未来の魔法のランプ -16ページ目

ランプのことわざ・格言(その3)

現在ではランプとは過去の遺物かもしれません。もっというならば、実際の炎ですらも、私たちの生活から離れてしまった存在ともいえます。それでも、炎とその体現であるランプは言葉のなかに生きています。


「天才のランプは人生のランプより早く燃える」(フレデリック・ヴァン・シラー
人生をろうそくにたとえた落語がありましたが、この「炎=人の一生」という図式は洋の東西を問わずに見られます。それだけ強烈な印象を与えるのでしょう。

「人間は心の底ではまったく死を嫌悪していない。死ぬのを楽しみにさえしている。
消えてゆくランプに苦しみはないのである」(フランソワ=ルネ・ド・シャトーブリアン
「達観」の境地ですね。
それでも、このランプの灯はまだ消えていないということが大切なのかもしれません。
蛇足ですが、最高級ステーキ「シャトーブリアン」は彼の名前が由来です。料理人に命じて作らせたそうです。
(続く)


偶然なる偶然②

『未来の魔法のランプ』の原稿が出来上がったときのお話しです。





初稿が出来上がって、著者の2人で話し合いました。これからいくつもの出版社を訪ねて、プレゼンテーションをしよう。そのためには、以前いっしょに書いた本がたくさん必要だ。原稿のコピーもたくさん必要だ。





その日の夜、以前本を出した出版社の編集長から電話がありました。


「東京本社が移転することになりました。販促用に保管してある本が手元に20冊ほどあるのですが、よろしければお送りしましょうか?」





実はこの出版社、大きな会社で社屋が移転するなんてここ十年間以上聞いたことがありません。こんな絶妙な偶然のタイミング、誰が信じてくれるでしょうか?





ましてや、説話社へのプレゼンテーションの日、他のいくつもの出版社へ行こうとして、原稿をたくさんプリントしようと思いました。が、最初のプリントが終わった時点で、パソコンがこわれてしまいました。





にもかかわらず、そのとき、


「この偶然は、説話社から出版すれば、本が多くの人々に読んでもらえる」


と、聞こえたような…。そして、結果、説話社から本が4月に出版される運びになりました。


これまたこんな有り難いタイミング、誰が信じてくれるでしょうか?





これは、本当のお話しです。





執筆Taka




偶然なる偶然①

かつて長距離夜行列車(ブルートゥレイン)のなかで本を読んでいたときのことです。





本に書かれていた内容はうろ覚えなのですが、

アメリカのある街のタクシー乗り場で、本の出版を考えている人が、タクシーの順番待ちをしていたときのお話しが書かれていました。




ちょうど順番がまわってきたとき、うしろのほうで順番待ちをしている人の急いでいる様子を感じて、その人に同乗を申し出たという親切なお話しでした。




お話しの結末は、タクシーの中で、幸いにも乗せてもらった人がアメリカの大出版社の経営者だったということでした。




その本を読んで驚いたのは、当時、私がプロデュースを担当した本の海外出版社化が決まった時期と重なったことです。なぜなら、決まった出版社は、なんと本の中に名が登場した経営者の有するアメリカの巨大な出版社だったのでした。




シンクロニシティに関する本を読んでいるときのシンクロニシティです。





未来の魔法のランプ

執筆Taka

ランプのことわざ・格言(その2)

いろいろと調べてみると面白いもので、「ランプ」はことわざだけでなく名言や格言にもしばしば登場します。

「人間を照らす唯一のランプは理性であり、生の闇路を導く唯一の一本の杖は良心である」(ハインリッヒ・ハイネ
この言葉に続けて、アリストテレスの「理性は神が魂に点火した光なり」を贈りたいと思います。

「ランプがまだ燃えているうちに、人生を楽しみ給え。しぼまないうちに、バラの花を摘み給え」(ヨハン・マルティン・ウステリ)
ウステリはスイスの詩人で多くの名言を残していますが、ウステリにとって幸せの光とはランプの灯りだったのでしょう。

ちなみに、ウステリと同時代の偉人にヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテがいます。
ゲーテもまた、名言を数多く残してます。
そんな中から一つだけご紹介。

「つねによい目的を見失わずに努力をつづける限り、最後には必ず救われる」(詩劇『ファウスト』より)

下を向きそうになったとき、思い起こしたい言葉ですね。
(続く)

セレンディップ(Serendip)の国⑤

スリランカ(Sri Lanka)について、ほんのちっぴりご紹介です。





インド洋に浮かぶ魅惑の島国、「スリランカ(スリランカ民主社会主義共和国/1978年からの国名)」は、シンハラ語で「シュリー・ランカー」と呼びます。その意味は「光り輝く島」。





日本との時差はマイナス三時間三十分、飛行機で直行すれば9時間の距離、7件もの世界遺産登録があるそうです。

赤道にすこし近いので南国気分満載で、とても美しい国です。女性には「アーユルヴェーダ」の健康美容法が魅力的でしょう。





紀元前5世紀に王国が誕生し紀元前3世紀から仏教が興隆して現在まで多くの人々に信仰されています。

釈迦が訪れたと伝わるキャラニアの「ラジャマハー・ヴィハーラ/raja mahavihara」に偶然に行くことができました。(セレンディップの国①の写真)





そのうえ、まさに「光り輝く島」の象徴ともいえる「黄金海岸」を目の前にできたことは幸運なことでした。





そして、なんといっても一番幸運だったことは、「セレンディピティ(serendipity)」の語源となった国へ行けたことですね。







未来の魔法のランプ



執筆Taka









セレンディップ(Serendip)の国④

「セレンディピティ(serendipity)」の由来をもういちど。




この一番最初の語源は、現、スリランカ民主社会主義共和国の主要領土である、セイロン島(Ceylon)を、紀元前5世紀、最初の王朝の初代王が「シンハ・ディーパ(Shinha Deepa)」=「ライオンの島」と名付けたのがそのはじまりです。その後、インド洋で交易するアラブ商人が、その名を「セレンディープ」と呼んでいたそうです。


例えば、私たちが知っている中東のヨルダンを、現地で「ヨルダン」と呼んでも通じません、現地では「ジョルダン」と呼ぶからです。同じように「シンハ・ディーパ」が「セレンディープ」になって、今では「セレンディップ」になってしまったのですね…‽‽‽




セレンディピティ(serendipity)は、

寓話「セレンディップの三王子」を元に18世紀、イギリスで生まれた造語で、「何かを探しているとき、予期しなかった別の価値あるものを見つける能力や才能」という意味です。現在では、科学分野の研究においても、失敗から予期しない成功を作りだした事例としてこの言葉が使われています。





さて、イギリスで生まれた造語ならばちょっとおかしいのではないか?


16世紀以降、ヨーロッパでは「セイラーン」や「セイロン」と呼んでいたのだから、「セレンディップの三王子」は「セイロンの三王子」となるわけで、生まれる造語は「セイロンティ」、じゃないの?と、つまらない冗談を言ってしまいます。





実は、「セレンディプの三王子は」ペルシャに伝わる寓話だったからなのです。





執筆Taka

セレンディップ(Serendip)の国③

かつてセレンディップの国と呼ばれていたスリランカは「美しい原色の国」でした。





街を歩くと「サリー」を身にまとっている女性をたくさん見かけました。


サリーは女性が着用する民族衣装で、スリランカの他・インド・ネパール、そしてパキスタンなどで多くの女性が着用しています。





まっかなレッド

鮮やかなオレンジ

ひきしまるグリーン








改めて「原色の魅力」を感じます。





最近、日本人でもサリーを着用している女性をパーティなどで見かけますが、実に華やかでおしゃれです。そして、その場を華麗な雰囲気に変えてしまうから不思議です。





サリーが風になびいているとき、まるで「ランプの美しい炎」のように見えたのは、錯覚でしょうか?





執筆Taka

ランプのことわざ・格言(その1)

いきなりですが、問題です。
「『ランプ』を使ったことわざや格言、金言・名言をどれくらい知っていますか?」
今回は、「ランプ」のことわざについてご紹介したいと思います。

「息子は暗い家庭のランプだ」(インドのことわざ)
日本でも「子はかすがい」と言いますよね。子どもがいればそれだけで家庭が明るくなるというのは万国共通かもしれません。

「ランプの光で見ると、どんな娘も美しく見える」(西洋のことわざ)
ちょっと皮肉が効いているようですが、ランプのゆらゆらとした光は怪しげな魅力を醸し出すのかも。

「悦びのない人生は油のないランプである」(ウォルター・スコット
悲しみや嘆きではランプの火がともらない(=人生が輝かない)ですしね。

「ランプの灯を灯しつづけるには、たえず油をそそがねばならない」(マザー・テレサ
何事においても「継続は力なり」です。貧しい人々への優しい「思い」を常に抱き、「思い」だけではなく、助けるための行動を実践していたマザー・テレサの言葉には重みがあります。

このようにランプは私たちに豊かなイメージを与えてくれる存在なのかもしれません。
(続く)

セレンディップ(Serendip)の国②

セレンディップ」の名はどこからきたのでしょう。





むかしむかし、今のスリランカは「セレンディップ」の国と呼ばれていたらしいのですが、当時の国名ではなく、インドで交易をしていたアラブの商人がセレンディップ(Serendip)の国と呼んでいたそうです。





そういえば「日本」も、むかしむかし、ヨーロッパでは、


「ジパング(Zipangu)」の国と呼ばれていたそうですね。





スリランカのコロンボに着いたとき、スリランカの友人が特別に家に招いてくれました。


友人の家族や親戚の子どもたちと、ひとときの間、一緒に触れ合うことができました。子どもたちはとても可愛くて無邪気です。なんといっても「笑顔」が素敵です。世界中、何処へ行っても笑顔に出合うとき、幸せを感じます。





辛いとき、苦しいとき、どんな逆境にいても、「笑顔」だけは失いたくないものですね。





未来の魔法のランプ

執筆Taka


セレンディップ(Serendip)の国①

セレンディップ(Serendip)の国へ行く機会に恵まれました。





「セレンディピティ(serendipity)」は、



「セレンディップの3人の王子(The Three Princes of Serendip)」という物語からつくられた造語だそうです。





セレンディップは、むかしむかし、呼ばれた名で今ではスリランカ(スリランカ民主社会主義共和国)です。スリランカは1972年に改称された国名で、それまで国名は「セイロン」と呼ばれていました。

セイロンティーは世界的に有名でおいしい紅茶です。スリランカからのおみやげはやはりセイロンティーですね。





実はスリランカへの渡国は、行こうと思って計画的に旅したわけではありません。偶然に行く機会に恵まれたのです。


そして、その偶然から、その時まったく考えてもいなかった偶然へと発展した一要素が『未来の魔法のランプ』の物語でもあるのです。





未来の魔法のランプ




未来の魔法のランプ

執筆Taka