犬猫って歯石が付きやすくて
歯周病になりやすいんよ。
高齢になると歯周病じゃない子
の方が少なくなって
ほとんどの子が歯周病になってる。
ほんでもって高齢になると
他の病気にもなりやすくなるのさ。
糖尿病や副腎、甲状腺などの
内分泌疾患、心臓病、腎臓病
がんなどにもなりやすくなるよね。
病気になると歯周病が
いろいろ影響するのさ。
人では、外科手術をする前や
抗癌剤治療をする前に
歯周病治療や虫歯の治療を
済ませておくことが大事とされてる。
そのぐらい歯周病は影響するのさ。
動物でも抗癌剤治療を開始する
前に歯石除去や歯周病治療を
してから
抗癌剤治療をすることが多く
なってる。
抗癌剤治療を行うと好中球数が
下がって敗血症になりやすく
なるんだけど
歯周病から細菌が感染するのさ。
歯周病から細菌が感染すると
敗血症になって全身状態が
悪くなることがあるから
抗癌剤治療をする前に
歯周病治療をしておくことが
大切になってる。
免疫疾患の治療の時も
免疫抑制剤を使うから
免疫が抑制されることで
細菌感染しやすくなる。
歯周病があるとそこから細菌が
侵入して内臓に感染しやすく
なってしまうのさ。
外科手術する時に気管チューブ
って言うのを口から気管に入れて
呼吸管理するんだけど
気管チューブを入れる時に
気管チューブに口腔内の細菌が
ついちゃって
気管チューブと一緒に気管に
細菌が入って肺炎を起こす
こともあるんよ。
口腔内の悪玉菌は腸内細菌にも
影響を与えるのさ。
歯周病になってる子は
腸内細菌の悪玉が多いことが
わかってる。
歯はホントに大事
歯石除去は麻酔をかけなきゃ
いけないから抵抗ある飼主さん
が多いよね。
かなりひどい歯周病になっても
そのままにしてる。
歯磨きは子犬、子猫の時から
訓練しないと難しいけど
訓練しても難しいよね。
うちの猫も1日2回の歯磨きは大変。
人だってあんなに毎日歯磨き
してるのに歯石がついたり
歯周病になったりするから
1日1回も歯磨きできない
犬猫はそれは歯周病になるわ。
歯磨きができないなら
やっぱり麻酔をかけての
歯石除去が必要になるんよ。
高齢になって麻酔をかけられなく
なる前に歯石除去をしておくことを
おすすめする。
それでもやっぱり麻酔は怖いよね。笑
今日もありがとう
人間より動物好きの獣医
シワ神シワ男
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犬猫の歯に関する話
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