動物が終末期になった時に
枯れるように眠るように
穏やかに安らかに
旅立つためには
積極的な治療はせず
何もしないことになるけど
それってめちゃくちゃ難しい。
弱っていく我が子を
何もせず看取っていくと
言うのは大変だよね。
心配だし、不安だし
なんかしてあげたいし
ホントに何もしなくても
いいのか？
なんかしてあげたらよく
なるんじゃないかと
思っちゃう。
（これうちの猫の終末期の時）
点滴したり、注射したり
入院したり、薬飲ませたり
流動食を飲ませたりすれば
よくなるかもしれない。
よくなるのであれば多少
イヤがってもした方がいい。
回復が見込めず
難しい状況なんであれば
薬飲ませたり
流動食を飲ませたりして
動物が自分で食べたり飲んだり
するならしてもいいと思うけど
頑なに拒否したり
イヤがったりするなら
動物の意思を尊重しても
いいと思うのさ。
動物の意思を尊重することは
動物を信じることだと思う。
動物が本来持っている生きる力。
それを信じる。
何もしないで動物に任せる。
動物の好きなようにさせて
あげると言うのは
動物を信じることだと
ぼくは思う。
決して諦めるわけでもなく
放任主義でもなく
飼育放棄でもなく
最期まで飼主として責任を
持って見届けることは
動物の意思を尊重し
動物の尊厳を認め
動物を信じること
なんじゃないかと思うのさ。
これは自分との葛藤に
なるけどね。笑
動物のためと言いながら
自分が心配で不安で
たまらないので
自分の心配や不安を解消
するために動物に何か
したくなる。
子供が心配で「あーしろ」
「こーしろ」「あれダメ」「これダメ」
と言いたくなるのと同じ。
この子なら大丈夫と信じること。
動物も子供も同じだね。
言うのは簡単だけど
実際にできるかと言われたら
ぼくはなかなか難しい。笑
自分の心配と不安と向き合って
「心配、不安なのは自分なんだ」
「自分が心配で不安でたまらない
だけなんだ」
と自分を理解して、認めて
自分の気持ちに耳を傾け
自分自身を癒してあげる。
動物への心配や不安は
そんな修行のようなことになる。
動物を信じるってなっかなか
ハードル高っ！笑
今日もありがとう
人間より動物好きの獣医
シワ神シワ男
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