先日ようやく雪山を歩いてきました^^
4年前に撤退した、
北アルプスの「焼岳」です
4年前の記事↓
今回も同じように「中の湯温泉旅館」泊で
「スノーシュープラン」にしました。
1日目はバスで新宿→松本。
松本駅で旅館の送迎バスにて
中の湯温泉旅館へと向かいます
初日はまったり温泉に入って寛ぐだけ♪
お部屋はシンプル
窓の外は雪景色
早速、温泉に浸かった後
お部屋でビールを飲んで寛ぎます。
その後食堂でお食事を。
ビールを飲んでしまっていたので「大雪渓」の熱燗を頂きました^^
岩魚の塩焼き。
頭と尻尾以外は骨までキレイに頂きましたよ
食後はまた温泉で体を温めてから
お部屋で二次会♪
エビのスコーンがなにげにマイブーム・・・
持参したウイスキーも飲んで
喋りまくって、ハイ就寝
今回は朝食をおにぎり弁当に変更しました
前回は朝食を優雅に食べてから出発して
その上にスノーシューで膝丈のラッセルでした。
帰りの送迎バスの時間に間に合わせるため
途中撤退をしたのでした
今回はそれもあって
美味しかった記憶の朝食は・・・我慢w
前日と当日の朝に雪の感じを下見して
今回はスノーシューよりアイゼンの方がいいだろうと判断して
アイゼンでスタート。
結果的に終始、スノーシューは利用しませんでした。
(そして今年はやはり、雪の量も少ないですね)
スタートからほぼ、登り。
登っている時は「キツイね〜」と言いながらも
間違いないお天気になりそうなことが嬉しく、
黙々と登っていました
だけど下山してくる時は
「よくこんな急な所登ったよね」
と改めて驚いていました^^;
登り上げていくうちに後ろの山肌に
朝のオレンジの光が当たり始め
時折立ち止まっては
「キレイねえ〜」と眺めました
急・・・
でもキレイ・・・♪
貴重な平らな道は朝方はまだ誰も歩いておらず、
もふもふしていました^^
(4年前は膝丈のノートレースだった)
光の入り始めた樹林帯は静かで気品に満ち溢れ、
小鳥のさえずりが澄んだ空気の中に響いています
所々以前の記憶をたぐり寄せながら
歩いていると…ふと目線を感じます
笑
こういうの、好きだなあ
ニッコリしちゃう
「おはよー!」と元気に挨拶しました
この日は下山を開始する頃に
ようやく2組のカップルが登り上げてきただけで
ずっと二人だけの貸し切りでした(贅沢!)
自分達の前に誰も歩いていないとはいえ
4年前と違って樹林帯の中はちゃんとした「道」が
出来ており、歩きやすかったです
そして「広場」に出たら目の前に
ど〜ん!と焼岳が現れます
わかってはいたけど…とりあえず「ウヒョー!」と声は出るw
そして、何より!最高の天気!
(使っている写真はもちろん、なんの修正もなしです)
素晴らしい青と白の世界!
そして北アルプスならではの山々が次々と顔を現します♪
明神、穂高方面もバッチリ!
広場で一旦平らになりましたがすぐに山頂へ向けて激登り
ここからは先ほどまでの樹林帯とは違って
足元の雪がバフバフになり足首上までの雪を押し込みながら進みます
それでもなんとかスノーシューを使わずに行けるかなと
この先でスノーシューをデポしてから先に進みました
が、途中からその「足首上くらい」の高さの雪でも
ノートレースだとしんどくて、
二人で前後を交替しながら歩きます
本当にちょっとのことなのですが
「ノートレース」というのは劇的に疲労度が増しますね
後ろを歩いている時は前でまめさんが足形を作ってくれるので
まめさんが一生懸命10歩、歩いてつけた跡を
ワタシは秒でサクサク進めます笑
もちろん逆でもおそらくそうだったと思いますyo
なので下山時にカップルが登ってきた時は
自分達のつけたトレースを利用しており、
「いいよなあ〜」と二人して思ったのでした
だけど一番乗りだからこその嬉しさもあるのも確か!
ちょっとくらい苦労した方が
山頂での景色がより有難いものだもんね♪
ちょっと休憩。後ろに聳え立つ霞ヶ岳がかっこいい!
あまりに周囲が絶景なので
しんどいながらもキョロキョロしながら登ってました(笑)
苦労してますww↓
翌日まめさんはこの登りが原因でお尻の下が筋肉痛だったようです^^
(私は最後の方はほぼまめさんにお願いしたのでならなかった)
そうそう!
前回はこの上の写真の、ちょっと過ぎた辺りで撤退したのでした。
あの時はガスも上がってきていてこんな青空ではありませんでした
(それでもとっても満足だったのを覚えています)
コルから登り上げて稜線へ
稜線に乗った辺りで、私はピッケルに持ち替えました
持ち替えなくても(ストックのままで)行けるかもと
一瞬迷いましたが
なんとなく斜度や諸々考えると
私には、その方がいいと思ったのです
雪山での「面倒だから」はなし、
と自分に強く言い聞かせています
基本がめんどくさがりやなので
強く言い聞かせないとダメなのです
山頂直下の岩場
鼻水拭いてます(言わんでええ)
背後の神々しいまでの乗鞍岳を見て鼻血がでたのではなく
あくまで、鼻水です(再度言わんでええ)
かっけえええ〜♪
岩場の間、間に、所々穴があいておりギョッとする
踏みどころ間違えたらと無駄に豊かな想像力が働く
右下に穴🕳!
そして山頂に辿り着き、
真正面、いや・・・360度広がる絶景に感無量!
かーーーーっ!なんじゃ〜こりゃ〜!
まさに全見え。
御嶽山、白山も見えていましたよ
写っていませんが、
北峰からシューーーーー!と吹き上がる噴煙の音がすごかったです
肉眼でも勢いよく立ち上る煙(ガス?)がはっきり見えていました。
音もかなり大きな音がしていてちょっと怖かったです;
4年前には見られなかった山頂からの景色、
最高の形で眺めることができました!
ゆっくり景色を堪能したらそろそろ下山。
下山時も正面にこの景色ですよ もう最高
しかし登り急だったところは
当たり前ですが下山も急なんですね・・・
登りの時と違って下山時は、
登りに使った足跡を使わない方が、降りやすい。
ひたすらにバフンバフン、
バフン、バフン、と下ります
スノーシューをデポした所まで戻ってきました^^
ここでまたピッケル→ストックに替えて
グーグーなるお腹を満たす為にコンビニパンをムシャムシャ。
こんな絶景の中だからこそ、
食べられたコンビニパンでした(どういう意味 w)
パンはやっぱり「セブン」派です(今回ファミマだった・・・)
大きな羽を広げたような霞沢岳に見守られながら、さらに下山
広場で振り返って、焼岳の見納め(ありがと〜う!)
再び樹林帯の中を下ります
途中で山にニッコリマーク作成中
下山してくる後の人達がニッコリできますように。
にっこり。
「しかしこんな急登、よく登ったよね」
と何度となく、二人で言いながらひたすらに
ひたすらに、下りました
雪の下が氷になっているのか地面が急な上に硬くて、
この下山で今、ワタシは腰を痛めています・・・オヨヨ(泣)
硬そうに見えませんがね・・・
林道はショートカットしで降りて、
中の湯温泉旅館にゴーーーールっ!
やたーー^^!!!
スノーシュープラン(→使わんかったけどw)は、
この後温泉を無料で利用できるのでゆっくり堪能させてもらいました
(こちらも貸し切りでした♪ラッキー♪)
そして今回はバスの時間まで全然余裕だったので
フロントでビールを買いロビーでまったりタイムも堪能。
ロビーは目の前に霞沢岳と明神岳がバーンと見えて最高
望遠鏡も置いてあり、
小鳥用の巣箱に向けて置いてるので覗いてみると・・・
丸々したコガラちゃんが一生懸命食べていました(宿の人ヒマワリの種を用意してます)
預かってもらっていた荷物のパッキングもゆっくりと出来て
14:45、無料送迎バスで松本行きのバス停まで送ってもらいました
そこから「あづさ」で八王子まで(もちろん車中は宴会)。
自宅でも打ち上げをしました〜(翌日は互いに仕事)
4年前は山頂には行けませんでしたが
スノーシューを理想的な条件の雪質で楽しめ
大満足でした
そして今回はスノーシューを楽しむには雪質がイマイチで
終始アイゼン。
そのおかげで山頂まで時間の余裕を持っていくことが出来た上
山頂からの眺めも最高。お天気も最高。
それぞれ全く違う条件下での焼岳を楽しめ
大満足です
感謝感謝の一日でした
ふ