セレンディップ(Serendip)の国④
「セレンディピティ(serendipity)」の由来をもういちど。
この一番最初の語源は、現、スリランカ民主社会主義共和国の主要領土である、セイロン島(Ceylon)を、紀元前5世紀、最初の王朝の初代王が「シンハ・ディーパ(Shinha Deepa)」=「ライオンの島」と名付けたのがそのはじまりです。その後、インド洋で交易するアラブ商人が、その名を「セレンディープ」と呼んでいたそうです。
例えば、私たちが知っている中東のヨルダンを、現地で「ヨルダン」と呼んでも通じません、現地では「ジョルダン」と呼ぶからです。同じように「シンハ・ディーパ」が「セレンディープ」になって、今では「セレンディップ」になってしまったのですね…‽‽‽。
セレンディピティ(serendipity)は、
寓話「セレンディップの三王子」を元に18世紀、イギリスで生まれた造語で、「何かを探しているとき、予期しなかった別の価値あるものを見つける能力や才能」という意味です。現在では、科学分野の研究においても、失敗から予期しない成功を作りだした事例としてこの言葉が使われています。
さて、イギリスで生まれた造語ならばちょっとおかしいのではないか?
16世紀以降、ヨーロッパでは「セイラーン」や「セイロン」と呼んでいたのだから、「セレンディップの三王子」は「セイロンの三王子」となるわけで、生まれる造語は「セイロンティ」、じゃないの?と、つまらない冗談を言ってしまいます。
実は、「セレンディプの三王子は」ペルシャに伝わる寓話だったからなのです。
執筆Taka