昨日は 小さな額絵を仕上げました。
モチーフは 春の花の家紋。
春の花と言えば まず思い浮かぶのが桜ですよね。
桜は 春を代表する花で 日本人のみならず 海外の方にも親しまれている日本の国花です。
古くから諸行無常にもたとえられ 100円硬貨にも刻印されています。
手持ち本《日本の家紋大事典》には 66種類の桜の家紋が掲載されています。
桜紋を使用する主な家は 細川氏 松平氏 桜井氏 仙石氏。
まず最初に手掛けたのは 打ち紐の中にワイヤーを入れ 触覚を作り
パステルカラーで桜の花びら型の羽を作り 蝶にしました。
土台布は 春の空をイメージした色
内径4.8cm ×8.5cmの額に入れました。
この家紋モチーフは《桜胡蝶》です。
もう1点は 梅紋からチョイス。
《日本の家紋大事典》は96種類の梅紋 梅鉢紋が掲載されています。
梅紋は菅原道真が梅を好んだことに由来し 天満宮の紋としても知られていますね。
これらの中から今回選んだのは 《足無梅鶴》
こちらは 《中陰梅鶴》という紋ですが 梅鶴紋の中には 右上に足が描かれているものもあります。
出来上がった《足無梅鶴》
土台布は 何にしようか・・・・
梅ならやっぱり松竹梅繋がりかな・・・ということで 大きな松葉の下に 小さな松葉が《野分(のわき)文様》の様に描かれている縮緬に決定。
野分文様は 刺し子の模様で見たことがある方も多いと思いますが 《野の草を吹き分ける風》
《秋から初冬にかけて吹く強い風》を表しますが 北風がまだまだ寒いこの時期に ほころび始める梅をイメージして使いました。
(下記の野分模様は ネットからお借りしました)
土台布に足無梅鶴紋を仮置き。
これで良いかな・・・
内径8cmの額に入れて出来上がり。
2つの小さな家紋の押絵額が出来あがり。