遅くなりましたが、11月13日~15日で会派視察に行ってきましたので報告します。
今回の視察で訪問した図書館は次の3か所です。
長野県 塩尻市立図書館
長野県 小布施町立図書館
埼玉県 三郷市立早稲田図書館
【視察の目的】
塩尻市立図書館は、複合施設である市民交流センター(えんぱーく)内に主要施設として建設されていて、柳井市の場合と類似しています。ここでは、図書館の運営状況だけでなく建物の造りにも関心を持ち参考になる点等について調査することを目的としました。
小布施町立図書館(まちとしょテラソ)は、様々なところで素晴らしい図書館として紹介されています。年間に100万人の観光客が訪れる町の中の図書館が、観光面も含めてどのように機能しているかを知ることを目的として訪問しました。
三郷市は、「日本一の読書のまち宣言」を平成25年に議決され、「日本一の読書のまち三郷推進計画」を策定して読書活動の推進に取り組まれています。当市において新しい図書館が複合施設として建設され、建物の斬新さ等が注目されたとしても、図書館はやはり読書というものがその中心にあるはずです。三郷市では、読書活動の活性化に焦点を合わせた取り組みをどのように進められているかを知る目的で視察に伺いました。
【視察を終えて】
「図書館運営で大切なのは、人である。」
「図書館は、最も多くの住民が利用する公共施設である。」
塩尻市立図書館館長さんが語られた言葉の一端です。こうした言葉に大きくうなずきながら、パワーポイントによる説明、館内見学を通して、図書館の持つ魅力や可能性を痛感させられ、柳井市での図書館建設に大きな希望を抱かせる視察となりました。
今回の視察は、3市町の図書館を訪問しましたが、それぞれ得るものも多くあり非常に有意義であったと考えています。得られた知見は、各議員が今後の柳商跡地利用の議論等の中で十分生かしていくことができるものと確信しています。
複合図書館は、建設することが目的ではありません。如何に使っていくか、如何に進化させていくかが重要です。そのためには、そこで働く人たちは勿論の事、更にはそこに集う人たちの力が大切であり必要です。突き詰めれば、市が図書館に関して(文教地区全体も含めて)どのようなフィロソフィを持ち、どのようなポリシーで運営していくのかが問われるのではないでしょうか。その事を強く思わされた今回の視察でした。
<写真も沢山取ってきましたが、ここでは冊子に紹介された塩尻図書館の様子を掲載します。>