平井やすひこ "ブログふのせ” -3ページ目

平井やすひこ "ブログふのせ”

政治の責任、未来への実行力。
  前に動かします!行動します!  

 今日、山口市で自民党の政経セミナーに参加してきました。

 毎年、秋に行われますが、今年は後援会活動が忙しいこともあり、欠席しようと思ったのですが、講演会の講師が「三浦瑠麗さん」と聞き、これは是非お会いしなければと参加しました。

 三浦瑠麗さんは、私が5年前から注目している方で、最近になってメディアにもよく出ていらっしゃいます。

 5年前に、「シビリアンの戦争」という本に出会い、「あ、なるほど!」と言うような鋭い視点に感動し、その後も出版される本は殆ど読んできました。

 今日も期待に違わぬ講演でした。やや難解な部分もありましたが、「安全保障について自民党は中国との距離感で考え、立民党はアメリカとの距離感で考えている。」であるとか、トランプ大統領に関する大統領選中の取材に基づく、批判ではないその事実に関する説明、日本における政軍関係に関する教育がなされていない事の問題提起など、非常に面白い話を聞くことができました。

 他にも紹介したい話はいくつもあったのですが、悲しいかな文字に起こすほど鮮明な記憶として残っておりません。しかし、様々な事象に対する曖昧さを廃した視点は、素晴らしいと思いますし、私自身もそうしたものの見方ができるよう努めていきたいと思います。

 まだ30代後半という年齢で、大臣を含む7人の国会議員の先生を前に堂々としたご講演、今後ますます注目すべき人物です。

 なお、申し添えておきますと、三浦瑠麗さんは極端に右傾化した人ではありませんし、自民党べったりの方でもありません。ただ、高村正彦副総裁との共著もあり、そうした関係もあって講演されたのではと推察しています。

 

 私が、市議会で所属しています会派、政友クラブ(4名)では、連合会派を組んでいますリベラル柳井(1名)と、政務活動費を使いって、先進市の視察に行ってきました。その内容について、報告します。なお、柳井市議会の政務活動費は、4月1日における会派所属議員数に、月額5千円を乗じた額が会派に支給されますが、今年度は12月までが議員任期のため、9か月分の支給となりました。つまり、一人当たり総額4万5千円です(足りない場合が想定されますので、毎月積み立てをしています)。

 また、昨年度までの会派視察の報告は、私の後援会報誌「ふのせ通信」に掲載しています。

 今年度の調査研究項目は、次の3点です。

・市立小学校における放課後学習支援(神奈川県大和市)

・公契約条例(千葉県野田市)

・ふるさと納税(茨城県石岡市)

 特に関心を持って臨んだ放課後学習支援の内容等を中心に報告します。

 

◎放課後寺子屋やまと(放課後学習支援)

=内容=

【きっかけ】平成25年度の全国学力・学習状況調査の結果で、小学校の基礎的学力・学習習慣に課題があったため

【目的】私立小学校に通う児童が、放課後の学習支援を受けることにより、「わかる喜びやできる喜び」を体得する中で学習習慣を身に付けるとともに基礎学力の定着を図る。

【内容】①対象;市立小学校19校の1~6年生(H28年度は1日平均で33名が参加)②開催状況;各学校で決めた教室で寺子屋を開催、週3日、授業終了後~17時(冬場は16時30分)国語や算数を中心とした教科(宿題やプリント)③寺子屋の先生;寺子屋コーディネーター(校長・教頭・総括教諭のOB等)各校1名、学習指導員(教員免許有資格者)各校3名、学習支援ボランティア(地域住民、教員志望の学生等)④年間事業費;84,653千円(H28年度)⑤児童クラブ等とも連携(寺子屋終了後に児童クラブも可能とした)

【成果】・不登校の児童の登校のきっかけに ・学習習慣が身についてきている ・市内での学力の地域間格差が小さくなり、ボトムアップしてきている ・上の学年の勉強をしたいという意欲的な子も出てきた ・保護者からの評価も高く、近隣の市町からも関心を持たれている

=感想=

○教育にお金を出すことは、将来への投資という事で大変良い事である(400万円/校が妥当かどうかは別)。

○貧困の連鎖を断ち切るためにも、低学年のうちから学習習慣を身に付けることは意義深い。

○柳井市にそのまま導入することはできないが、少なくなった子供たちの間で、大きく学力の差が生まれることのないように、ホローできる体制も必要ではないかと考える(実態をよく踏まえた上で)

 

◎公契約条例

市が行う事業において、契約の条件として最低賃金を規定する条例を制定(61の職種に分けて細かく決定)。工事その他に携わる人々の収入まで考えた施策。都道府県別の最低賃金が年々上がっていく中で、優位性を保つことが難しい職種もある。

 

◎ふるさと納税

「石岡市ふるさと応援寄付金」と銘打つなど、目的を明確にした取組みとしている(返礼品目的にならないように)。寄付者からの支援を継続するために、返礼品のお得度の魅力だけではなく、「より深く返礼品の魅力を知ってもらう」、「寄付金の活用を公開し応援したくなる」、「生産者の顔が見える」ような情報を発信している。総務省の指導にも対応

 

 

 

 8月17日、光市で山口県下の市議会議員が集まって研修会が開催されました。

 その中で、次の2件の講演がありました。

1.講師;産業カウンセラー 野田雅士 先生

  演題;「ハラスメント問題への対応」

2.講師;元総務大臣 片山善博 先生

  演題;地方創生戦略の検証と議会の役割

 

 こうした研修等に参加した場合、できるだけポジティブな感想を述べるように心掛けていますし、特に人の悪口になるような発言は避けたいと思っています。しかし、今回だけは少し言わせて頂きたい。

 

 最初の講師の方は、心理学の面からの組織論がご専門のようで、その中のハラスメントの部分だけを切り取って講演されたのではと思います。全体の話をされた方が良かったのではと感じました。主催者は、なぜ今、議員に向かってハラスメントの研修なのでしょうか。光市議会で少々問題となっているためでしょうか。私は、こうした議員の資質に係わるようなことを、皆で集まって勉強会をする事には疑問を持ちます。何か、私たちはレベルの低い人間ですと公言しているのと同じような気がします。こうした研修は、底辺に合わせたものではなく、もっと市政や議員にとって役に立つようなものにするべきだと考えます。

 

 2件目の片山先生の講演には、がっかりしました。全く建設的な話はありませんでした。終始、現状の批判ばかりです。それも、目新しいものは何もなく、どこかでよく聞くような話ばかりでした。これが、知事をやり総務大臣をやった人なのかという気がしました。更に言えば、同じように民間から総務大臣になった増田さんや、現鳥取県知事の批判をする。本当に情けなくなりました。

 そして、最後は話の成り行きから周南市を小ばかにしたような形で終わりとなりました。皆さん、どう思われますか。

 

 主催者である市議会議長会は、名前で判断せず、よくどんな講演をされるのかを調査して、講師を選んでいただきたいものです。

 

 閉会中の付託調査事項について協議するため、各常任委員会が開催されました。

 2日が総務文教、3日が建設経済、今日4日が私が所属しています厚生常任委員会でした。

 所属以外の委員会についても、委員外議員として出席させて頂きました。全ての他の委員会にも出席していたのは、議員1回生の4人だけだったようです。普通は、もう少し多いのですが・・・。

 総務文教では、行財政改革に関する実績報告が主な議題でした。 様々な質問が委員の方からありましたが、どうも行財政改革大綱行動計画そのものの体系(報告書の最初に記載)を把握していない質問もあったようです。

 私の感想としては、もう少し評価の仕方を考え、将来の施策のエヴィデンスとして使えるものにする必要があるように感じました。この事は、行財政改革だけでなく全ての施策、事業について考えていかなければならないと考えています。12月の選挙で良い結果をだし、2期目では私の取組みの中心の1つに置いてやっていきたいと思います。

 建設経済では、「金魚ちょうちん祭り」を含め観光が中心でした。観光命の委員さんから、様々なアイデアが出されていましたが、議員が協議する事なのかなと、やや首をかしげる部分もありました。

 私は、3年以上前、観光について宮本倫明氏を迎えてのワークショップで、稼ぐ観光協会の話、また一歩踏み出す人物の大切さの話などが頭に残っています。観光には、何か他市にはない新しい工夫が必要ではないでしょうか。ちなみに、今読もうとしている本は「イノベーションを起こす組織」です。

 厚生常任委員会では、やはり2件の不祥事に関する説明、質疑が中心となりました。

 内容については、新聞報道等で市民の皆さんもご存知の事と思います。私は、それぞれの案件について、次の様な提案・要望をしました。

 市税徴収嘱託員の公金横領については、公金の取扱いマニュアルを整備することと、郵便局に勤めた経験から借金の有無と犯罪発生の関係に注意を払うことを求めました。

 介護保険料督促状の誤送付については、このような市民の皆さんに迷惑をお掛けする事務ミスの陰には、軽微な事務ミスが多くあるはずであることを指摘し、そうした軽微な事務ミスも職場全体で共有し、ミスの軽減に努めるよう要望しました。また、事務ミスの発生率等を数値化してみてはどうかと言う提案もしました。

 次の委員会は、9月議会の休会中に行われます。しっかり、協議し実りあるものにしたいと考えます。

 

 毎年、この時期に周防大島町、上関町、平生町、柳井市の1市3町の議会議員が合同で研修会を行っています。

 今年は、山口県知事の村岡さんに来ていただき、”「活力みなぎる山口県」の実現に向けて”という演題でご講演頂きました。今、山口県が取り組んでいる様々な事業について、分かり易く且つ熱く説明されました。人口減少、少子高齢化が進む中で、何とか山口県に活力をもたらしたいという気持ちが、ヒシヒシと伝わってくる素晴らしいご講演でした。少し残念だったのは、どの取組みも、どこかの自治体で実施している、または似たようなもので、山口県の独自性に少し欠けているような気がしました。

 翻って我柳井市も、他の市町とはちょっと違った、特徴のあるそして夢のある、再生柳井を可能とするような取り組みを考えていかなければとの思いを強くしました。

 講演会資料の一部を掲載します。