豆知識③アリババと40人の盗賊
ランプを手に入れたアラブの国、ヨルダン(ヨルダン・ハシミテ王国)のアカバの港町で撮った写真を再び眺めていると少し驚いたことがありました。食事をしたときの写真があるのですが、よく見ると、お店やメニューに「アリババレストラン」と書いてあったのです。いまごろはじめて気付きました。
世界中で有名な物語「アラジンと魔法のランプ」が、昔のアラビアの伝説・民話など民間説話集「アラビアンナイト」のアラビア語の原書にはなかったという説を書くことが当初のテーマだったのですが、同じく誰もが知っている物語「アリババと40人の盗賊」もアラビア語の原書にはなかったということを付け加えることにしました。
「アラジンと魔法のランプ」と「アリババと40人の盗賊」は、「アラビアンナイト」が18世紀にフランス語に翻訳されて一躍ヨーロッパに広がったときに登場したらしいのです。
「アラビアンナイト」は、「千と一夜の物語」のことで「千夜一夜物語」、分かり易くすれば「1001夜の物語」ということになります。現存する最古の写本は「千夜物語」となっているらしく、幾多もの変遷を経て19世紀に1001夜分がまとめられて出版されたそうです。
この経緯を知り、甚だ勝手な推測ではありますが、「アラジンと魔法のランプ」や「アリババと40人の盗賊」のように、「魔法」「ロマン」「宝物」「冒険」などのエンタテインメント性ある要素を説話集のなかに加えることによってヒットを狙ったのでしょうか?・・・。
いずれにしても、今では世界中でたいへん有名になった物語ですし、少なくとも世界中の人々に多くの夢を与え続けてくれていることは事実です。
なにぶん説話ですから原書になくともどこかにあったお話しかもしれませんね。
執筆:It

