未来の魔法のランプ -17ページ目

2月14日は……

2月14日というと、多くの人が「バレンタインデー」を思い浮かべるかもしれません。もちろん、正解です。

それでは、「2010年2月14日は?」といったらどうでしょうか?
うーん、難しいかもしれませんね。
答えは、「旧正月」です。
旧正月とは「大意太陽暦」を基にした暦での1月1日を指します。

私たちが現在用いている暦は「太陽暦」のうちのグレゴリオ暦です。
簡単にいうと、地球が太陽を1周する期間を1年としてカレンダーを作っているのです。
反対に、太陰(太陽)暦は、月の満ち欠け(「朔望月」といいます)の周期を一月とみなして暦を出します。

太陽周期でみるか月周期でみるか、それによって暦の概念が大きく変わるのです。
これは、どちらが正しい/正しくないというのと別問題ではないでしょうか。

話が脱線してしまいました。
2010年2月14日は旧正月です。
中国や韓国ではこの日は西暦の1月1日よりも盛大な祝祭日です。
まさに、「始まりの日」なのです。

2010年1月1日に「(何かを)始めよう」と思ったけれどもできなかった人、明日の2010年2月14日を機にもう一度「がんばってやってみよう!」と決意されてはどうでしょうか。

「(何かを)やろう!」という思いが大切なのですから。

最後に。
2010年2月14日は、『未来の魔法のランプ』書店発売まで50日という区切りの日でもあります。

イソゴのハテナ

ちょっとCMです。


「イソゴのハテナ~海と梅と、これから物語~」


表記のタイトルは、『未来の魔法のランプ』共著者のひとり藤岡敬三氏が脚本を担当したお芝居です。


2010227(/15:00開演)28(/11:00開演/15:00開演)
主催:横浜市磯子区民文化センター杉田劇場
後援:横浜市市民活力推進局、神奈川新聞社、テレビ神奈川、RFラジオ日本、FM横浜、横浜市ケーブルテレビ協議会


※くわしくは、以下をクリックしてご覧ください。
「イソゴのハテナ~海と梅と、これから物語~」


藤岡敬三氏近影
未来の魔法のランプ


執筆Taka

探し物②

見あたらない大切な物を見つけるために「探し物」をすることがあります。


それは、「物」だけでなく、
「人生」も探し物なのかもしれません。

誰でも「理想の人生」を見つけたいと思っているにもかかわらず、
意外と「理想の人生」って何?・・・、と思うことが多いかもしれません。


「やりがいのある仕事に就くこと」かもしれないし、
「お金」かもしれないし、
「幸せな家庭を築くこと」かもしれません。
同時に、
「世の中の役に立つこと」かもしれません。


そして、それを具体的に細かに探すなら大変なことでしょう。


既に「理想の人生」をみつけているなら、それはとても幸せなことです。
また「理想の人生」をみつけだそうとすることも、幸せなことでしょう。


数学の授業で計算するなら、答えはひとつです。
美術の授業で絵を描くなら、答えは無限大∞です。


理想の人生を見つけようとするなら、美術の授業のようにあれば良いですね。


どんな人生をお探しですか。
何かの探し物をしていとき、「理想の人生」を見つけ出すキッカケを探すことにでもなれば、
それは「セレンディピティ」となるでしょう。


但し、セレンディピティとは、見つけた「幸運」のことを言うのではありません。
少しくわしい人でも、ここのところがよく間違って認識されているようです。
「何かを探しているとき、予期しなかっ幸運を見つけたとき、その幸運事態を指すのではなく、それを見つける“能力や才能”のことを指すのです。


「未来の魔法のランプ」では、シンクロニシティとセレンディピティについても描いてあります。
その違いを、感じ取っていただければ幸いです。


執筆Taka



「セレンディピティ」をことわざで表現すると

予期しない幸運を見つけ出す力が「セレンディピティ」ですが、その前提にあるのは、自分の行動(と思い)です。

ところで、洋の東西を問わず、人生の指針や生きるべき道を指し示した多くの金言があります。
金言というと堅苦しい言い方ですが、ことわざや四字熟語といえば皆さんも親しみが持てるのではないでしょうか。
そんなことわざですが、地域や文化、歴史的背景が異なれば表現こそ違えどもそれらの根底に流れているものは同じことが多々みられます。
「セレンディピティ」からイメージされる言葉をいくつか挙げてみましょう。

「天は自ら助くる者を助く」
「あなたから行動、神から祝福」
「天助自助者」
「独立独歩」

意味は「自分自信の努力によって(運を引き寄せ)幸運(思わぬ幸運も含む)を得る」です。
幸運な出合いやツキなどは自分の信念による行動が呼び寄せてくれるものなのです。

ご紹介した言葉が生まれた国はみな違います。
ですが、それらが表す「真理」は一つなのです。

出典:柴田武、谷川俊太郎、矢川澄子編『世界ことわざ大事典』(大修館書店)

探し物①

「今、必要」と思ったとき、必要な物がすぐに出てこない、或いはみつからない、そんなことがよくありますね。


長い間会っていない人の電話番号やアドレスを記してあった古い手帳、何かの本に載っていたあの印象深い文章、切り取った資料、等々。
探し物をするのはめんどうな作業です。

でも、探し物がどうしても見つからないとき、逆にこんなことを考えてみてはどうでしょうか。


「探し物をしているうち、幸運にも、もっともっと必要なものを見つけ出すかもしれない」

意外にも、これから必要とされるかもしれない本や資料や記録、等々がみつかったりすることがあります。

そう考えれば、「失敗」だって何かの意味付けをできます。昔から「成功は失敗のもと」なんて云われていますからね。


人生にはいろいろなことがあります。悲しいことや辛いことや苦しいことがあって、絶体絶命の境地に陥ったりすることだってあります。
そんなとき、よほど精神修行が出来ていない限り、もしくは単純でない限り、悩んだり、迷ったり、危機感で頭がいっぱいになります。


そんなときこそ、
「ちょっと待てよ、これは何かの意味があるかも知れない。その意味を「探すことは楽しみだ」と考えてはみてはいかがでしょうか?

何かを探しているとき、
予期しなかった幸運を探す能力や才能を「セレンディピティ」と呼ぶそうです。

執筆Taka



因果の法則

「因果の法則」についてもう少し考えてみましょう。


因果の法則は、思ったこと(「思考」)を「行動」に移したときに成り立ちます。
ところが、思ったことが直接結果に現れ心が引き起こしたことも因果の法則だと説く考え方があります。
それは、「行動を伴う因果の法則」に対して、「行動を伴わない因果の法則」です。
但し、その考え方はわかるのですが、解釈の仕方によっては誤解を生じさせることがあるかもしれません。

つまり、心の動きも因果の法則の域に入れてしまうと「目の前に起こる現象すべてはあなたの考え方次第、すなわちあなたの責任、よってあなたが悪い」となってしまいます。

それを前提にして前向きな方法として「プラス思考で潜在意識をポジティブにする考え方」へと発展するわけです。

それもまたわかるのですが、問題は、潜在意識を変えれば結果が変ることを100%理解できていても、「辛い時、苦しい時、逆境にいるときに、はい、それではポジティブにものごとを考え直しましょう」と簡単に頭を切り替えられるでしょうか。

そんなときのプラス思考は反対に逆作用してしまうかもしれません。
よって、「あなたはネガティブな考え方をしている」となって、どうどうめぐりです。


さて、お話しの次元を変えます。
辛い時、苦しいとき、逆境にいるときに、逆作用しないで逆作用したような結果になることもあります。
ちょっと分かりにくい言い方をしました。
つまり、辛い時、苦しい時、逆境にいるときに思った「願いごと」に対して、一時的には更に結果が悪くなってしまうが、それが功をなして二次的結果が良くなるときもあるということです。


例えば、お金に困ったときお金が欲しいと願いごとをすると、さらに予想外の出来事が起こって、不運にも破綻してしまうことになってしまうと、「それはあなたの責任でしょう」と責められることになるでしょう。
ところがそんなときにも、発明、発見、若しくは自分の才能もしくは自分が心からやりたかったことを再認識して、お金持ちになることだってあるかもしれないのです。


お金のことだけでなく、最悪の逆境を経て最良の恋人に出合うことだってあるかもしれないのです。
一番お金がないときに、世界旅行をして、お金で買えない財産をいっぱい手に入れることだってあるかもしれません。


「財産」とは、貝(お金)を生む才能と教えてもらったことがあります。

要は結果をそのときそのときの事象で見るのではなく、「ものごとを大局で見る考え方」がいまこそ必要とされているのです。


4月5日、説話社から出版される「未来の魔法のランプ」はそのような観点で生まれた物語です。


執筆:It

シンクロニシティ(Synchronicity)

「シンクロニシティ」について、もう少しお話しをしましょう。


シンクロニシティは、スイスの精神科医・心理学者のカール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung / 1875年 ~1961年)が提唱した概念で、因果関係のない「共時性」という法則です。
例えば、ケーキを食べたいと思ったとき、お店に行ってケーキを買えばとうぜん食べられます。これは「行動を伴う因果関係」です。
ところが、友人が訪ねてきて偶然にもお土産がケーキだったとしたら、これは因果関係のない「意味ある偶然の一致としての共時性」、すなわち「シンクロニシティ」となります。


いまでは、たいていのセルフヘルプの本(自己啓発本、精神世界本)には、大なり小なりこのことが書かれていますから、珍しい言葉ではないかもしれません。
しかし、セルフヘルプの本には、このシンクロニシティ「心の動きが伴う共時性」も含めて因果の法則として語られている本もありますから、ちょっと気を付けなければなりません。
それを中途半端に解釈してしまうと、人の失敗や苦しみを外から見て「すべての原因はおまえにある!」と教示する人達が出てきます。


「未来の魔法のランプ」は、「すべての原因はおまえにある!だから責任はおまえにある!」そんなこと言われてしまう人々を救いたいと願った本でもあります。


この「未来の魔法のランプ」は、けっして難しい本でなく、頁数は少なく、重さも軽く、物語の進展をまわりくどくせず軽快にしました。
生きるか死ぬか、切羽詰まって辛くて苦しいとき、分厚くて難しくて一字一句解釈していかなければならないような本は、読みたくないものです。

でも、「未来の魔法のランプ」は、内容をとても「深く」つくりました。もちろんそれを決めるのはこれからお読みいただく読者のかたがたです。


その「未来の魔法のランプ」は、ある日突然、天からの教示か、あるいは突然の思いつきか、・・・は別として、共著者ふたりの長い間の願いによって本気で描くことになり、幾人ものかたがたの力強い関わりによって本の発売に向けて進展しています。


おそらく、説話社と編集者の高木さんと「意味ある偶然の出会い」がなければ、この実現はなかったかもしれません。


未来の魔法のランプ

執筆:It

制作ウラ話

『未来の魔法のランプ』のキーワードの一つに、「シンクロニシティ:Synchronicity/共時性」が挙げられます。

本を作るということは数多くの人が同じ一つの目標に向かって協働していくことです。
当然、打合せも数多く行いました。
この本を作り始めようとした頃のお話です。
「今回は『未来の魔法のランプ』のイメージを共有しましょう」
そういって編集者が取り出した本を見て著者の池田さんは驚きました。
「その本、私も持ってきました!」
そういってバッグから同じ本を取り出しました。
テーブルの上に並べられた持ち主の違う同じ本。
たんなる「偶然」ではなく、「意味ある偶然」。
これこそまさにシンクロニシティなのです。
大切なことは「その時、自分がどうしたいか」を強く思い、行動したことなのでしょう。
皆さんも体験されたことがあるであろう「何か不思議なこと」や「たまたまの出来事」は、決して降って湧いたものではなく、「呼び寄せた」ものに違いありません。
『未来の魔法のランプ』はそれを皆さんにお伝えしたいと考えて作り上げたのです。

ちなみに、二人が取り出した同じ本は↓のものです。

鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法のルール/野口 嘉則

¥1,000
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豆知識③アリババと40人の盗賊

ランプを手に入れたアラブの国、ヨルダン(ヨルダン・ハシミテ王国)のアカバの港町で撮った写真を再び眺めていると少し驚いたことがありました。食事をしたときの写真があるのですが、よく見ると、お店やメニューに「アリババレストラン」と書いてあったのです。いまごろはじめて気付きました。




未来の魔法のランプ



未来の魔法のランプ





世界中で有名な物語「アラジンと魔法のランプ」が、昔のアラビアの伝説・民話など民間説話集「アラビアンナイト」のアラビア語の原書にはなかったという説を書くことが当初のテーマだったのですが、同じく誰もが知っている物語「アリババと40人の盗賊」もアラビア語の原書にはなかったということを付け加えることにしました。

「アラジンと魔法のランプ」と「アリババと40人の盗賊」は、「アラビアンナイト」が18世紀にフランス語に翻訳されて一躍ヨーロッパに広がったときに登場したらしいのです。


「アラビアンナイト」は、「千と一夜の物語」のことで「千夜一夜物語」、分かり易くすれば「1001夜の物語」ということになります。現存する最古の写本は「千夜物語」となっているらしく、幾多もの変遷を経て19世紀に1001夜分がまとめられて出版されたそうです。




この経緯を知り、甚だ勝手な推測ではありますが、「アラジンと魔法のランプ」や「アリババと40人の盗賊」のように、「魔法」「ロマン」「宝物」「冒険」などのエンタテインメント性ある要素を説話集のなかに加えることによってヒットを狙ったのでしょうか?・・・。




いずれにしても、今では世界中でたいへん有名になった物語ですし、少なくとも世界中の人々に多くの夢を与え続けてくれていることは事実です。

なにぶん説話ですから原書になくともどこかにあったお話しかもしれませんね。




執筆:It

イフリータのラフスケッチ(その4)

中国のお話が出てきてびっくりした方もいるのではないでしょうか。そんな中国におけるバラのお話です。

古来より中国では長寿や富貴、出世に繁栄栄華といった願望を図案に表すことが多かったようです。
いわゆる、「おめでたい絵」ですね。
西洋の諸国でバラが高貴なモチーフとして多用されているように、中国でも「バラ(薔薇/「そうび」と読みます)」は尊いものとされています。
中国古代の詩人は、春風に吹かれて揺れる薔薇を、笑みをたたえた美人のようだと賞賛し、美の象徴としました。洋の東西を問わず、バラには美のイメージが投影されているというのは非常に興味深いのではないでしょうか。
また、愛でるだけでなく、漢の時代には目と歯の薬としても用いられていたようです。
現在でもアロマとして愛用されている方が多いのではないでしょうか。
ちなみに、中国で「バラ」類を総称するのは「マイカイ」で、「薔薇」と書くのは「月季(「げっき」と読みます)」を表しています。

出典:李祖定編・山村敏江訳注・黒門監修『中国伝統吉祥図案』(説話社)、王敏・梅本重一編『中国シンボル・イメージ図典』(東京堂出版)


未来の魔法のランプ-イフリータのラフスケッチ(8)
中国伝統吉祥図案/李祖定

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中国シンボル・イメージ図典/著者不明

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