大日連山に行ってきましたー
・・・
と言っても、
これもまた9月のこと。
ブログがなかなか追いつきませんわ(汗)
最近はブログを書く気力もイマイチで
困ってますのん
さあて。
大日連山とはなんぞや?
と、思ったそこのアータ♪
ちっと知ったかぶりして言いますとですね
立山連峰の剣御前小舎から連なる大日尾根にある、
山の総称だわよ(→結局地図見ないとよくわからんかも)
総称というのは
奥大日・中大日・大日岳と、早乙女岳・前大日岳です。
でも「早乙女岳」と「前大日岳」には登山道がついてないので
一般ハイカーは行けませんのよ。たぶんね・・・。
なので今回歩いてきたのは題名どーり、
「奥大日岳」と「中大日岳」と「大日岳」ざんす。
ここに行くには室堂平からか、大日平からか、
なんですが。
だいたいは室堂平から入って雷鳥沢なんかでテントを張ってから
奥大日岳までピストンで訪れる方が多いかと思います
(なのでその場合は中大日岳と大日岳は行かないことが多い)
んが。
あたしゃーどーしても称名滝っつーもんを
一回見てみたいいいいいいいい!(→どんだけ)
と、思ってましたので、
今回は称名滝から(つまり大日平から)入りましてん
なんで称名滝を見たかったかといえば・・・
実にミーハーなんですが・・・
前にテレビで山岳写真家の西田省三さんが
まさに今回私達が歩いた場所を含め、
立山周辺のこの奥大日辺りをドローンで撮影するという
番組がありましたの。
それを見たまめふみは心底感動いたしまして、
「いつかきっと、この奥大日とやらに
行ってみたいぞおおおお(←)!!」と2人して
固く拳を天に突き上げたのでした(→大袈裟)
その時、西田さん撮影隊はもちろん称名滝も
あのドローンで撮ったのですが
ドローンゆえに、上からも下からも、
遠くからも近くからもものすごい迫力で
その美しさに「ひえ〜」とノックアウトでした
なので、の称名滝・・・・。
とゆーわけで
毎度どーでもいい長い前置きでした(すみません)
今回は富山まで深夜バスで行き
そっから電鉄富山に乗っかってトコトコと立山に。
着いたわよ〜
そっからまたバスでブイーンと
称名滝まで移動しました
この日予報では朝には雨がやんでいるということでしたが
まだポチポチと降ってました
「まーそのうちやむでしょ♪」と言って
とりあえず、上だけレインを羽織って出発
歩き出したら間もなく
結構降ってきたとゆー・・・・(なんでえええ!)
称名滝を見る展望台の直前に
屋根のある場所があったのでそこで上下レインに着替え、
おまけに穴だらけの(→構造上ね)トレランシューズだった私は
靴下を防水靴下に履き替えましたよね(泣)
笑えるほど降ってました(天気予報は〜〜〜?)
なのでずっと夢見ていた
あの「西田さん撮影隊」の撮った華やかな称名滝ではなく
私達の観た称名滝は結構、
渋い滝でした・・・↓
「あ〜・・・(これね)」と2人で眺めながら(笑)
残念でしたが、それなりでした泣
今頃なら滝の左右が紅葉に彩られ、
それはそれは美しいのではと・・・(妄想)
まっちろ〜!
上の方が見えないので高さもイマイチだった
想像の翼を広げて見上げてみるが・・・・
だけどこんなにもまっちろで雨なのに
滝の下を流れる称名川はとても美しい色でした
ここから一向にやむ気配のない天気のまま
「大日岳登山口」に移動します
登山口あったー(なんか急登っぽい・・・)
予想通り
急でした(やっぱりね・・・)
道も梯子もだいたいこんな角度
が、ずっと続いた後
「牛の首」って辺りから木道で平和な道に↓
植物たちが赤い実をつけたり
ほんの少し色づいていたりとちょっとずつ、秋の気配がありました
にしてもや。
やまんなあ・・・(天気予報〜!)
晴れてたらこの前にはどんな風景が広がってるのかなあ
(絶対ステキなはず!)
と思いながらポクポク歩いてたら
意味不明な格好ですが
ここは晴れていればきっと
だ〜ん!と、弥陀ヶ原が見えちゃったりして
「うあ〜!か〜んど〜う!」とか
言っちゃったりする所ではないかしら
そう、ここはラムサール条約に登録されている湿地よ!
西田さんがここをドローンで撮っていてものすごく感動したのよね〜
さっきから「西田さんのを見て訪れた」ものが、
一向〜に見えない気がするのは気のせいでしょうか・・・・
なんて言ってる間に雨も小雨になり
目の前に「大日平山荘」が現れました
もう雨も大丈夫かと思われたので上だけ脱ぎました
そしてお腹すいたのでコロッケパン食べながら歩きます
そしたら!
木道の先に、すってき〜な風景が!
ピャー♪一面の秋色!
草紅葉が広がっていましたー!(手にコロッケパン・・・)
予想外だったのでこれにはウキウキ♪
↑可愛かったやつ(名前わからず)
思わぬ光景にウッキウキになって歩いてましたら
ツルッっっっっっ!
と、こけましてん
はい、木道で。
よくあるやつ。
人の話では聞いていたけど。
そして腕の内側とお尻の上の方を強く打って
あまりの痛さに声が出ず、
おまけに痛すぎてすぐには立ち上がれず
寝転んでました
なので後ろを歩いていたまめさんが私に追いついた時
「え?え?え?なに寝とんの???」
「どしたの?」と仰向けに寝てる私を不思議そうに見ました
「こ、こけてん・・・い痛いいいい!」と言うのが
やっとでした
そんでゆっくり立ち上がり、
ちょっと先の水たまりみたいな所でとりあえず
しっかり握りしめてたコロッケパンをまめに
「ちょっと持っといて」と渡して
腕の傷と泥を洗いました
洗い流した後
「ありがとう」と手を出してコロッケパンを受け取り
砂がついてないかチェックして「よし!食べられるな」
とほっとしました(←)
その後も微妙に斜めってる木道を歩いたり
ちょっと寒くなってきたのでまた上を来たりして
もう今日は上までこのまんまの天気やなー
と諦めながら歩きました
ら。
ちょっと、空が。
ちょっとだけ明るくなってきたー
お?
およよよ?
と思ってるうちに急激にピカーン!
と晴れてきましてん
おおお!
そしてみるみるうちに暑くなってきて
またレイン上下を脱いで(忙しいわ)
また急になった岩場の登山道を登りあげます
そして途中の沢で水を汲みます
(背中見えとる)
今回は「大日小屋」に小屋泊りなのですが
ネットで見た情報で「水場はなし」「テン場なし」
と書かれていました
そして
「水は宿泊者は無料、宿泊者以外寸志、ペットボトルの水は500ml¥300」
と書かれていました
いつもテント泊の私達は予約したにもかかわらず今回も「自炊」でお願いしたので
「小屋泊」という意識がなく、
自分たちが「宿泊者」に該当するのを忘れていました
ので・・・・
前回の針ノ木雪渓の時と同様、互いに水をパンパンに汲んで(各3.5ℓ)
(→私はいつも通りワイン750mlも)まだまだ続く急登を
エッサホイサと登り上げましたよ
帰ってから小屋情報をよく読むと更に
「水は1km 下の沢からポンプアップしてます」と書いていました
徒労に終わったかもですが
水は小屋にとっても貴重なので良かったと思おう・・・
すっかり青空!
ずっしり重くなったザックで登ります
そしてついに
最高の青空の中、目の先に小屋が現れました〜
青空じゃなかったらたぶん見えてなかった小屋
(日差しがすごくて慌ててヤケーヌ着用)
いえええええい
そして振り返るとそこに
立山連峰〜
この時、今更で気づいたのですが
前週にはこの立山を挟んで向こう側の針木岳稜線をず〜っと歩いていたのです!
今週は立山を挟んでこちら側の稜線をず〜っと歩きます。
すごい〜♪と、2人でウキウキ能天気夫婦
おまけに急激に回復したこの天気!
しかもこのタイミング!最高か〜
そして、着きましたー!
いい感じの小屋です
(→泊まった後の印象は「すごくいい感じの小屋!」でした)
この小屋の前からは
「晴れていれば剣岳が見えます」と書いていたんですが
さあどうでしょう・・・・
って。
ヤバイ・・・・
「見えます」どころやなかった・・・・
見てこれ↓
えええええええ
嘘でしょ・・・ってくらい。
すごい。
さっきあのタイミングで晴れてくれたからこそのこの光景・・・
本当に見事で感動です
一旦小屋に荷物を置いて、
歩いて20分の「大日岳」へ行くことに。
「大日岳」
大日岳に向かう道すがら右手にはずっと剣岳が・・・(贅沢すぎる!)
稜線を歩くまめさんが影に^^
振り返ってみたら・・・・
ヤバイヤバイヤバイイイイイ!!!
すっご・・・・
小屋のすぐ後ろが「中大日岳」。
その先に進んで左奥の大きいのが「奥大日岳」。
明日、あの稜線を歩きます^^
何度も振り返っちゃうよね・・・
そして!
『大日岳』登頂〜^^♪
ここからの景色は言わずもがな『最高』としか・・・
本当に素晴らしかったです
暫く腰掛けてゆっくりこの景色を堪能しましたよ
山頂は貸し切り、という贅沢。
暫くしたら小屋泊りのソロの男性がこられたので
交代で小屋に戻りました
下りながら正面にこの光景って・・・ため息もの。
どこかスイスとか、
外国の山にいるみたいな錯覚に・・・。
左前方の奥を見ると
くっきりはっきりと立山室堂が見え、これまた感動です
小屋に戻り夕食前の1番のお楽しみタイム^^。
今晩は目の前に超贅沢な光景が広がりいつも以上に最高
と言ってもだんだん日差しのある場所が少なくなっていったので
この後はイソイソと小屋の中へ。
ちょっと先に星ガラスちゃんが遊んでました^^
受付で小屋の説明を聞いてる時に
「小屋の食堂は、もちろん使って頂いて結構ですよ」と
言われた時、実は大袈裟なくらいに「えええ」
「いいんですか!」と驚いてしまいました(恥)
すっかりテント泊の習慣がついて
小屋はブルジョワな方達のみが利用出来る「特別な場所」
という存在になってました
ちょっとドキドキしながら
小屋の食堂に入ります・・・
つづく