の症例さんの症例です

 

 

 

 

 

◆今回の生理痛の患者さんは

近くの婦人科にて「子宮内膜症」と診断を受け、生理痛・嘔吐の治療を受けていました

 


●病歴は

3年ほど前から生理痛・嘔吐がひどくなり、中間痛(排卵痛)も発症してきたそうです。

生理痛の性状は

子宮が膣からこぼれ落ちそうな痛み

と表現するタイプの持続痛で、市販の鎮痛剤を服用しても痛みが緩和しにくくなってきていたので婦人科にて診察を受けたところ、前述のごとく医師から「子宮内膜症」と診断されそうです。

 

 

◆その婦人科では

ホルモン治療により月経を6ヶ月間停止する治療を受け、その6ヵ月後には投薬を終了し、改めて月経を開始させました。

そして月経が開始すると、

やはり、、、痛い」そうで、

結局生理痛は改善していず、当院への来院となりました。

 

 

●腹部の診察

(衣服の上からの触診検査)をすると、やはり思った通り子宮底が硬く固着し「ダグラス窩」の癒着が強く疑われました。

正常では子宮底は前後左右に可動性があるはずですから、、、しかしそれが無い!

 

 

 

◆ダグラス窩とは

「直腸子宮窩」と言い、子宮と直腸の間の陥没している部位で、腹膜の最深部にあたります。ですから月経時に月経血が子宮から卵管方面に逆流すると、その最深部のダグラス窩に月経血が溜まりやすく、それが癒着の原因(子宮内膜症)になりやすいと言われています。

 

 

 

●そのダグラス窩での癒着が恒常的になると、

月経になる度に同部で出血し、強い痛みが生じ、それが会陰部(肛門と膣の間)付近の生理痛として

子宮が膣からこぼれ落ちそうな痛み

と表現するタイプの持続痛の原因推定されました。

 


◆以上の事から主な整体テクニックは

以下の通りに決めました。

① ダクラス窩の癒着を取るテクニック

② 卵管-卵巣の内臓整体

③ 周辺臓器(大腸など)の位置を矯正する内臓整体

 

 


●初回の治療を始めました。

すると特に①の「ダクラス窩の癒着を取るテクニック」…これを施術すると患者さんは妙な声で

ウ~ゥ、それっ、効く~っ

と仰っていたので、念のため

「どんな感じですか?」

と確認すると

「メッチャ気持ちいいです。」

と、仰っていました。

施術している私の方でも、癒着している部位が自然と剥がれていく感触が指から伝わり、「これはいけるかも!?」

と、治癒への感触を得ました。


後から聞くとこの時患者さんも

「治っていきそう!?」

という感覚を実感していたそうです。

 


◆上記の内臓整体を

続けて3回ほど施術すると子宮底の可動性がほぼ回復したので、一旦治療を終了し様子をみてもらい、次回の月経時の生理痛や嘔吐の様子を確認してもらうために1ヵ月後に来院してもらうことにしました。

 


●一ヶ月後に報告を聞くと

生理痛は30%前後まで大幅に改善し、嘔吐(吐き気)などは全く無かったそうです。

 

 

◆月経を6か月間も停止したのに改善されなかった理由は、

おそらく「月経を停止するだけでは、一旦癒着したダグラス窩は自然にはがされにくい」、からかもしれません。


その様な場合、一番効果的であろう治療法は

ウ~ゥ、それっ、効く~っ

と仰って頂いた

ダクラス窩の癒着を取るテクニック

ではないか、その様に考えます。

 

 

 

 

◇終わりに・・・何か解決方法はあるものです。。。
ご覧の様に、数ある婦人科疾患の中でも「子宮内膜症」は最も得意としている治療レパートリーです。
実際、患者さんもすごく喜ばれていました。
ですからどんなにひどい生理痛でも、あきらめないで下さい。
何か解決方法があるはずですから。

 

 

 

 

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参考コラム

● 月経血は逆流する その一 ・その二

● 性感染症は上行する その一 ・ その二

卵巣は爆発する

● 卵管は勃起する! その一 ・ その二

● 女性はおまたが痛くなるように進化した

 

 

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