何か新しいことを始める時 男性の中には 道具や衣装を揃えて まず格好からという方たちがいらっしゃいますが 父も正しくそのタイプ。
凝り性でもあったので いったんはまると ものがどんどん増えていきました。
実家の押し入れには 父のネクタイ 物置には 釣りや日曜大工の道具があふれています。
昔 父が使っていたカバンの中から出てきたのは 古いはんだ鏝。
これよく使っていた姿を覚えています。
コンセントもこんな古い丸形。
きっともう断線してしまっているだろうから これは処分ですね。
木箱の中には これでもか~~というほど釘やネジ
道具類が種分けされて詰まっていました。
これは ほんの一部の一部の一部。
このドライバーは 使いやすかったのか父のお気に入り。
私たちが使おうとすると怒られて 父専用の道具でした。
これも トタンなどの金物をカットするのに使っていました。
父は 滅多に使うことが無かった道具まで買い込んでいたようです。
この手錠みたいな道具は いったい何に使うものだったのかしら・・・
使っているのを見たことが無い道具もありました。
これは グラインダーだってさ~~
ホントに活用機会はなかったようで 埃はかぶっていたけれど 使った形跡はほぼ無し
ねじで 台座に固定して使うようですね。
《ハイクオリティー》の文字が見えますが 昭和の時代の道具には こんな風に 名前の前に《高品質》とか《高級》とかの添え書きがされているものが多いですね。
これも使っている姿を見ていない ハンドドリル
左の取っ手をもって 右のハンドルを回して使うようですね。
先端に差し込む らせん状の金具 どこかの箱に入っていました。
グラインダーやハンドドリルは まだ何とか現役で使えそうですが 40~50年も前に こんな道具たちは結構高価だったと思います。
あふれている大工道具を使って 父が何を作ったかって・・・
時折 網戸や動かなくなった電化製品の修理をしている姿しか記憶になく 新たに作ったものは何一つ残っていません
日曜大工に 舟釣り 競馬に麻雀 一人旅・・・・・。
仕事も一生懸命したけれど 趣味も遊びも半端なくのめりこんだ父.。
母の怒った顔が目に浮かぶ~~
そんな父の血筋は どうやらしっかりと娘に引き継がれているようです。
来年は 父が亡くなって40年。
久しぶりに 父に会えたような道具たちとの再会でした。