そろそろ雪山へ。
ということで
いつも足慣らしは八ヶ岳の「天狗岳」。
スタートはおなじみの「渋の湯」から。
いつものおばちゃん、今年も寒空の中、つっかけで小走りして案内してくれました^^
チェーンスパイクで出発
体感的に気温はいつもより随分高めでした
樹林帯を歩く時も途中からフリースなしでも歩けるくらい。
自分の冬用ストックが壊れてしまい注文中なので
今日はまめさんのストックを一本借りました。
黒百合ヒュッテでお手洗いをお借りして
パンを補給し、チェーンからアイゼンに履き替え
ストックからピッケルへ替えてゴーグル装着。
一連のお決まりのルーティーンです^^
お天気はとてもいい
まずは中山峠まで樹林の中を歩き
そこから少し登りあげると
今年も見事な白いおっぱいと会えました^^
左が東天狗。右が西天狗。
車で向かっている時からわかっていたけど、
今年はまだ雪がとても少ない・・・
とりあえず一発目のこの登りは
雪が多かろうと少なかろうとキツイ↓
少し登ると蓼科山までズドーンと眺めがいい
にしても
雪が少なすぎて、ちょっと歩きにくくさえある
この辺りで前方を見ると
既に西天狗へアタックしてる方が大勢いるのが見てとれる
東から西への稜線も今日は風もなさそうだ
雪が少なくて岩が剥き出しになっている箇所も多く
アイゼンをつけている足では本当に歩きにくい。
プラス、
この日は珍しく風がなく(微風)、気温が高いせいなのか
鼻息が荒いせいなのか、私のゴーグルだけ曇る
去年新調したばかりなのでゴーグルのせいとは思えない。
たぶん装着の仕方がなにかマズイのだろうとは思うのですが。
それをまめさんに何度も見てもらって付け直すのですがどうしても、曇る・・・
これは不快な上に危険。サングラスに替えてみるが
サングラスさえ曇るという、どうしようもないことになり
岩の露出度の多い道といいゴーグルの曇りといい不快度がマックスで
私の機嫌は徐々に悪くなる
不機嫌極まりないので山頂に着いても嬉しいなんて気持ちもなく
「撮るよー♪」とまめさんが言っても
ゴーグルを睨みつけてる始末
途中でまめさんが自分のゴーグルと取り替えてくれて
それをつけてみたけど
まめさんは曇らないのにやっぱり私がつけると曇る・・・
ゴーグル、投げ飛ばしてやりたくなりましたよね(やらんけど)
下山後二人で原因を色々考えていたんですが
ウエアの着方ではないかということに。
ちょっと今後、検討してみます
「つけるのやめな」と言われたけど
意地でつけてるめんどくさい人↓
視界が極度に悪い(当たり前)
雪山の絶景が台無しです(この後、すぐ外しました)
それにしても条件の良い日でつくづくよかったです
西天狗に向かいます
すれ違う人は皆、満面の笑顔で
「今日はいいですねえ〜♪」
「最高ですねえ〜♪」と、皆さん心から口にしていました
が
あたしゃーそうでもなかった(だわな)
「そうですねえ〜♪最高ですねええ♪」
とは答えてはいるものの
内心は「個人的にはそうでもありません」でした
雪は湿気を含んでおり重い感じ。
いい雪質ではなかったけどまあ安全ちゃー安全なので
歩行に気を使うことはなかったです
西天狗からは赤岳・中岳・阿弥陀岳の親子岳(勝手に言ってます)
がキレイに見えた
この西天狗の標識の出方をみたらどんだけ雪が少ないかわかるかと。
(厳冬期は「西天狗」という文字しか見えないくらいのことが多い)
眺めはそれなりだったが
あまり気持ちが乗らず(笑)とっととピストンで帰ります
東天狗はいつものごとく巻きます
眺めはいいが雪が少ない・・・(そればっかり)
と思っているところ。
吹雪いていても嫌だし眺めがないのは嫌なくせに。
足元がサラサラでアイゼンが効かないのは怖いくせに。
雪が少ないくらいでブーブー言うのはバチが当たる
しかし雪山始めには最高じゃないか
ゴーグルの調子が悪いことを考えればこの条件はむしろ「最高」だったと思う
ホーント、助かったよ・・・
と、振り返ってみれば心底、そう思う。
あの時の天狗岳さんに、今は心から
「ごめんなさい」と言いたい気持ち(ホントです)
なのだけど
この岩だらけはやっぱり今思い返してもちょっと、
不機嫌になる・・・(笑)↓
歩きにくいっちゅーねん
樹林帯に入ってご機嫌戻ります
黒百合ヒュッテで、出発の時の行動の「巻き戻し」をして
パンを食べながら寛いでいましたら
あるパーティが仲間同士でお誕生日会をしていて盛り上がっていた
そのパーティーがまたお誕生日会とは別の盛り上がり方をしていたので
ふと見ると
ななな
なんと。
あのTJARで4連覇を果たした望月将吾さんが
お友達といらしていて、それに気づいたパーティーが
望月さんと順番に写真を撮らせてもらっていたのでした
うぎゃー。
ハグまでしてもらってる!
男性の方も、「男なんですけど僕もハグしてもらっていいですか!」
とコーフンしていた(そしてハグしてもらっていた笑)
うあー
いいなあ〜
アタシも一緒に撮ってもらいたい・・・
でもあんなにたくさんの人と写真撮った後では
お声がけしても、面倒くさいだろうなあ・・・
と、お声がけを遠慮してました
まめさんも同じ気持ちだったみたいで
目で追ってましたが(→怪しい笑)遠慮して、
諦めて下山しようとしていたのです
そこへふと、望月さんがこちらに歩いて来られたので
私が「あ。あ。あ。あわわわ・・」と言ったら
まめさんが「望月さん」と、声をかけてくれました
(サンキュー!まめさん!!)
で、勇気を絞って(まめさんが)
「写真を撮ってもらってもいいですか」と
言ってくれました
そしたら望月さん
「え・・・自分なんかでいいんですか」と。
クー。いい人。いい人。いい人おおお〜〜!
ありがとうございます!!!
嬉しくて嬉しくて。
うまく言葉に表せないのですが
望月さん、ちょっとしたことでわかるんですが
本当に気遣いのある、優しいお人柄なのがわかるんです。
まめさんとかなり気分高揚して
帰宅した後、すぐに録画して撮っておいた(既に何度か観てるやつ)TJARの番組を
またウキウキと見返しました
今までとは違った目線で見てしまうよね
お酒を飲みながら見てたのもあり
もう気分は親戚。
「やっぱ将吾はいいねええ〜」なんて言っちゃったりして
(→実際会ったら口が裂けても言えん)
こちらと一緒に写真を撮ってくれた後
更に他のパーティーにも呼び止められ
にこやかに応じられてました↓
大人気。
下山は望月さんの話で盛り上がりながら
ルンルンと滑るように降りました。
超ご機嫌ですよ(ゴーグルつけんでいいし)
帰りはまめさんが前から行ってみたいと言っていた
諏訪南インターの手前にある
「ハルピンラーメン」へ。
想像していたのと違って(→何を想像してたw)
意外に(→失礼)美味しかった!
リピしてもいいなあと思いました
そしてお隣にある「たまごや工房」さんで
自分達用のお土産買いました
今日辺りからの寒波到来で各所の山も雪がドッと多くなり
様子が一変することと思います。
気を引き締めていきたいと思います
ふ